★阿修羅♪ > 原発・フッ素19 > 317.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
小出氏:使われなかったSPEEDIと配られなかったヨウ素剤、福島県民1589人の4カ月間推計外部被曝評価@たね蒔き 
http://www.asyura2.com/11/genpatu19/msg/317.html
投稿者 赤かぶ 日時 2011 年 12 月 14 日 00:34:19: igsppGRN/E9PQ
 

小出氏:使われなかったSPEEDIと配られなかったヨウ素剤、福島県民1589人の4カ月間推計外部被曝評価@たね蒔き
http://bochibochi-ikoka.doorblog.jp/archives/3196549.html
2011年12月13日23:21  ぼちぼちいこか。。。


20111213 たね蒔きジャーナル 京都大学原子炉実験所助教 小出裕章
http://www.youtube.com/watch?v=ke8OKkSwYGE&context=C23cfdADOEgsToPDskJl8spdtGeMU6u_DZLeUu3Z

【以下、お時間のない方のために内容を起こしています。ご参考まで】

今のニュースを聞かれて二つポイントあると思いますが、事態が水素爆発で悪化した10日後になってから、やっと総理官邸にSPEEDIのどんなふうに影響が出るかという、放射性物質がどのように拡散しているかの予測の結果が発表された。
この10日後というのは、どう見られます?

(小出氏)そんなことは有り得ません。

『有り得ません?』
どうしてですか?

(小出氏)SPEEDIというのは、チェルノブイリ原発事故の後、日本の原子力関係者がこぞって危機感を感じて、25年の歳月をかけて、100億円以上のお金を投入して、万一でも日本で事故が起きたら、即座にそれを動かして住民を守る、そのためにこそ開発されたものです。

100億円掛けて、25年かかって?

(小出氏)はい。SPEEDIの関係者は事故が起きた時から、きっと不眠不休でその計算をしていたはずですし、時々刻々計算結果が出ていたはずですし、その計算の重要性ということは、もちろん認識していたはずですし、認識していなかったといえば、もうそもそも話になりませんし、今のようなシナリオは全くあり得ません。

(平野解説員)先生、これは別の取材では、やはり首相官邸に届いていた、ところが、当時前線につめてた原子力安全保安院の院長が、菅総理に渡さなかった、或いは枝野さんに渡さなかったということまでも明らかになってるんですよね。

小出氏)それはあり得ると思いますが、それは・・・

(平野解説員)FAXが流れたということが・・・あるんですね。
FAXが流れたっていう話があるんですよね。

(小出氏)はい。要するにそれは保安院がなっていないというかですね、もともと彼らがこれまで原子力を奨めてきた張本人ですし、事故をなるべく小さく見せたいし、悲劇的なシナリオは描きたくないという思いの中で動いてしまったということかもしれませんが、いずれにしても国家としての体裁を成していません。

だって、SPEEDIのこの結果、それこそ一刻も早く知らせるために・・・

(平野解説員)一番重要ですよね。
総理の首根っこ捕まえてでも、
「ほら!こうですよ!だから今すぐこうあるべきです!」
って進言しなきゃいけないことですよね。

(小出氏)そうです。

それが、10日も経ってからだというのは、こういうふうな話が出てくるという意味ですね。本当知りたいですね。何のために10日後という話になってくるのか、そこは検証しないといけないですね。

(小出氏)そういう説明をした人たちが一体自分たちの職務というか、自分たちの責任をどう感じているのか、いたのか、聞いてみたいです。

もう一つ今のニュースのポイントとしては、安定ヨウ素剤をみなさんに飲んでもらう、配るという話がありましたが、この安定ヨウ素剤を10日も経ってから、事態が悪化したのちの10日も経ってから、安定ヨウ素剤を配ろうかというふうに原子力安全委員会が言ったという話ですね。

(小出氏)「もう手遅れだからやめよう」と言ったんですよね。当然手遅れです。

そうです。これ、本来安定ヨウ素剤は、どの段階で配るべきだったんですか?

(小出氏)放射能の雲が流れてきた、それより前です。

ということは・・・

(小出氏)もう全く意味がありません。10日後は。

はぁ・・・。
そうなんですね?
だから、水素爆発をする前に・・・

(小出氏)水素爆発をして、放射性物質が流れてくるわけですけれども、「流れるぞ」ということをSPEEDIが教えるわけですね。「そっちの方向に流れるぞ」と教えたその時に、やらなければいけません。

(平野解説員)先生、でもその時やったとしても間に合わない可能性もありますよね?

