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俺たちの1週間論争 〜激突!「現状容認論者」VS「現状批判論者」〜 阿修羅上における論争の一例
http://www.asyura2.com/11/genpatu12/msg/103.html
投稿者 かのう 日時 2011 年 5 月 30 日 05:06:24: Lc53LWVY1bGzA
 

普通の市民が放射線障害について、自分で考えて決断し行動する必要が迫られている。その補助資料として作った。なんかの役に立てばと思っている。


ここ(フォローアップ投稿参照)に掲載したのは、5月11日から18日にかけて以下のスレッドにおいて展開された議論を、表形式にまとめたもの。

http://www.asyura2.com/11/genpatu10/msg/771.html

スレッドのタイトルは「20ミリシーベルト問題 山下教授の論理に乗ってみる」であり、いつものように「とんでもない話だ」というコメントが列挙されるなか、「CLqmNZqXp2 氏」による

「ここで「20mSv危険」って発言している人たちに質問です。危険とする根拠は何ですか?」

というコメントがあり、これに対して、複数の人間(私を含む)が食いついたことに端を発して、延々と、1週間にわたり議論が続けられた。自ら「原発容認派」「20msv/年容認派」と言って憚らない「CLqmNZqXp2」氏は、よくある、「コピペ遁走タイプ」とは異なり、自分に向けられた質問に対し、きっちりと回答をした。

何らかの「対象」がないと、なかなか、我々の意識は焦点を結ぶことが難しい。

そういう意味では「CLqmNZqXp2 氏」氏には感謝している。

ただ、全体を通して、私自身、「CLqmNZqXp2 」氏に対し「違和感」というものがあったのは事実である。

なお、今回の議論をまとめていく過程で、遅まきながら気がついた一点についてご報告したいことがある。

それは「CLqmNZqXp2氏」が、福島とチェルノブイリのデータ比較として参照したデータについてであるが、当初、「CLqmNZqXp2氏」は福島の安全性を主張するために提出した数値が、氏の計算間違いにより一桁違っており、チェルノブイリで観測された数値を過大に算出していることが判明し、結果として「福島の現状」がチェルノブイリのそれに匹敵することを「逆に証明している」くだりがある。

項目立てとしては   

「原子力安全グループ資料にみるチェルノブイリと福島の数値比較」

それを指摘した論者は「dEVEOq0xsIさん」であるが、是非、その箇所だけでもご参照いただきたい。

また、多くの方が有益な情報を提供していただいているが、成り行き上一番年配であった私が「司会役」を担当したことによって、いただいたコメントの意味を理解できないことから必要以上に冗長な展開になったのではないかと反省している。正直今になってもまだわからない箇所がいくつもある。これを見て、俺だったらこう反論するというのがあったら是非コメントをいただきたい。それを表に追加していきたいと思う。


ここに掲載した画像データは、マイクロソフト・エクセルを使って作成されている。ただ、JPEG形式になっているので、リンクなどが起動しない。この元データをご希望の方は、以下のURLにアクセスしていただくことでダウンロードできるようにしてある。なお、ダウンロードパスワードは「0771」とする。ご自身で収集した情報を追加することでこの表を利用・強化していただければこの上ない幸せである。

http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org1674669.xls.html


なお、投稿者による恣意的な編纂を回避するために、ほとんど原文のまま掲載してあるが、一部、明らかに文言上の誤り等があった場合のみ、投稿者の判断にて修正させていただいている。ご了承賜りたい。


事態は急を要する。一刻も早い対応が必要である。この議論に参加していただいた皆様に感謝すると同時に、この議論が、現在情報収集している方のため、または、今後展開される議論の参考となることを強く望む。そして福島の皆さんの安全が一日でも早く確保されることを深く祈念する。  

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コメント
 
01. 2011年5月30日 07:33:30: O3e9iXUMGY

http://www.jca.apc.org/mihama/News/news65/news65cesium.htm


セラフィールド再処理工場による海洋汚染の実態
消えない放射能汚染−90年代半ば以降、
定常状態となっているセシウム137の濃度
セシウムの濃縮係数はセラフィールドでは最大180、
六ヶ所申請書は30=大幅な被曝の過小評価
アイルランド放射線防護研究所 報告書・データ 1982〜2001


