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全日本仏教会 異例の「脱原発」宣言/誰かの犠牲 もういらぬ(東京新聞「こちら特報部」
http://www.asyura2.com/11/genpatu19/msg/337.html
投稿者 gataro 日時 2011 年 12 月 14 日 13:44:09: KbIx4LOvH6Ccw
 

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全日本仏教会 異例の「脱原発」宣言
東京新聞 2011.12.11 「こちら特報部」

 全国の伝統仏教教団でつくる全日本仏教会(全日仏)が「脱原発依存」を宣言した。保守的といわれる仏教界が、国論を二分するような問題で一定の方向性を打ち出すのは異例だ。福島原発周辺の寺が避難生活を強いられる中、仏教界にとっても原発問題は切実なテーマになっている。(佐藤圭)

 ▼ 誰かの犠牲もういらぬ

 全日仏は今月一日、都内で理事会を開き、「原発によらない生き方を求めて」と題する宣言文を、採択した。八月二十五日、河野太通会長名で「二度とこのような事故を繰り返さない」との談話を発表していたが、宣言文では「原発への依存を減らし、原発によらない社会の実現を目指す」と踏み込んだ。
 戸松義晴事務総長は「即時撤廃ではないのかという批判があるかもしれないが、最終的にはすべての原発をなくしていきたい。仏教界の総意として最大限のものを出した」と説明する。


 原発事故前は、反原発運動の全国組織「原子力行政を問い直す宗教者の会」など一部を除き、仏教界が正面から原発と向き合う機会は少なかった。「時局の問題で反対、賛成どちらかに偏ったメッセージを出すのは、政教分離、政治的中立性の観点から難しい。原発についても福島事故前は、宣言や声明を出したことはない。宗教者の会などの動きが仏教界全体として共有できなかった」(戸松氏)

 ▼ 64の寺避難続く 宗派超え支援へ

 だが、原発の安全神話が崩壊した3・11以降、加盟団体では、原発を問い直す宣言や催しが相次いだ。
 「原発に依存しない社会の実現」をうたった宣言を九月に採択した臨済宗妙心寺派、原発への依存を考えるシンポジウムを十一月に開いた曹洞宗大本山永平寺(福井県永平寺町)が代表的だ。全日仏の宣言文も、これらの延長線上にある。
 全日仏では今後、衆参両院議員二百三十人が参加する「仏教懇話会」などを通じて宣言文を広めていく方針だ。
 戸松氏は「加盟団体かち要望があれば》委員会を設けるなどして具体策を検討するが、それぞれが自発的に取り組むことが基本だ」と強調する。
 仏教界としては、原発事故で故郷を追われた住職や檀信徒への支援が喫緊の課題だ。現在、警戒区域や計画的避難区域に位置する*六十四の寺が避難生活を続けている。
 全日仏では(菩提寺と連絡が取れない住民のため、十二〜十六日、両者を取り次ぐ特設ダイヤルを設ける。電話は03(5405)7676。ファクスは下四桁が7677。

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【関連サイト】

財団法人 全日本仏教会 宣言文
 ◎ 原子力発電によらない生き方を求めて

 東京電力福島第一原子力発電所事故による放射性物質の拡散により、多くの人々が住み慣れた故郷を追われ、避難生活を強いられています。避難されている人々はやり場のない怒りと見通しのつかない不安の中、苦悩の日々を過ごされています。また、乳幼児や児童をもつ多くのご家族が子どもたちへの放射線による健康被害を心配し、「いのち」に対する大きな不安の中、生活を送っています。
 広範囲に拡散した放射性物質が、日本だけでなく地球規模で自然環境、生態系に影響を与え、人間だけでなく様々な「いのち」を脅かす可能性は否めません。

 日本は原子爆弾による世界で唯一の被爆国であります。多くの人々の「いのち」が奪われ、また、一命をとりとめられた人々は現在もなお放射線による被曝で苦しんでいます。同じ過ちを人類が再び繰り返さないために、私たち日本人はその悲惨さ、苦しみをとおして「いのち」の尊さを世界の人々に伝え続けています。

 全日本仏教会は仏教精神にもとづき、一人ひとりの「いのち」が尊重される社会を築くため、世界平和の実現に取り組んでまいりました。その一方で私たちはもっと快適に、もっと便利にと欲望を拡大してきました。その利便性の追求の陰には、原子力発電所立地の人々が事故による「いのち」の不安に脅かされながら日々生活を送り、さらには負の遺産となる処理不可能な放射性廃棄物を生み出し、未来に問題を残しているという現実があります。だからこそ、私たちはこのような原発事故による「いのち」と平和な生活が脅かされるような事態をまねいたことを深く反省しなければなりません。

