★阿修羅♪ > 原発・フッ素17 > 454.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
「安全な稼働」はどこまで可能かー無限責任にした場合に経済的に成立しない/飯田哲也
http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/454.html
投稿者 仁王像 日時 2011 年 10 月 13 日 20:30:15: jdZgmZ21Prm8E
 

(回答先: 国際級のスーパーチームをつくって、…収束をめざしすしかないのではないか('11年5月)/飯田哲也 投稿者 仁王像 日時 2011 年 10 月 13 日 20:24:03)


第二章 「安全」という神話
<「安全な稼働」はどこまで可能か>
 飯田 安全にやれば原発はまだ使えるのではないか、と思っている人は、基本的に次の三つのことを理解してはいないのではないか。
 一つに、経済的観点。東電は原子炉一基あたり1200億円の保険に入っているが(自動車でいう自賠責保険)、アメリカでは事業者の負うべき損害賠償限度はおよそ8000億円となっている。今回のような最悪規模の原発事故にあっては、基本的に原子力事業者には無限の賠償責任があると思う。しかし問題は、無限責任にした場合に、それを引き受けるような二次保険会社があるとはとても思えない。つまり、今回の原発震災のような最悪の事故も含めて無限責任の損害賠償保険のコストを考えると、そもそも経済的に成立しない。
 二つに、日本の原子力発電所がこれから急激に減っていく、という事実がある。運転開始から40年を経過した原子炉は、安全面を鑑みて順次停止されていくことになっている。
 日本の原発は一気に減っていく、その事実を前提にしたうえで、日本のエネルギー政策は考えなければならない。
 三つに、日本のエネルギーの未来は、原子力以外に、極めて有力な選択肢があるということがあまり知られていない。あたかも原子力以外には選択肢がないかのように、思わされてしまっている。

【出典】「今こそ、エネルギーシフト〜原発と自然エネルギーと私達の暮らし」飯田哲也・鎌仲ひとみ/岩波ブックレット'11年5月

 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
01. 2011年10月14日 11:01:46: sgolhP60mA
保険会社論は、全面的に賛成。
会社がないなら、経団連企業の会長・社長と閣僚と国会議員で作れと言いたい。

脱原発にエネルギーシフトを絡めるのは反対です。それでは脱原発が遅れる。
まず脱原発。火力でも良い。一番安いもの。
エネルギーシフトは、その後にゆっくり考えれば良い。
送電分離をやれば、何にシフトすべきかは電力会社が考えてくれる。


  拍手はせず、拍手一覧を見る

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
 重複コメントは全部削除と投稿禁止設定  ずるいアクセスアップ手法は全削除と投稿禁止設定 削除対象コメントを見つけたら「管理人に報告」をお願いします。 最新投稿・コメント全文リスト
フォローアップ:

 

 次へ  前へ

▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > 原発・フッ素17掲示板

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。

     ▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > 原発・フッ素17掲示板

 
▲上へ       
★阿修羅♪  
この板投稿一覧