 六ヶ所再処理工場の運転開始と、それがもたらす海洋汚染の危険が差し迫っている。六ヶ所再処理工場が動き出せば、どれほど海が汚染されるのか、その姿を実態に照らしてリアルに描き出すため、アイルランドから、20年分の報告書とデータを入手した。
 アイルランドの公的研究機関であるアイルランド放射線防護研究所(RPII:Radiological Protection Institute of Ireland)は、アイルランド周辺海域の魚介類・海草、海水、海底堆積物中の放射能濃度を、1982年以降現在まで、20年間に渡って継続的に測定している。私たちが入手したのは、このモニタリング・データをまとめた報告書『アイルランド海洋環境の放射能モニタリング※1』である。
 ニュースNo.63の記事では、放射能、特にプルトニウムがアイリッシュ海の海底堆積物中に蓄積されており、その蓄積したプルトニウムが新たな放出源となって、アイリッシュ海を汚染し続けていることを、イギリス側のデータを用いて示した。今回入手したアイルランドのデータも、イギリスのデータと同様、汚染の持続という事実を示している。そして今回はさらに、放出源から約200km離れたアイルランドでも、汚染のレベルは大幅には減少しないこと。海水から生物への濃縮係数が、六ヶ所申請書で想定されているものよりも大きいことが、新たに明らかとなった。六ヶ所再処理工場が、代表的な核種であるセシウム137を、セラフィールドと同程度放出するとすれば、魚類中のセシウム濃度は、六ヶ所近辺では現在の環境放射能レベルの100倍以上、釜石のさらに南でも、約20倍に上昇する。また、イギリスやアイルランドでの生物濃縮の実態に則せば、セシウム137の被曝線量は、六ヶ所申請書における評価の6倍となる。
※1:『アイルランド海洋環境の放射能モニタリング』として公表されているのは、1982年〜1999年までで、2000年と2001年分については、モニタリングのデータのみが公表されている。

(1)消えない放射能汚染−90年代半ば以降、定常状態となっているセシウム137の濃度
 アイルランドの人口集団全体に対する最大の被曝源となっている核種は、セラフィールド再処理工場から放出されたセシウム137である。人工放射線源からの被曝の約60%がこの放射能によるものである。RPIIはセシウム137を「支配的な核種」と位置づけ、「線量計測において、最も大きな重要性を持っている」としている。しかし、アイルランドの人々の最大の被曝源であるセシウム137の放出量は激減しているにもかかわらず、その減少度合いから期待される程には、環境中の濃度は下がっていない。依然として高い水準を維持し続けてている。
 アイルランドでの継続的なモニタリングが開始された1982年から現在(2000年)まで、セラフィールド再処理工場から海洋へと放出されるセシウム137の量は、2000兆ベクレル(Bq)から6.9兆ベクレル(Bq)へと約1/300に減少している※1。しかしその一方で、魚介類・海草中のセシウム137濃度の減少の度合いは、約1/30〜1/40程度にとどまっている。例えば、アイルランド東海岸(Clogherhead)で採取されたタラにおけるセシウム137濃度は、1982年の62.7Bq/kgから、1999年の1.78Bq/kgと、その減少度合いは、約1/35である。また、RPIIが報告書の中で「1990年代半ばから相対的に安定している」と述べているように、ここ数年間、セシウム137濃度の低下は鈍化、あるいは定常状態(平衡状態)に近づいている。放出量の減少割合に照応しない、生物中の汚染レベルの減少の鈍化、横ばい状態は、セラフィールド周辺海域で見られた現象とまったく同じである。
※1:スコットランド環境保護庁(SEPA)"Radioactivity in Food and the Environment, 2000 (RIFE-6)"