 私たち全日本仏教会は「いのち」を脅かす原子力発電への依存を減らし、原子力発電に依らない持続可能なエネルギーによる社会の実現を目指します。誰かの犠牲の上に成り立つ豊かさを願うのではなく、個人の幸福が人類の福祉と調和する道を選ばなければなりません。
 そして、私たちはこの問題に一人ひとりが自分の問題として向き合い、自身の生活のあり方を見直す中で、過剰な物質的欲望から脱し、足ることを知り、自然の前で謙虚である生活の実現にむけて最善を尽くし、一人ひとりの「いのち」が守られる社会を築くことを宣言いたします。

   2011(平成23)年12月1日

財団法人 全日本仏教会

*『全日本仏教会』(2011/12/1【ニュースリリース】)から
http://www.jbf.ne.jp/2011/12/post_214.html
 

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コメント
 
01. 2011年12月14日 19:42:33: YRyE4hspJA
正しい判断です。

02. 2011年12月14日 20:13:27: xFDN1rmJqA
御仏の弟子なら当然。でも、よく言ってくださいました。

03. 2011年12月14日 21:18:24: FU7LUpOluU
仏教会に続いて、これからも、いろんな団体が決意表明してくださると、心強いです。

04. 2011年12月14日 21:28:43: vtaXSg5Mqs
生臭い創価学会はどうなのか。創価学会のポチ政党・公明党を見る限りでは原発維持派のようだが。

05. 2011年12月14日 22:35:08: zjhfxnc61c
>>04 創価学会のポチ政党・公明党を見る限りでは原発維持派のようだが。

自民党の弟子ですから。


06. 2011年12月14日 23:42:36: rN1ttN06IQ
降伏の科学やネオナチ在特会は、原発推進派だ。


カルトや極右はダメだね。


07. 2011年12月15日 05:47:21: JrPYjVYQO2
全日本仏教会正しい。グリーンピースも頑張れ。
ダライラマはどうしちゃったのでしょう。

08. 2011年12月15日 10:46:24: FU7LUpOluU
>07さん

ほんとにね。
私は、ダライラマの笑顔に魅了され、講演会にも2度行きました。
でも、沖縄で基地問題についての質問を受けられた際、「(基地があることは)必ずしも悪いことではない。」みたいなお答えだったので、え?と、かすかな違和感を持った記憶があります。
その後、以下の動画などを見て、そっか、だからアメリカさんを決して悪く言わないのね、と思うようになりました。

なので、自由報道協会の記者会見でも、もしかして、「原発関連の質問には、こんな感じで・・・」と事前にレクチャーがあったりして、と変に勘ぐってしまったのです。
長く尊敬していたダライラマを、御用学者と同じ目でみたくないけれど。

ご参考まで。
*NHKドキュメンタリー『ダライラマ亡命への21日間』
http://video.search.yahoo.co.jp/search?p=%E3%83%80%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%83%9E%E4%BA%A1%E5%91%BD%E3%81%BE%E3%81%A7%E3%81%AE21%E6%97%A5%E9%96%93&tid=891ce1e64dc82a79b5cc2fa50389fd50&ei=UTF-8&rkf=2

*『ダライラマの聖なる僧衣の背後』
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2008/05/post-a893.html


09. 2011年12月15日 11:26:42: Te3cBJu7IY
ダライラマはCIAとつるんでるからダメでしょう。原発推進派ですよ。

日本仏教会は立派。こういう宗教になら信仰心が持てますね。


10. 2011年12月15日 12:58:00: MOmQ35pfqw
日本の仏教界はあたり間のことをやっている!

「もんじゅ」と命名した永平寺では原発事故後早々に
命名したことを詫びた!
仏教界でも心の改革が起こっているのでしょう

政界と財界、官僚界でも改革が必要です!


11. 2011年12月15日 14:04:37: ILBk0qWxss
当然と言えば当然すぎる宣言です。
しかし、推進してきた側の創価学会・公明党はどうするんでしょう?
福島にも、原発とは直接絡まない岩手、宮城の被災された方々にもたくさんの学会員がおられるでしょうに。

12. 2011年12月15日 14:47:05: 1laTubqZew

>「原発に依存しない社会の実現」をうたった宣言を九月に採択した臨済宗妙心寺派、原発への依存を考えるシンポジウムを十一月に開いた曹洞宗大本山永平寺(福井県永平寺町)が代表的だ。

代表的なのが禅宗である点が面白く、「空」を強調しないのは現代的だ。

でも、五蘊皆空なのだ。


13. mainau 2011年12月15日 20:30:53: GgaPs4QXWLwO2 : 85rTG3hiJk
曹洞宗大本山永平寺(福井県永平寺町)って、原発銀座の福井県にあるから、実態をある程度把握できたのではないだろうか。
原発ジプシーとか被曝労働者の墓を守っている、仏教僧侶もいるようだ。


>>>「もんじゅ」と命名した永平寺では原発事故後早々に
命名したことを詫びた!>>>
高速増殖炉なんか、悪魔の発明以外の何者でもない。
永平寺がわびるのは当然。

そもそも永平寺という曹洞宗本山のある福井県が、ここまで原発依存の原発銀座県になってしまっているのだから、永平寺も地域社会への責任を果たすべく、立場をはっきりさせたのだろう。

