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<シリーズ チェルノブイリ事故 25年> 被曝(ひばく)の森はいま
http://www.asyura2.com/11/genpatu10/msg/805.html
投稿者 虹の仙人 日時 2011 年 5 月 11 日 10:41:11: ZmDTMI6bcHXKo
 

(回答先: <シリーズ チェルノブイリ事故 25年> 見えない敵 今夜放送5/11 24:00〜24:50] 投稿者 虹の仙人 日時 2011 年 5 月 11 日 09:28:53)

昨晩、見ましたが、ネズミは放射線に対して強く、鳥類は放射線に弱いという事実を述べていました。ネズミには奇形や突然変異はほとんどなく、人がいなくなった森で繁殖し、生物多様性も増している。鳥類は被曝した森では個体数、種類とも1/2から1/3しかおらず。ツバメの専門家が調べると、奇形や遺伝子の変化が認められ、そこは鳥類の墓場になっている。ここからは、福島でもツバメや鳥の観察をする事が大切とかんじました。ここにでているツバメの専門家を日本に招待すべきと思います。
その違いは何処から生ずるのかを研究している科学者の実験を紹介していました。
この番組では、放射線に因って生じるフリーラジカルに焦点を絞っていました。ネズミは放射線にさらされるとフリーラジカルを消す抗酸化物質をだして、DNAの損壊を防ぎ、抗酸化物質の産生が追いつかなくなると障害が生じるという結論を導いていました。一方、ツバメは渡り鳥であるため、渡りによって抗酸化物質を消耗しきっているのですぐに遺伝子に損傷を受けてしまい個体が維持できなくなるという解説をしていました。
沢山の研究の中からの数個の研究の紹介です。違う結論の研究も多々ある事を考えないといけませんが、ここからでも判る事は、今原発で戦っている現場の人たちの作業環境が悪いとツバメ状態になるでしょう。待遇をよくして森の中で自由に暮らしているネズミ状態にしないといけないという事です。また、具体的な抗酸化物質の名は上がっていませんでしたが、判っているのなら被曝後の対策として取り入れるべきでしょう。

被曝(ひばく)の森はいま
2011年5月10日 火曜深夜[水曜午前 0:00〜0:50]
http://www.nhk.or.jp/wdoc/backnumber/detail/110510.html
事故現場から18キロ地点、人影のない汚染地区の一角で暮らすレオニード。家の回りで栽培する農作物を食べて生活している。科学者でもあるレオニードは、放射線を浴びた農作物を調査。農作物の種類によってその度合いが違うことを知る。汚染された場所で栽培しても、食べられる農作物があることが分かったのだ。

ウクライナ人のガシュチャク博士は長期にわたってチェルノブイリ周辺で放射線の影響を調査している。放射線レベルはまだ通常より数千倍も高いが、直後と比較して3%にまで減少。立ち入り禁止地区は徐々に昔の姿を取り戻し、今では自然の宝庫と言えるまでに回復した。さらに博士はネズミを調査し、放射線を浴びた個体でも、全く見た目には健康であることを突き止める。その理由を探るため、博士はテキサス工科大学との共同研究を開始した。テキサス工科大のロジャーズ教授は、「チェルノブイリの立ち入り禁止地区は、放射線の影響を調べる研究対象として貴重な場所だ」と言う。

サウスカロライナ大学のムソー教授らは立ち入り禁止地区の鳥を調査。尾羽の形に異常があるツバメが多数いることを突き止めた。また7割の鳥が繁殖する前に死ぬことも判明した。

事故から25年、科学者たちは“チェルノブイリ”から何を学ぼうとしているのか。研究の最先端を追ったドキュメンタリー。
原題:Chernobyl, A Natural History?
制作:Camera Lucida Productions/Arte France/CNRS Images (フランス 2010年  

