http://www.asyura2.com/11/genpatu8/msg/570.html
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この記事、実は昨日(3日)の夜に受信していたのですが、暗澹とした気持ちになってしまって。さっき英語圏のリストに転送した途端にウェブメールをはじめ接続もおかしくなり、全部閉めてトラッキング・クッキーを追い出してまた立ち上げなおしたところ。今日、そこにリンクがつけられていたビデオを見て、多分ケムトレイルからと思われる何かにやられて工合が悪いのですが、急いで訳しました。
お伝えするのも心苦しいのですが、イラクの先天性異常で無脳症の赤ちゃんを撮ったときの森住卓さんの「伝えなければ」という思いでアップします。まずはビデオですが、
このバズビー教授、私も出向いた2003年ハンブルグでのウラニウム兵器国際会議でもスピーカーとして来ていた方です。ロシア・トゥデイのインタビューに答える映像をご覧ください(下に和訳)。
ロシア・トゥデイ(以下RT): 日本の福島原発ですが、付近の海水の放射能レベルは通常の3,500倍以上にもなっており、近くの土の中から放射性物質もみつかっていて、日本政府も事態は深刻で、予測できないと述べています。作業員たちは原子炉を冷却させることに成功しておらず、チェルノブイリ以来の最悪の事態となっていますが、そうではないという者もいて、チェルノブイリとの比較などお話戴くのは欧州放射能危機委員会のクリス・バズビー教授です。
最初から私たちは主要なメディアの報道で、チェルノブイリのようにはならないといった話を聞かされてきましたが、あなたは違うとおっしゃっている。それは何故ですか?
クリス・バズビー(以下CB): 私は最初からチェルノブイリ級の災害であると言っています。何故なら最初の爆発を見たときに、原子炉の圧力容器に大きな問題があるとわかっていたから。今、やはりそうだったとわかってきて少なくともひとつは壊れて燃料がそこら中に行っている。チェルノブイリと同程度の惨事だというのは明らかで、ある意味ではこれはチェルノブイリよりずっと悪い事態です。何故かというと周辺に多くの住民がいるからで、100km圏内に300万、200km圏内だと更に700万の人々がいる。IAEAによると、そうした地域への放射能汚染は1平方メートルに付き1メガベクレルだという。これは相当な量で、1平方メートルの土地に毎秒100万回の壊変ということで、チェルノブイリで爆発した地域の倍はあるのです。相当数の死者が、癌になる人が出ます。
RT: 公式発表では、大した爆発は起きていないし原子炉は皆、一応大丈夫だということでしたが、違うんですね?
CB: あの爆発のビデオを見た人なら「大した爆発は起きていない」などと言うはずがないし、
RT: :でもそれは核爆発ではなくて水素爆発なので
CB: チェルノブイリの爆発も水素が爆発したのですから同じことです。あれが水素爆発だったかどうかの疑問はありますが。また、あなたや他の多くの人々が見過ごしている点は、無数の使用済み核燃料があの原子炉の上に積まれていたということで、爆発があったときにそれらは飛び散っていて溶融に繋がっているでしょう。昨日急に溶け出したわけじゃない。最初から起こっていたことだと思います。
RT: これは最悪のシナリオですか? 今よりひどくなると? チェルノブイリでは気の毒に、清掃作業をしなければならなかった人たちは清掃人と呼ばれた。あれから25年経った今、日本でも多くの人々が命を賭けている。過去から学べることはないんでしょうか?
CB: 残念ながら、何も出来ないと思います。あのような高放射能のなかではロボットは使い物にならない。それはチェルノブイリでわかったことです。チェルノブイリでは高額の費用をドイツに払って燃料を取り出すためにロボットを取り寄せたのですが、すぐにお払い箱だった。高放射能下では電気が機能しないから。よって人間がやるしかない。しかし不運なことに人間がやったところで、そんなに出来ることはない。今やSFのシナリオのようです。これは日本にとって、本当に最悪の事態です。でもまだ残りの世界にとってはそこまでひどくはないと思います。幸いなことに、次の陸地までの間に大きな太平洋という隔たりがあるので。とは言っても、つい2、3時間前の情報でカリフォルニアでの数値が上がっていると報告されていますが。
RT: 大きな人口を抱えた東京はどうなるのでしょうか?
CB: 私の手元には、東京南部でも放射性物質の増加が見られるというデータがあります。ですから大きな人口を抱える東京と、それに隣接した原発に近い方の地域でも核種への被爆が広がっているということです。一番の問題はガンマ線の探知機に出る核種ではなく、アルファ線を出すプルトニウムやウラニウムです。これらは不可視ですし、調べられていない。また彼等はきちんと事実を私たちに伝えていないと言わざるを得ない。最初からちゃんと教えてもらっていない。これはチェルノブイリでも同じでした。チェルノブイリとの比較で、この点も同じです。中々本当のことが出てこず、その分人々は振り回されている。
RT: 原子力産業にとってはどれほどの痛手になるでしょうか? まだ判断するのは早すぎるでしょうか?