(2)堆積物中に蓄積したセシウムが新たな放出源となって海水を汚染し続けている
 魚介類・海草中のセシウム137濃度が下がらない原因は、堆積物中に蓄積したセシウムの海水への再移行が続いているからである。セラフィールドからの直接の放出ではなく、過去の放出によって堆積物中に蓄積したセシウム137が新たな放出源となり、アイリッシュ海の魚介類を汚染し続けているのである。このメカニズムも、セラフィールド周辺海域のプルトニウム汚染と同じ原理である。
 堆積物中の濃度の減少は、測定が開始された1985年以降、どの測定点でも減少幅は数分の1程度にとどまっており、同じ期間の放出量の減少度合いと比較して、その減少スピードは緩やかである。測定点によっては、濃度が上昇している場合もある。例えば、東海岸沖合(下図のN5)で採取された堆積物濃度の減少は、1985年の344Bq/kgから2000年の96.7Bq/kgと約1/4にとどまっている。東海岸のBalbrigganでは、1988年の9.9Bq/kgから2001年の11.7Bq/kgへと逆に上昇している。そして、それに照応して、海水中の濃度の減少も、数分の1〜1/10程度にとどまっている。堆積物中のセシウム137濃度が比較的不変、つまりセシウム溜まりとなり、これが海水へと移行していくことで、海水濃度を高止まりさせ、さらに、そのことによって生物中の濃度の減少を緩慢なものにしているのである。RPII報告書はこの事実を指摘し、「歴史的放出の堆積物からの再移行は、今や西アイリッシュ海からの海水中のセシウム137の重要な起源となっている」と述べている。


(3)セラフィールドから200km離れていても、バックグラウンドの約20倍の汚染レベル
 セラフィールド再処理工場から、魚介類のサンプリング地点となった、アイルランド・ダブリン近郊の沿岸地帯までの距離は約200kmである。距離による放射能の希釈と汚染の減少を見るため、同一生物種につ
いて、セラフィールドとアイルランド東海岸を比較してみると次の通りになる。

 (b)/(a)は、距離による放射能濃度の減少の割合を示すものである。つまり、放出源から200km離れていても、魚類あるいは海草中の濃度の減少度合いは1/10程度、海水で1/5程度ということになる。セシウム137の汚染はかなり遠方まで減少しないことが分かる。
 また、セシウム137の濃度を、環境放射能レベル(セシウム137は人工放射性核種であるが、核実験等によって「自然」状態でも、バックグラウンドとして検出される)と比較してみよう。日本におけるセシウム137の環境放射能レベルは、魚類・海草で0.1〜0.2Bq/kg。海水で0.002〜0.003Bq/kgである。従って、セラフィールド沿岸での魚類中のセシウム濃度は、日本における環境放射能レベルの140倍程度、アイルランド沿岸では、20倍となる。
 六ヶ所再処理工場を起点に考えた場合、200kmといえば、釜石のさらに南となる。海流等の条件を一切無視した、かなり大雑把な類推だが、六ヶ所再処理工場が、セラフィールドと同程度の放射能を放出するとすれば、六ヶ所近辺では現在の環境放射能レベルの100倍以上、釜石のさらに南の辺りまで離れても、20倍程度のセシウムが魚から検出されることになるのである。