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コメント
 
01. 2011年5月11日 13:49:12: 0Fxae9qXvo
鳥に現れた異常、チェルノブイリと動物
2011年4月26日(火)12時41分配信 ナショナルジオグラフィック 
http://news.nifty.com/cs/headline/detail/ng-20110426-2011042603/1.htm

 チェルノブイリの高度汚染地域に生息するツバメの異常発生率が、かなり高いことがわかった。部分的な色素欠乏(b、c、d)、クチバシの奇形(e、f)、曲がった尾や左右不均等な尾(h、i)などが発見されている。生物科学者ティモシー・ムソー(Timothy Mousseau)氏と、協力者でフランス、オルセーにあるパリ第11大学のアンダース・モラー(Anders Moller)氏は、チェルノブイリで10年余り鳥類の個体群調査を続けてきた。最近の統計結果では汚染地域の多様性が低下しており、鳥類の種は非汚染地域の約半分に減り、個体数は約40%まで減少し、脳のサイズも小さい。
 チェルノブイリの高度汚染地域に生息するツバメの異常発生率が、かなり高いことがわかった。部分的な色素欠乏(b、c、d)、クチバシの奇形(e、f)、曲がった尾や左右不均等な尾(h、i)などが発見されている。生物科学者ティモシー・ムソー(Timothy Mousseau)氏と、協力者でフランス、オルセーにあるパリ第11大学のアンダース・モラー(Anders Moller)氏は、チェルノブイリで10年余り鳥類の個体群調査を続けてきた。最近の統計結果では汚染地域の多様性が低下しており、鳥類の種は非汚染地域の約半分に減り、個体数は約40%まで減少し、脳のサイズも小さい。
「初めて調査に乗り込んだ2000年時点では、異常など見つかる訳はないと思っていたんだ。1986年の原発事故は鳥類に大きな影響を与えていないというのが当時の認識だったからね」とムソー氏は話す。
 一方で何も影響を受けない鳥もいる。目立たぬ体色で渡りをしない種がそうだ。「競争相手がいないせいもあるだろう」とムソー氏は推測する。「色鮮やかな羽毛をまとう種と違い、カロテノイド(天然色素の一種)を大量に消費せずに済む。強力な抗酸化物質であるカロテノイドには、放射線被曝の影響を抑える作用が期待できるし、長距離移動で余分なエネルギーを使わないので免疫系が強いのかもしれない」。

National Geographic News


02. 2011年5月11日 13:53:32: 0Fxae9qXvo
 カロテノイド(カロチノイド)は、動植物に存在する赤色や橙色、黄色の色素で、約600種類が見つかっています。植物に含まれるカロテノイドは、にんじんやほうれんそうなどに含まれるβ‐カロテンやα‐カロテン、トマトやスイカに含まれるリコピン、かぼちやなどに含まれるゼアキサンチンなどがあります。
 動物性食品では、エビや力二に含まれるアスタキサンチン、卵黄に含まれるゼアキサンチンなどです。
 カロテノイドの一番の機能は抗酸化作用で、活性酸素を除去してがんや生活習慣病を予防する効果に優れています。ただし、一種類だけでは効果が低く、複数のカロテノイドを合わせて摂取すると、高い抗酸化力が発揮されるといわれています。
 カロテノイドは、ビタミンA効果、抗酸化作用、免疫活性作用、抗がん作用、たんぱく質・膜安定作用、生殖・成長作用、動脈硬化、心疾患の予防、白内障の予防・改善などに期待されています。
 
【カロテノイド(カロチノイド)を多く含む食品】
植物性: 
 ・緑色の野菜・果物:ケール、いんげん豆、ほうれんそう、ブロッコリー
 ・赤〜黄色の野菜・果物:にんじん、カボチャ、トマト、すいか
 ・黄〜橙色の野菜・果物:マンゴー、パパイヤ、オレンジ、モモ
動物性: エビ、カニ、卵黄 他
http://www.drrk.net/phyto_00.html