CB: 原子力産業はこれで終わりと思いたいですが、私が見る限り日本の東北はおしまいでしょう。彼等は何を為すことも出来ないし、立ち入り禁止区域は膨大で、費用も異常なほどかかるでしょう。だから原子力産業はおしまいです。しかし正直なところ、チェルノブイリのあと起きたことは大きな隠蔽で、国際的な原子力ロビーの健康被害に関する隠蔽があった。それがやっと最近になって、少なくとも100万人の人が亡くなったということが調査の結果わかってきた。それでもまだ原子力産業の連中は「少数の作業員が死んだだけで、何も問題はない。若干の子供たちが甲状腺癌になったけれども、治療すれば治る」という途方もない嘘をついている。このケース(日本)でも、同様の嘘がたくさん出てくると思うので、みんな注意が必要です。
RT: 欧州放射能危機委員会の科学担当幹事、クリス・バズビー教授、ありがとうございました。
(和訳終わり)
そして、「低レベル放射能キャンペーン」のサイトに載った文章。
最後の「ICRP方式による予測部分」がどうも理解できないので、そこは省きます。誰か関係者から説明を受けられれば、あとでこのページに書き足しますので、ご了承ください。
2011年4月1日(金)
2061年までに、福島から200km圏内で被爆した人の41万7,000人が癌になるとの予測
http://llrc.org/
(↑は3月31日の米国西海岸でのベータ線モニターの図)
IAEAと日本の公式なデータを基に、欧州放射能危機委員会(ECRR)の科学担当幹事クリス・バズビー教授がふたつの方式で試算を出した。同教授はそれらの結果を、ICRPモデルから引き出された見積もりと比較している。
トンデル方式はスウェーデン北方のマーティン・トンデルによる研究に基づいたもので、これはチェルノブイリの10年後の癌の発症を調べたもの。土地の様々な汚染レベルで区分けし、1平方メートルの地表につき放射性降下物質が100キロベクレルごとに癌が11%増加したことを突き止めた。バズビー教授はこれを、IAEAが平均で1平方メートル当たり600キロベクレルと報告した原子炉から100キロ圏内に当てはめた。この330万人が居住する100キロ圏内では事故以前の発生率より66%の増加が今後10年で予測される。これは福島の事故による被爆で2012年から2021年までに10万3,329人が余計に癌を発症することを意味する。トンデル方式を福島から100キロから200キロの間の輪っか状のの地域に当てはめると、人口は780万人だが降下物質の濃度は低くなるので、2021年までに12万894人が余計に癌になると予測される。居住者が他地域へ避難しないものとした場合、トンデル方式による予測の合計は10年で22万4,223人の増加となる。
二番目の方式は生物システムのなかで様々な核種が異なった動きをするというECRRの指摘に重きを置いたものだ。これによると、0から100km圏内では19万1,986人が余計に癌になり、その先の輪っか状地帯では22万4,623人が発症すると予測される。多分この内の半数は最初の10年に出て、残りは10年から50年後の間に出るだろう。居住者が他地域へ避難しないものとした場合、この二番目の方式による予測の合計は41万6,619人で、その内20万8,310人が最初の10年に発症するだろう。よって、ふたつの方式の示す値はかなり近いと言える。
(和訳、ここまで)
全方式による予測やデータのPDFファイルはここに
http://llrc.org/fukushima/fukushimariskcalc.pdf
また、
バズビー教授、メディアのお気に入り、ウェイド・アリスンとジョージ・モンビオや他の「専門家」を分析
http://counterpunch.org/busby03282011.html
という記事では、9/11や温暖化人為説でも明らかに工作員としか思われない発言を繰り返していたジョージ・モンビオが、バズビーから内部被爆と外部被爆の話などをしっかり聞いておきながら、それらを無視したいい加減な記事を書いていることを暴いています。
私を追放したTUP速報のボランティアでロンドン在住のF女史も、モンビオが大層お気に入りでした。彼を批判した私を敵視して不当追放した側についていましたが、事実を見ないどころか、知っていながらわざと伝えない選択をしたジャーナリストはジャーナリストとは言えません。御用学者ども同様、腐敗の極みですね。
さて今後ですが、なんとか脱出できる方はなるべく遠くへ避難してください。そして先にも書いた、長崎の医師が勧めていた伝統的な日本食を摂ることや、もし発病しても既成の「ボラれて殺される」だけの癌治療は受けずに代替治療で治癒を目指しましょう。
(↑は東京大空襲・戦災資料センター前のひまわりと少女の像)
日本よ、頑張ってくれ!
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- 補足>Re: 2061年までに、福島から200km圏内で被爆した人の41万7,000人が癌になるとの予測 千早@オーストラリア 2011/4/05 10:10:38
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