(4)海水から魚類への濃縮係数は、セラフィールドで最大180、六ヶ所申請書は30
 濃縮係数とは、生物1g中の放射能量を、その生物が棲む海水1g中の放射能量で割ったものである。つまり、海水から生物へと、放射能が何倍濃縮されるかを示した数値である。
 アイルランドの代表的な魚類のサンプルであるタラで計算すると、濃縮係数は45〜155、平均で83である※1。また、セラフィールドの魚類サンプルの場合は、濃縮係数は44〜180、平均82となる※2。
 ところが、六ヶ所申請書を見ると、海産物の摂取による被曝線量の評価で用いられている、セシウムの魚類における濃縮係数は30となっている。アイルランドやセラフィールドでの実際の数値よりもかなり低い。
 申請書では保守側に取ったとしているにもかかわらず、セラフィールドやアイルランドの実態の数分の1というのは明らかにおかしい。また、各機関等の採用している数値と比較しても、申請書の濃縮係数は低すぎる。古い研究では、Freke(1967)の30や、Thompsonら(1972)の30という申請書と同じ低い数値も見つかるが、現在、各機関が採用している海水魚に対する濃縮係数は、NRCが40、IAEAが100である。またその他、Poston(1988)も100を推奨値としている。
 再処理工場による被曝影響を考えるならば、少なくとも、セラフィールドでの実測値を用いるのが当然である。ところが、六ヶ所申請書は、IAEAやNRCよりも低い、最低の数値を採用しているのである。意図的な被曝影響の過小評価という他ない。もし、セラフィールドで観測された濃縮係数の最高値180で考えると、六ヶ所申請書のセシウム137の被曝評価は、単純に1/6の過小評価となるのである。
 もし六ヶ所再処理工場が動き出せば、申請書の想定する被曝どころではない。少なくとも6倍もの被曝がありうるということを、セラフィールドとアイルランドの実態は示している。セラフィールド、アイルランドでの汚染の実態に則して、セシウム137をはじめ、トリチウムやプルトニウム等、あらゆる核種について、被曝線量評価をやり直すべきであろう。
※1:RPII報告書の海水モニタリングデータ(1985〜2000)の平均と、タラ(Howth)のデータから計算。最大値は1985年の海水0.23Bq/kgに対してタラ35.6Bq/kg、35.6÷0.23=155。
※2:イギリスDEFRA(Department for Environment, Food & Rural Affairs)報告書「UK Strategy for radioactive discharges 2001 - 2020」中の、セラフィールド地区における濾過海水中の濃度データと、魚類中濃度のデータから計算。最大値は1986年の海水0.5Bq/kgに対して魚類90Bq/kg、90÷0.5=180。


02. 2011年5月30日 10:49:34: OQ7PF0azI6
科学から出て来る結論は百ミリシーベルト
科学的根拠のあるデーターはこれ以上は今のところ無い
そっから先はどうやっても仮定と妄想と感情の議論にしかならない
もうそれぞれの意見は出尽くしているのでこれ以上の議論は無意味

後はオトナの脳で自分で考えてそれぞれが行動を決めれば良し
逃げたい人は逃げろ
故郷の復興に努力する事にリスクをかける価値があると
思える人は踏みとどまればいい

科学の結論は百ミリシーベルト
後は自分の頭で考える
仮定でも妄想でも、恐怖心でも、空勇気でも

悲観派、楽観派、どちらも他人を煽って巻き添えにするような事はしてはいけない


03. 2011年5月30日 11:15:01: pEgCpfCxXY
>>2さんのまとめは乱暴でしょう。
科学的知見を提案してきた小出さんは
「放射能に安全はない」といわれています。
したがって、
「科学から出て来る結論は百ミリシーベルト」というべきではなく、
同様の記述を使っていうなら、
科学から出て来る結論は年百ミリシーベルト以上のケースについては
有意な数値での発がんリスクが公刊された論文から確認されている、
年百ミリシーベルト未満のケースについては、おそらく、
有意な数値での発がんリスクは未だ公刊されていない、不明である、
しかし、動物実験での放射線内部被曝では、
細胞と染色体の損傷、脳細胞の損傷すらが認められ、これが晩発性障害につながる
と懸念する学者も少なくない、でしょう。