03. 2011年5月11日 14:19:13: 0Fxae9qXvo
チェルノブイリは「野生動物の宝庫」に変身?
タグ: チェルノブイリ
発信時間: 2011-04-26 16:55:14 | チャイナネット |
http://japanese.china.org.cn/environment/txt/2011-04/26/content_22444116.htm
事故発生から25年、人が立ち入らなくなったチェルノブイリの隔離区域は、いつのまにか野生動物の宝庫となった。
しかし、アメリカ南カルフォルニア州大学の生物科学者ティモシー・ムソー(Timothy Mousseau)氏は、「このような光景を見ると誤解してしまうかもしれないが、チェルノブイリ原発周辺地域は決して野生動物の宝庫などではない。同地域の動物の数と種類は予測より遥かに少ない」と述べた。
2010年、ムソー氏と同僚の研究者は汚染地域の野生動物に関する調査報告を発表した。その調査結果によると、哺乳動物の数は減少し、蜂、イナゴ、蝶、とんぼなど昆虫の多様性も低下していたという。ムソー氏が2011年2月に発表した研究報告によると、チェルノブイリ周辺地域で捕獲した鳥類550羽の大脳サイズを調査したところ、汚染地域に生息する鳥類の大脳サイズは、放射能レベルの低い地域の鳥類と比べ、5%ほど小さかったという。1歳未満の鳥類にとって5%という差は非常に大きい。
大脳サイズが縮まると認知能力が低下し、生存に影響が出る。ムソー氏の調査では、汚染地域に生息する多くの鳥類の胚胎が死亡していることが明らかとなった。ムソー氏は「これらの影響が放射能汚染と関連していることは明らかである。放射能はすべての生態系にネガティブな影響を与える」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年4月26日

04. 2011年5月11日 14:33:27: 0Fxae9qXvo
哺乳類への影響、チェルノブイリと動物
National Geographic News April 26, 2011
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2011042604&expand#title

 チェルノブイリ原発事故の居住禁止区域内に生息するヘラジカ(2011年3月撮影)。既に有蹄類(ゆうているい)の生息数は回復し、突然変異もほとんど見られない。しかし、ヘラジカのような草食動物の場合、体内の放射性物質レベルがかなり高くなっている。規制から外れたエリアでも同様だ。
 草食動物は、放射性物質を溜め込む地衣類やキノコ類をエサにする。事故当時、ノルウェーで解体された草食動物の肉から、1キログラムあたり約1万4000ベクレルの放射能が検出された。食用肉の規制線量の2倍を超えており、隣のスウェーデンなら46倍に相当する。心配がないレベルだが、今でもノルウェーのトナカイ肉からは放射性セシウムがなくならない。

 居住禁止区域内では、食肉用に追われる恐れがない草食動物がのびのびと暮らしている。しかし、絶えず放射線にさらされており、汚染された草や地衣類を通じてさらに体内に取り込んでいく。ただし理論上は、害を及ぼすほどの線量率ではない。イギリスにあるポーツマス大学の水域環境学者ジム・スミス氏は、「集団規模で影響は出ないだろう」と話す。
 しかし、「ヘラジカなどの大型動物にも危険なレベルだ」と論じる専門家もいる。アメリカ、サウスカロライナ大学の生物学者ティモシー・ムソー氏の研究チームは、降雪後の足跡をカウントして個体数を割り出し、「やはり局地的な高濃度汚染地域では、哺乳類の減少が明らかだ」と警告している。


05. 2011年5月11日 14:43:45: 0Fxae9qXvo
家畜の処分、チェルノブイリと動物
National Geographic NewsApril 26, 2011
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2011042602&expand#title

