(回答先: ４号機爆発、燃料プール発生水素も一因か　東大など解析 投稿者 ダイナモ 日時 2011 年 9 月 14 日 21:01:24)

４号機建屋の“瓦解”についてはあれこれ書いてきたので、当該スレッドが立ってからの時間経過も考慮し新しくスレッドを立ててコメントさせていただく。

【引用】
研究チームは今回、原子炉建屋を模した鉄箱の中で、沸騰した水に放射線を当てる実験をした。すると水が分解されて水素が発生し、箱の壁際の水素濃度は爆発を起こす濃度を超えた。

【コメント】
４号機の燃料プールは、３月１４日０４：１０頃で８４度Ｃになっていたということだから、３月１１日の停電以後の温度上昇推移から、４号機建屋で最初に発生した火災（爆発？）の時点（３月１５日０６：１０頃）に“沸騰”していた可能性はあるが、沸騰が始まっていたとしてもせいぜい２〜３時間前であろう。

中性子線ほどではないが、γ線でも放射線による水分解で水素は発生するが、水蒸気のようなレベルで大量発生するわけではない。

東大のチームは公表しているのかもしれないが、報じている朝日新聞は、「原子炉建屋を模した装置で実験をしたら、発生した水素ガスが爆発を起こす濃度を超え」るために要した時間を確認して示す必要がある。

また、推定沸騰開始時刻と爆発に至る所要時間の関係で、４号機建屋の海側壁が壊れた（水素が建屋外に拡散する要素）事態が爆発に至る途中で起きているのなら、それを考慮した説明もする必要があるだろう。

子供だましのような説明で済むと考えているような実験の公表は恥ずかしい。

09. のoz33FCcPgoさんのコメント：

【引用】
沸騰水に放射線を当てると分解されて水素が出るということだが、
沸騰水型原子炉では冷却水は沸騰しており、しかも極めて強い放射線に晒されている。
どうして水素が発生しないのだろうか？

【コメント】
運転中は中性子線も出ているので、実験の条件よりも多くの水素が発生します。

そのため、原子炉圧力容器の頂部に設置したベント菅を使って主蒸気菅に水素を送り出したり、建屋にたまった水素を非常用ガス処理施設を通して排気筒から外に排出しています。

※　どうでもいいことだが、ことのついでに：

07. のUpcr4BIyn2さんは、日本語も読めないままひとを批判する悪弊を持っているようですね。
何度もしつこく書いてきましたが、４号機を爆破を決定したり実行したのは、東電はなく、日本政府と米国連邦政府機関であり米軍と自衛隊だと主張していますよ。

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