04. 2011年5月30日 11:39:37: GiU1JHu2Xk
>故郷の復興に努力する

まず10年は原発復旧作業と県土の除染がすべて。

それができるのは中年以上の親父だけだな。
あとは全員退避しかない。


05. 2011年5月30日 12:55:26: AIIvfwSVyg
放射線の本当の怖さについては、100mSv以下については現状議論中で結論はでていない。
しかし、今回の政府の対応はICRPにも基づいていない。というか、判っていない。
ICRPに関してはネットでは批判もあるが、1990年勧告から2007年勧告まで、17年かかっている。本来は10年ほどで新勧告を出すべき所を、2005年にドラフトを公開し、世界中から意見をつのるという方法をとって、かなり開かれた方法で2007勧告を出した経緯がある。また、1990年勧告では、日本の広島、長崎の被曝線量が当初考えられていたよりも少なかったという、ネットで言う所の日本のご用学者の意見をうけて、以前より厳しくなったという経緯をもつ。ネットで勘違いして騒いでいる人たちに違和感を覚える者である。
政府の言う、20mSvは何かの基準値であるように受け取られているが、ICRPの参考値であるに過ぎない。参考値は、1−20mSvのバンドと20−100mSvのバンドに分かれる。なぜ、20mSvで分かれているかは、ICRPではリスクを1Svあたり5%程度と見積もっている。20mSvは、丁度リスクが1/1000になる値であるからと推察される。
ICRPの基準値はあくまで1mSvである。参考レベルとは、その値を決めて努力して、達成できれば次の参考レベルを決めて努力して最終的に1mSvに持っていくときの値である。その努力目標の値を決めるのは状況に合わせてやってくれという事である。この、考え方に異論があればまず議論するべきである。
現状は、政府は20mSvが基準だといって今の所、具体的な動きをしていない。また、20mSvに基準を設定した経緯の説明を行っていない。そこが問題と考えているのだが。
ICRPでも子供の感受性は大人の3倍といっている。そのことを政府は考慮したのかしていないのかも判らない。
最初20mSvに設定しても良いのである。1か月後に10mSv,2か月後に2mSv、半年から1年後に1mSvに持っていけるような工程表を示し、その予算を国会に提出すればだれが反対するであろうか。政府の対応はそのようにあるべきと思っている。
政府がなぜ、20mSvという値をとったかは不明であるし、どのような目標を定め、どういう対応をとっていくかということも示していない。これでは、単に20mSvは怖いという人を説得できないだろう。
つぎに、100mSv以下の被曝についてであるが、ICRPはどちらかというと容認したいという意向を持っているように感じる。被曝のリスクは1mSvあたり5%としているが、閾値があるという説も有り、これもある程度説得力を持つ。そこで、規制は規制であって、当局がとるべき態度は規制である事には変わりなく、その通りにしないといけないが、浴びてしまった被曝には、リスクの確率に人数をかけてこれだけ危険だと言えるほどの根拠は逆にないと見なしている。それをあおり行為としているのである。浴びてしまった人に、「傷は深いぞがっかりしろ」と言えるほどの根拠もないとしているのである。
要は、決着のついてない問題に関して、規制はきつく、結果は気にするなといっているのである。
この辺でかなり議論が出てくると思うが、先に言った、政府の規制に対する取り組みがきちっとしていればこれも在りかと思う。被曝した人には、「規制はそうだが、ホントは大丈夫なんですよ」と言いたいではないか。御用学者と言われている人にあった事はないので判らないのであるが、被曝してしまった人、避難が艱難な人の事をおもって、閾値があると信じている学者がそういうのは理解できる。
問題は、やはり、政府が原子炉に穴が開いて、中身が漏れているという事をその学者に伝えていたかどうかにつきる。原子炉に穴が開いているかいないかはかなり大きい判断基準である。このままどんどん漏れてくるのか、先の爆発でおしまいなのか、出てきた量がどれくらいなのか。それを、東電と政府機関が正直に公表しなかったのが明らかになっている。
政府は、事実を公表し、ICRP勧告に従って規制をし、子供は3倍のリスクがあるので、できれば避難させて下さいとし。あとで、100mSv以下は実は問題ないと思われる、逆に50歳以上の人はリスクが低いですから、風評被害には巻き込まれないで下さいという事ができたのではないか。
閾値が有る、無いは今の所決着はついていない。



06. 2011年5月30日 13:38:38: cHLuO708IQ
放射線被爆については、安全サイドに考えなければならない。

まず、無責任な「科学的根拠」を示せだってのは、
「科学的根拠」にもとずく議論のようで、実は無責任である。
なぜなら、下限については、検証のしようがないからである。
何十年も、かけて、人体実験をしろということなのか?
植物は平気?だから問題ないというのと、同じくらいのレベルだ。

もし、「科学的根拠」がないとして「甘い」基準が設定されて、
何十年後にガンなどが多発して、誰が責任を取れるのか?
そういう価値観で議論されなければならない。
だから、いまの段階では、
人工的な放射線被爆は可能なかぎりゼロを目指すべきである。