そもそも道元禅師は、京都の寺が権力と金力にまみれて堕落しているのを見て、京都ではなくて、わざわざ福井県の田舎に本山を作った。
でも、福井県は交付金コジキになりさがり、原発銀座になった。
この事態を放置してきた永平寺は、それなりに立場をはっきりさせる必要あり。


14. 2011年12月16日 10:01:56: CGaB34XTl
「原発要らない」は人間としての当たり前の事。

「原発を無くしたら雇用が減る」だの、「経済が冷え込む」だのとコジつけ理由で嘯く輩はなんぴとたりとも全く信用には値しない人間だ。
人命より保身、懐具合、権力、権益の方が自分にとっては魅力的であると宣言している事は明白。

基本的に電気は溜めて置けない、ですよね。
余分に造ってもしょうがない。
必要なだけ作ればいいわけですよね。
でも電気は今余っている。
何で他人の命のリスクの上にあぐらをかいてまで原発で無ければお湯は沸かせないと嘯くのか!

余っているのに、それでも原発を推進しないと経済が落ち込むなどと国民を脅しているに過ぎない。
火力発電所を休ませて原発に切り替えてきたのはただの利権にしか過ぎない。
原発とは要するにただお湯を沸かす装置、原発でなくてもお湯は沸くのだ、

夜の余力で揚水発電して昼間の発電にかえている。
(夜は下から電気で水を上に持ち上げて溜め、電気の需要が多い昼間にその水を下に落として発電する水力発電の事)
その揚水発電を隠し、企業の火力発電の力を利用もさせず、原発だけに固執する。
ガスでの発電も6ヶ月ほどですぐ出来るそうじゃないですか!

火力は燃料が高いだのガスは高いだのと嘯いているが、原発の事故で東電は全被害者の保障すら出来ないではないか!
原発を止めたら経済が落ち込むとか言っているアホがいるが、今原発事故のせいで日本全国民が被害を受け、農民も、漁民も被害を受け雇用さえも減り、輸出さえ拒まれてしまっているし、経済が原発事故の為にメタメタになっているのがまだ分らないのか!
これから何万年もの間福島は汚染され続けるだろう。

水も食料も安全なものなど手に入らなくなり息をするのもおっかない今日この頃。

この今の日本の現状は一体何がもたらしたのだ!
原発だ!

原発こそが日本経済をダメにする。


15. 2011年12月16日 20:42:30: FVgJPz52Og
創価、チベット、幸福、ユダヤ、キリスト教、3.11原発事故に対するスタンスで、すべて、邪宗教である事がはっきりした。ダライラマもローマ法王も池田大作も原発反対を言わない。

こんなに多くの人が苦しんでるのに、こいつら、全然尊敬できない。


16. 2011年12月17日 11:41:20: CGaB34XTl
>09. 2011年12月15日 11:26:42: Te3cBJu7IY さん
>ダライラマはCIAとつるんでるからダメでしょう。原発推進派ですよ。

貧しい国だからね〜、大きなキビダンゴはそりゃぁミリキ的よ。
神も仏も
貧すりゃぁ鈍する
ってことわざ本当なんだ。
金の為なら何でもするってんなら、やっぱりチベットあたりへ放射能廃棄物を持って行って大金払って埋めさせてもらった方が良かったかな?


17. 2011年12月17日 17:13:00: 6nDcmLGE3c
>>7 さん グリーンピースも宗教? 

ダライラマが日本に来る事自体、中国への牽制だ。

本当なら、仏事に専念して欲しいもんだ。哲学的に、宗教と政治は両立しない。

立場の弱いものが、メデイアを通して、政治的に利用されている。


18. 2011年12月20日 14:40:40 : XJL2YLIhEs
イラク侵略にも核にも賛成な仏教って凄いかも。まあイスラエルが代表格、って言うか権化だけど。ダライラマさんはVS中国に弱いか....合掌

19. nnnnhls 2013年12月12日 21:47:36 : tZ38gMRCXhh.Y : 5CRr4Rd4lr
[時局の問題で反対、賛成どちらかに偏ったメッセージを出すのは、政教分離、政治的中立性の観点から難しい。]

戦勝キリスト教国が異教徒の敗戦国に押し付ける無条件降伏の一つの柱が、政教分離原則です。第1次世界大戦後のトルコ、第2次大戦後の日本が好例です。他方、イタリアやドイツは敗戦国ですが、政教分離原則を押し付けられていません。

もっとも、行き過ぎた正教癒着は考え物です。第2次大戦以前の日本には、問題ある宗派が跋扈していたようです。

欧州には政党名にキリスト・・・との名称が普通に使われています。

神道も仏教も、欧米の宗派と異なっているからと言って、遠慮する必要はそれほどありません。いずれも国教とは位置づけられていないのです。


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