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(回答先: 国際級のスーパーチームをつくって、…収束をめざしすしかないのではないか('11年5月)/飯田哲也 投稿者 仁王像 日時 2011 年 10 月 13 日 20:24:03)
第三章 今こそ、エネルギーシフト
<成長市場としての自然エネルギー産業>
飯田 2010年、自然エネルギーのクリーン御三家(風力、太陽光、バイオマス)の、世界での総発電量が、原子力による総発電量を追い越した。あと3〜5年で風力だけで原子力を追い抜くと試算できる。原子炉には寿命があり、原発の時代は、世界的にみても、終焉を迎えている。世界はいま、「第四の革命」と呼ばれるエネルギー革命の渦中にある。残念ながら、日本だけレースに参加できていない。
飯田 いずれにしても、この事故によって「原子力ルネッサンス」は終わった。日本では、「世界は原子力ルネッサンス」と言われていたが、実は世界の人々から見ると「ルネッサンスをやっているのは日本だけだろう」というマッチポンプだった。もともと日本の一人芝居たったのだ。
飯田 日本の場合、エネルギー政策にまったく民主主義が機能していない。経産省をはじめとする原子力ムラが方針を決め、二人羽織のようにして政治家を動かしている状況が続いてきた。
しかし、変化はある。私自身が原子力ムラを出て活動を始めた当時は、完全に蟷螂の斧だった。しかし、年を経るごとに彼らの中身の虚ろさが馬脚を現してきた。逆に市民サイドの力がついてきており、いまや市民団体の報告書のほうが政府のものよりはるかに説得力があるという状況が出現してきた。
【出典】「今こそ、エネルギーシフト〜原発と自然エネルギーと私達の暮らし」飯田哲也・鎌仲ひとみ/岩波ブックレット'11年5月
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