しかし、現実に国が国民を守ろうとしない規準では、
自己判断で、個人的に対応するしかない。


07. 2011年5月30日 14:16:54: AIIvfwSVyg
その通りで、政府はICRP勧告を指示するのであれば、その通りの規制をしないといけない。ICRPは1mSvまで下げる努力をするよう言っているのである。規制はそうであるべきであるし、政府は規制する側であるので閾値が有る無しの議論なんて必要ない。政府が努力していないか、努力しているが広報していないかが問題である。対策は今から考えますじゃ、無能といわれても仕方がないであろう。チャンと対策すれば公務員や議員数がいくらいても足りないのではないか。働きすぎだから給与アップしても良いのではないかと言われる位の事をやって欲しい。
ただ、1mSv以下でも問題であるとする人が有れば、その主張する値と根拠を示す必要が有ろう。

08. taked4700 2011年5月30日 15:13:57: 9XFNe/BiX575U : iUHxUxxaDY
チェルノブイリのデータはどの程度信頼性があるのでしょうか?

小児咽頭がんの発生確率に比べて成人の癌発症や被曝の影響があまりに少ないと思います。しかし、ウクライナの人口は減っていて、平均寿命もかなり低いのです。平均寿命自体が低下している様子です。

更に、チェルノブイリ原発事故自身が地震が原因であった様子で、そのことが隠ぺいされています。
http://blog.goo.ne.jp/kimidoriaoi/e/8e43a243d75a1e959032071e38fc6d74?st=1
書き起こし版【ドキュメンタリー『チェルノブイリ原発 隠されていた事実』】 1986年のチェルノブイリ原発事故は地震によるものだった。デンマークで1997年に制作されたドキュメンタリー番組の書き起こし。

上のリンクで動画そのものの視聴とその番組の解説の反訳が読めます。

チェルノブイリ事故の地震原因説の隠ぺいの動機を考えると、チェルノブイリ事故での放射線の影響が過小評価されている可能性は高いと思います。


09. 2011年5月30日 16:26:40: pW4jdlZYk6
>ここで「20mSv危険」って発言している人たちに質問です。危険とする根拠は何ですか?

動物実験ではどんな結果が出ているのですか?
ご存知の方、教えて下さい。


10. 2011年5月30日 21:15:45: vJW61Ise0M
なんでも現代科学で答えが出てると思うなよ。

放射能の危険性はまだよくわかっていない部分も多い。
安全だと証明する事は出来ない。
巨額の利権が絡むので客観的な研究が少ない。
100mSv以上の放射線を浴びた場合の危険性はほぼすべての科学者が認めている。
1Sv以上を浴びると急性障害で死に至る事が多い。
5mSv以上では確実に急性障害で死ぬ。
確実に放射線はDNAやたんぱく質結合を破壊する。

できるだけ浴びない方が低リスクな事は確実。

>ご存知の方、教えて下さい。
自分で調べろバカ。すぐ他人に頼るから騙されるし、自分の意見がもてない。
「誰々はこう言ってる」ってのを鵜呑みにするバカはそろそろ絶滅した方がいい。
自分の力で調べ、自分の力で考える時代だ、主要な論文の多くはネットで読める。


11. 2011年5月30日 23:08:54: tt7nPjTuoI
論議が逆でしょう。

20ミリシーベルトが危険な根拠を示せだと?おかしいですね。

馬鹿言ってはいけません。それじゃ、日本の官僚の頭と同じレベルです。

20ミリシーベルトが安全というなら、その科学的根拠を示すべきです!

もし、なんミリなら、確率5%の人間にガンなどが生じるって言うなら、
5%の人間は犠牲になっていいということですね?
ここで、危険性の根拠を示せといって、基準緩和を目論むことは、
そういうことを意味します。


12. 2011年5月30日 23:33:43: A4GQ7o9O02
ショウジョウバエやマウスに、放射線を照射して影響を統計的に調べるというのはありますが、人間の場合はできません。遺伝的突然変異は米国のマラーさんが、ショウジョウバエに放射線を照射して、人為的に突然変異を誘発させたのは有名です。遺伝学の発展と歴史は、放射線と切っても切れない関係にあります。
ゴフマン博士の「放射線と人間」には、「安全なレベルの放射線は?」問われて「それは、一切放射線を浴びないこと」とあります。