(小出氏)その可能性ももちろんあります。

(平野解説員)ですから、これ、よく言われますけれども、防災対策を義務付けてる市町村に、もうあらかじめヨウ素を配っておくべきだというのがありますよね?

(小出氏)もちろんです。住民が本当に即刻でも手に入るような状態で渡しておかなければいけませんし、一番いいのが住民一人ひとりに渡しておくのがいいのですけれども、薬物ですので、それが難しいというのであれば、本当に小さな行政単位でそれを保管して、即刻飲ませられるようにしておかなければいけない、原則としてはそうなのですけれども、国家自身がこの体たらくですから、どんなことをしてもダメですね。これは。

本当に驚くばかりの唖然とする話でございます。
それから次の話にいかせていただきます。
福島県が県民の外部被曝線量の調査結果を発表いたしました。
これは、これから全ての県民の方々を対象に調査していく、その先行地区の結果なんです。震災以降4か月間の外部被曝の累積されたものを推計したという結果なんですが、これが原発作業など放射線業務に従事していらっしゃらない一般の住民の方で見ますとね、1589人の方達の結果が出たんですが、そのうち1mSv以上の外部被曝の方が、およそ4割だそうです。
この数字をどうご覧になりますか?

(小出氏)少なすぎると思います。

ほう・・・。
それはどういう意味でしょう?

(小出氏)はい。日本の国はですね、法律を一切反故にしまして、1年間に20mSvを超えるような地域は、いわば強制避難させるということにしたわけですけれども、それを下回るような地域の人は、もう避難をさせないと決めたわけで、避難するのであれば勝手にしろ、国家は何の補償もしない、そういう戦術に出たのですね。
つまり「19.9mSvのところだって居続けていい」と言ってるわけですし、そこの4カ月居るとすれば、それだけで6mSv、7mSvになってしまうのですね。
ですから、そういう汚染範囲が広大に広がっていますし、1年間に10mSvというところも広大に広がっていますし、いったいどういう人たちを検査したのかなと私は思いますが、大変申し訳ないけれども、私、その報告書自身を見ていないので、正確には申し上げられませんが・・・。

川俣町や浪江町、飯館村など、線量の高い地域の方々の一部の方なんですけど。

(小出氏)ただ、そういう人はすぐに逃げちゃったからもう大丈夫だと、そういうことになってるんではないでしょうか?

あー、そうですね。
そういう方々もいらっしゃいますよね。

(小出氏)はい。ですから、そこに1日しか居なかったということにすれば、もちろん被ばく量は減ってしまいますけれども、そうではない、取り残されてるところにいる人々はたくさんいるわけですから、そういう人々に対する調査は、本当になされているのかなということは、私は、大変不安ですし、何かこの調査の結果はおかしいと思います。

つまり、
「4カ月、どんなふうにあなたは行動しましたか?」
というふうに、後になって聞かれてもですね、どれくらいのことが答えられるのか?って。だから、そういう非常に幅のある結果だということを、この調査の仕方は、それしかしょうがないんだっていうことを私たち判って、この結果を受け止めなければいけないわけですね。

(小出氏)そうですね。それですぐに逃げちゃった人ばっかりを集めれば、もちろん少ない結果になるわけですし・・・

そうか、そうですね。

(小出氏)どういうところに居て、いつの時点で逃げた、或いはずっと居るのかということが非常に決定的になるわけで、きちっと網羅してるのかどうかということが勝負と分けると思います。

なるほど。これは本当に詳しく見ておかなければいけない調査なんですね。

(小出氏)申し訳ありません。私は報告そのものを見ていませんので、正確には申し上げられないけれども。

今日出たばかりの結果ですので・・・

(小出氏)おかしいと思います。

私たちも詳しくもっと見るようにします。

(小出氏)はい。

今の発表されてる中では、一般住民の最高が14.5mSvで、この県民健康管理調査検討委員会、座長の山下俊一さんという方は、こうおっしゃっております。
「この値からは健康影響はないと考えられる」
いかがでしょうか?