 ベラルーシのトゥルゴビチ(Tulgovichi)村で、廃屋の前を1匹の豚が歩きまわる。1986年のチェルノブイリ原発事故まで1000人が暮らしていた村だが、現在はわずか8人しかいない。
 事故後、立ち入り禁止区域となった村から、牛5万頭と豚1万3000匹が直ちに移送された。しかし、避難先では家畜の世話がままならず、また食料入手が困難だったという事情から、ほとんどが処分された。核の平和的利用を促進する国際原子力機関(IAEA)は2006年、影響を最も長く受けたのは家畜だったと報告している。ちなみに事故から数年後の時点でも、汚染区域の牛や豚に先天異常の発生率増加は確認されていない。


06. 2011年5月11日 14:46:16: 0Fxae9qXvo
廃墟に戻る住民、チェルノブイリと動物
National Geographic NewsApril 26, 2011
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2011042601&expand#title

 1986年4月26日に発生したチェルノブイリ原子力発電所4号炉の爆発事故から25年が経過した。居住禁止措置が続く半径30キロ圏内では、自然が復活しているようだ。
 現在のウクライナとベラルーシ、ロシアにまたがる広大な一帯が危険な放射線を浴び、何十万もの人々が町ごと移住した。
 しかし、人が居住せず農業も営まれていない2850平方キロのエリアでは、野生生物が数を増やしている。人間の姿がない景色の中で驚くほど多様な動物が繁栄しているかのように見える一方、気掛かりな遺伝子変化の兆候も確認されており、史上最悪の原子力災害の影響はなお続いている。
 ウクライナ北部のチェルノブイリ事故と福島第一原発の危機。潜在的な影響は同等と予測されているが、直接の被害は原子炉に格納容器がなかったチェルノブイリの方がはるかに大きかった。世界保健機関(WHO)によると、放射線被曝によって約30人の作業員が死亡し、最終的には4000人もが命を落とすと推測されている。
 いまだ残る放射線が健康に与える長期的影響は未解明だが、一部の人は居住禁止区域に戻っている。この73歳の女性もほぼ廃墟と化したパリチフ村に帰ってきた。
 もはや放射性降下物が地面に降り注ぐことはない。しかし、人間にとって最も危険な放射線同位体の一つ「セシウム137」の濃度は、近隣だけでなく遠いノルウェーやドイツでもいまだ高いレベルだ。セシウム137は食物連鎖の上位に向かって濃縮されるため、彼女のニワトリは餌から高濃度の放射性物質を取り込んでいる恐れがある。しかし、見えない恐怖に怯えながらも、肉や卵が無いと彼女は暮らしていけないのも事実なのだ。


07. 2011年5月11日 14:48:25: 0Fxae9qXvo
繁殖する希少種、チェルノブイリと動物
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2011042605&expand#title
National Geographic NewsApril 26, 2011

 野生の個体が絶滅し、いくつかの保護区に残るだけとなったプシバルスキーウマ(モウコノウマ)。チェルノブイリ原発事故の居住禁止区域もその一つである。
 事故から12年後の1998年、この区域を保護区として31頭が移送された。搬送中と直後に8頭が死んだが、残る23頭は繁殖を始めた。
 プシバルスキーウマを飼育している同じウクライナのアスカニア・ノヴァ動物園(Askania Nova Zoo)で、タチアナ・ジャルキフ(Tatjana Zharkikh)氏は保護区の状況を次のように語った。「65頭まで増加したが、その後、多くが密猟者に撃たれた。ウクライナ北部のキエフ地方の気候と環境に順応できたのだと思う。放射線が悪影響を与えたというデータは今のところない」。


08. 2011年5月11日 16:18:13: Zn3sK3F7p6
奇形や精神薄弱や癌や白血病になった子どもについては意図的にスルーのクソプロパガンダ番組だろ。あほらしいw

09. 2011年5月11日 16:48:37: 0Fxae9qXvo
鳥類、特に身近にいるツバメが放射線に特に弱いという事が判っただけでも価値がある。
ツバメの巣作りの観察は全国的にネット化されているし、そういった所に協力をしてもらえれば情報が集まると思われる。
自然は正直なものである。
これを役立てないほうがどうかしている。

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