13. かのう 2011年5月31日 19:27:35: Lc53LWVY1bGzA : Dx21Rig5dY
皆様

きわめて有益な見解ありがとうございます。

03 pEgCpfCxXY さん

しばらくのごぶさたじゃのう。
元気にしておったかの。


11 tt7nPjTuoIさん

>論議が逆でしょう。


それを聞いて、「立証責任」という言葉を思い出しております。

まさに、そのとおりで、

20ミリシーベルトという基準を持ち出した以上は、それが安全という立証責任を持ち出した本人=国が負っているはずだということです。

この辺は法律・行政上の問題として考察されるのではないかというふうに思っています。


14. 2011年6月01日 20:39:44: IBcoDPuoRY
原発労働者だった しま橋伸之さんというかたが、年間20ミリシーベルト以下、だいたい5ミリシーベルトの被爆で亡くなっています。高校卒業後8年働き、慢性骨髄性白血病となり、2年間闘病の末29歳で死亡されたそうです。労災認定されています。お国が認めたということですね。詳しくは、原発奴隷で検索されるか、藤田裕幸さん兵庫県民会館(Youtube)を御覧ください。被爆リスクにしきい値などなく、リスクとベネフィット(便益)のバランスだそうです。レントゲンでも、なんらかの便益がなければ、撮らないに越したことは無いのです。
 

15. 2011年6月05日 07:04:57: pEgCpfCxXY
-低線量被曝による健康リスクについて、これが参考になると思います。

ECRR(欧州放射線リスク委員会)2010年勧告
http://www.jca.apc.org/mihama/ecrr/ecrr2010_dl.htm

「 ECRR2003からの大きな変化はチェルノブイリ原発事故の被害が明らかになり、ECRR2003モデルの有効性が示されたこと。
 チェルノブイリについての記述では、国連やICRPがそのリスクモデルを守るために実際の被害を認めようとしていないことが詳細に記述されています。当時のソビエト政府による因果関係を認めるなという指令についても記述されており、それが被害がないという専門家の見解の基礎になっていることが分かります。
 劣化ウランについての新しい章が追加され、ウラン兵器の使用によって生まれるナノ粒子がICRPモデルでは全く記述できない遺伝子毒性を有していることが明らかになっています。

 より詳しくは下の緒言をお読みください。...」


16. 2011年6月05日 17:28:29: Pm16jZb6zY
pEgCpfCxXYさん

重要な資料ありがとう。グッドです。

いま、よみよみ中  すごい大変。


17. 2011年6月05日 22:30:13: 2TS3oLOJZw
pEgCpfCxXYさん

まだ、よみよみ中。

ふふふ、何かわかってきたかもしれんぞ。


18. 2011年6月05日 23:23:30: pEgCpfCxXY
わかったところで、免疫低下は回避できませんし、
風邪ひいて苦しみ、鼻血で茶を沸かして
白血病や発がんを怖れ、あれやこれの発疹に恐怖し
首元のおでき、あご下リンパ節の膨らみに戦慄を覚えるわけでしょう。

しかし、今日になってあらためて、
「福島程度の被ばく量」「福島程度の内部被ばく量」を再計算しなくては
ならないようです。
およそ公表されてきた数値の一万倍もの線量が検出される場所が
福島市内にはありました。三倍五倍がふつうかもしれないのです。
http://www.asyura2.com/11/genpatu12/msg/358.html
http://www.asyura2.com/11/genpatu12/msg/363.html
さらに、プルトニウムによる汚染も当然あるはずで
深刻なことであるはずなのに、どのメディアも自治体も数値は把握したまま、
政府や官邸に伝えた後、今は黙っとけ、いわれて、黙ったままです。
http://www.asyura2.com/11/genpatu12/msg/360.html


19. 2011年6月06日 06:45:32: ZUcAVt51Tg
pEgCpfCxXYさん

鼻血で茶を沸かすって・・・。

まずそうじゃの〜。


20. 2011年6月06日 06:57:49: ZUcAVt51Tg
IBcoDPuoRY さん

コメントありがとうございます。

動画、必ず見ます。


21. かのう 2011年6月08日 16:58:19: Lc53LWVY1bGzA : HEfI3VejXg
IBcoDPuoRY さん

動画みました。非常に参考になりました。

DLして保存します。

勇気付けられました。

ありがとうございます。


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