(小出氏)<苦笑>山下さんらしいといえば山下さんらしいけれども、そんなことはありません。
どんな被曝ももちろん健康に影響があります。そして、日本に住む人というのは、1年間に1mSvしか被曝をしてはいけないと決められていたのに、わずか4カ月の間に14年、15年分の被曝をしてしまったということなわけですから、それだけを見ても途方もない被曝だと私は思うべきだと思います。

はい。ありがとうございました。

(小出氏)ありがとうございました。

【以上】


【参考記事】
外部被曝 住民最高14.5ミリ 福島県が推計値
朝日新聞社 2011年12月13日12時5分
 東京電力福島第一原発の事故による福島県民の外部被曝(ひばく)線量について、県は13日、1727人のうち、原発作業員ら放射線業務に従事していない一般住民で、最高の被曝線量は14.5ミリシーベルトと発表した。全体で最高の37ミリシーベルトは、行動パターンから原発作業員とみられる。また、18の避難行動別の被曝線量の試算結果も公表した。

 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
01. 2011年12月14日 04:35:56: OabjMou9ZU
文字起こし、どうもです。

02. 2011年12月14日 08:07:13: dcJWIfeF7s
もう、いい加減いいよ、こいつ。w
こいつは口先だけ。じつは人殺し思想の持ち主。根っからの官僚。
もう結構です。

03. 2011年12月14日 14:31:13: rWmc8odQao
「…もともと彼らがこれまで原子力を奨めてきた張本人ですし、事故をなるべく小さく見せたいし、悲劇的なシナリオは描きたくないという思いの中で動いてしまったということかもしれません…」

なんか、悪い点数をとっちゃったテストを親に見せない子どものようですな。
人間らしいと言えば人間らしいけど、国民の安全を守る者の行動としては「落第」。そのデータを見せろと言えなかった指揮官・菅、枝野氏も「落第」。

そして、最も「落第」点をとっちゃった人
http://www.youtube.com/watch?v=PuwFrNEgDTg


04. 2011年12月14日 16:05:24: XrvILyqSjP
◎講演:「原発はいらない」 小出・京大助教、小倉で17日 /福岡〖毎日新聞〗

http://mainichi.jp/area/fukuoka/news/20111213ddlk40040416000c.html


05. 2011年12月14日 16:55:48: F9tYRn53ms
こいつ、講演ばっかりして歩いてるな。w
肝心の学業のほうはどうなってるんだおー。w

06. 2011年12月15日 04:37:36: JrPYjVYQO2
05.
Not your business.

07. 2013年1月13日 13:35:20 : U509Tyakrj
05. さん、何ために学業やると思う? 東京大学の大橋教授と小出助教の議論のビデオを見てみろよ。
https://www.youtube.com/watch?v=VNYfVlrkWPc

東京大学の大橋宏忠教授は、「格納容器は壊れないし、プルトニウムは飲んでも大丈夫」と言ったんだ。 何のために研究をやっているんだろう?

大橋宏忠教授の話を聞いた多くの人々が原発は絶対安全だと騙されて、安心したおかげで、福島原発は、万が一の電源対策を怠たり、津波対策をせずに、電源車と原発の電源が合うかどうか、準備を怠ったんじゃないか?

大橋宏忠教授の話を聞いた多くの人々が原発は絶対安全だと騙されて、安心したおかげで、安定ヨウ素剤を配布せずに、多くの子供達が被曝したのではないか?

大橋宏忠教授の話を聞いた多くの人々が原発は絶対安全だと騙されて、安心したおかげで、政府もSPEEDIの結果を隠したのではないか?

大橋宏忠教授の話を聞いた多くの人々が原発は絶対安全だと騙されて、安心したおかげで、原発事故が起きて、日本の経済が壊滅したのではないか?

大橋宏忠教授の話を聞いた多くの人々が原発は絶対安全だと騙されて、安心したおかげで、福島原発事故が起きて、これからガン患者が増えるんじゃないか?

大橋宏忠教授の話を聞いた多くの人々が原発は絶対安全だと騙されて、安心したおかげで、原発を国内に50基も作り、戦争の時に外国からの攻撃に脆弱で、また原発事故の被害と国内、国外から賠償金を負うリスクが増えたんじゃないか?

