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(回答先: 震災10日後、二度目の溶融か 福島3号機、専門家指摘 (朝日新聞) 投稿者 赤かぶ 日時 2011 年 8 月 08 日 03:14:15)
炉心大半、格納容器か 各地の線量増加、根拠 福島第一原発・3号機再溶融説
朝日新聞 2011.08.08 朝刊 3面
東京電力福島第一原発3号機で、炉心の大部分が「再溶融」し、大半が原子炉圧力容器から格納容器に落下した可能性が、専門家の分析で浮かんだ。東電と政府はこれまで、溶けた炉心の大部分は圧力容器の底にあるとの立場をとり続けてきたが、根拠は「炉の状態の詳細がわからない」などとして明確な説明をしていない。▼1面参照
分析した旧日本原子力研究所の田辺文也・元研究主幹が再溶融の根拠の一つにあげるのが、福島第一原発の風下の福島第二原発や北茨城、高萩、水戸など関東で3月21日朝から放射線値が上がったことだ。
経済産業省原子力安全・保安院は当時、「上空に漂っていた放射性物質が雨で地上に落ちたため」と説明したが、再溶融で新たに原発から放出された放射性物質が風で流された可能性がある。
これに先立つ21日午前1〜3時、圧力容器の圧力が約110気圧まで急上昇。冷却不足のため圧力容器内で何らかの爆発的な現象が起こったらしい。これが再溶融の始まりとみられる。
圧力の急上昇の理由について田辺さんは、圧力容器内で固まっていた溶融物の塊が冷却不足で割れ、内部から流れ出た溶岩のような高温物質が水に触れて、大量の水蒸気を発生させた可能性をあげる。
3号機では3月21日午後と23日午後に原子炉建屋から黒っぽい煙が上がった。これは溶けた燃料が格納容器のコンクリートと触れて起きる「コア・コンクリート反応」の可能性がある。炉心溶融の後も冷却不足が続くと起こる典型的なシナリオとされる。
東電は「この時期に燃料の一部が格納容器に落ちた可能性は考えられるが、黒煙はゴムや潤滑油などへ引火したもの」と説明するが、引火の原因は説明していない。
こうした再溶融のシナリオについて、炉心溶融など原発の過酷事故の専門家で元原子力安全委員の早田邦久さんは、公表データの信用度がはっきりしていないので可能性の高さはわからないとしながらも、「説として否定できないし、そうなっていても驚きはない」と話す。
冷温停止をめざしている東電について、田辺さんは「格納容器に落ちた燃料が冷やされているか監視する手だてを、きちんと考える必要がある」と指摘している。(安田朋起)
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