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シリーズ 原発の深層 第5部 やらせの背景A なぜ知事をかばう
「しんぶん赤旗」 2011.12.16 日刊紙 1面
佐賀県選挙管理委員会は11月25日、同選管に届け出た政治団体の2010年分の政治資金収支報告書を公表しました。それによると古川康知事の資金管理団体「康友会」の10年分収入額は約3900万円。その7割を占めるのが2回開いた政治資金集めパーティーによる収入2623万円です。
あっせんまで
東京都渋谷区内で催した「古川康激励会」では514人にパーティー券を売り、1925万円を集めました。政治資金規正法では購入額が20万円を超えなければ、収支報告書に名前を,記載しなくてもすみます。古川知事のパーティーも購入者の実態は不透明です。
ところが九州電力が、パーティー券を購入したうえ、グループ会社などにも購入を働きかけていたことが、地元紙の報道で明るみに出ました。
知事のためにパーティー券のあっせんまでするとは…。購入を働きかけた企業について九電は「個別具体的に答えられない」(広報担当)といいますが、両者の親密な関係が浮かび上がってきます。
九電は、この古川知事の「発言がやらせ投稿に決定的影響を与えた」とした、第三者委員会の最終報告書を認めようとしません。
玄海原発2、3号機の運転再開に向け、経済産業省が主催した佐賀県民への「説明番組」(6月26日)で、九電は社内や関係会社の社員らに運転再開支持の電子メールを番組に投稿するよう組織しました。
番組の5日前、九電の段上守副社長(当時)や佐賀支店長が知事公舎を訪ねました。その際に知事は「発電再開容認の立場からも、ネットを通じて意見や質(だんがみ)問を出してほしい」と要望。詳細な発言内容を佐賀支店長がメモにして、メールで社内に流しました。
メモの全文は、佐賀県礒会でも公表されました。しかし、古川知事は「やらせメールを要請したことはない」と否定。九電も佐賀支店長のメモが不正確だったと、身内の責任にしてまで知事をかばおうとしているのです。
九電にとって古川知事は、原発推進に理解を示す、必要不可欠な存在です。原発再稼働のためなら、社会的批判を浴びようとなりふりかまわず守るつもりなのでしょう。
構造が崩れる
福岡県の自民党関係者は「古川知事が責任を認めて辞任したら困るのは、九電だけではない」と、こう指摘します。
「原発は、建設から運営に至るまで巨大な利権構造ができている。これに産業界も政治家も乗っかって大きな恩恵を得ている。『やらせ』問題が知事の責任に波及したら、利権構造自体が崩れてしまう」
(つづく)
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