もし、小出助教の話をみんながよく聞いて、原発対策を十分にやるとか、原発を作らなければ、今頃は、津波の被害だけで済んだかもしれないんだよ。まあ、後知恵かもしれないが、今となっては小出教授のように、原発は用心をしたほうが良い、リスク管理が日本は全然なっていないという教訓を得たと思う。


08. 2013年1月13日 13:51:12 : U509Tyakrj
もっとも、大橋教授だけが悪いんじゃない。日本国民が馬鹿なんだよ。日本人は、太平洋戦争の時も「我々国民は、悪い軍部に騙されていたんです」と連合国側に言った。それは、当たっているけど、間違ってもいる。たしかに、日本国民は軍部に騙されて、無謀な戦争を始めたかもしれないが、騙される方も悪い。日本は、「ベクトルを揃える」、といって、いろいろな意見を言わない傾向がある。また、疑うということが悪いことだと勘違いしている人が多い。

そもそも、「格納容器は壊れないし、プルトニウムは飲んでも大丈夫」と平気でビデオに向かって公演するイカサマ学者に騙されるくらいの低い知能しか持たない国民が問題だ。何で、こんなイカサマを言う学者が東大で教授になれるのか、不思議だ。東大の教授ならイカサマ言っても信じてしまう国民が問題だ。このビデオが英語に翻訳されて、これが東京大学の教授であることが世界中にばれたら、東大のランキングもさがるんじゃないかな。
https://www.youtube.com/watch?v=VNYfVlrkWPc


疑う人というのは、頭がいい人しかできない。科学者・技術者の第一歩は、常識を疑うことだ。疑う力がないということは、本当の意味での知的ではないということだ。つまり、日本人は、疑う力を養う教育をしていないので、本当に頭を使って考えることのできる国民が少ないということだ。疑う能力を持たない、本当に頭を使って議論したり、考えるというのは教育でもやるべきだし、そういう事を国の文化にまですることが、日本の国家を強くする事につながるのだ。


今の教育を変えても子供が大人になるまで20年かかるので、少なくとも次の20年は、イカサマや常識を疑う能力の少ない日本国民は、経済のメルトダウンとか、戦争とか、そういうリスクにも巻き込まれる可能性があるだろう。南無阿弥陀仏、ナムアミダブツ。


09. 2013年1月13日 14:07:09 : U509Tyakrj
たとえば、 2番めの投稿者も以下のように書いています。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「02. 2011年12月14日 08:07:13: dcJWIfeF7s
もう、いい加減いいよ、こいつ。w
こいつは口先だけ。じつは人殺し思想の持ち主。根っからの官僚。
もう結構です。」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
よく考えてみてください。何を根拠に「こいつは口先だけ。じつは人殺し思想の持ち主。根っからの官僚。」といっているのでしょうか?全く何の根拠も書いていません。つまり、2番めの投稿者さんは、根拠を書かずに、「こいつは、悪いやつだ」と決めつけている、洗脳しようとしているわけです。 日本語にはこういう投稿が多い。 日本の国民は物事を批判する、合理的に考える、訓練ができていない例です。

きちんと、「メカニズム」を考えずに雰囲気だけで、「何となくそう思うから」という理由で考えたり、書いたりする人が日本では多い。根拠を考えない、根拠を明示しない、というのは、「メカニズムを考える思考」を放棄しているのです。(つまり、馬鹿か、洗脳したいと思っているだけの人)日本はアジアでは先進国だと思われていますが、日本、韓国、北朝鮮、中国・・・欧米から見たら、みんな同じようなものです。

私は日本が良い国になることを願っており、原発事故を教訓に日本人がもっと自分で物事を考える、きちんと「メカニズムを考える癖」をつけて、自由に何でも議論できるような国になることを願っています。


  拍手はせず、拍手一覧を見る

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
 重複コメントは全部削除と投稿禁止設定  ずるいアクセスアップ手法は全削除と投稿禁止設定 削除対象コメントを見つけたら「管理人に報告」をお願いします。 最新投稿・コメント全文リスト
フォローアップ:

このページに返信するときは、このボタンを押してください。投稿フォームが開きます。

 

 次へ  前へ

▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > 原発・フッ素19掲示板

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。

     ▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > 原発・フッ素19掲示板

 
▲上へ       
★阿修羅♪  
この板投稿一覧