★阿修羅♪ > 原発・フッ素10 > 132.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
1号機、「水棺」作戦難航 気になる原子炉圧力の低下(朝日新聞)←格納容器圧力の誤りだろ
http://www.asyura2.com/11/genpatu10/msg/132.html
投稿者 あっしら 日時 2011 年 4 月 28 日 17:51:33: Mo7ApAlflbQ6s
 

1号機、「水棺」作戦難航 気になる原子炉圧力の低下(朝日新聞)

2011年4月28日11時58分

 東京電力福島第一原発1号機の格納容器を水で浸す「水棺」が難航している。東電は原子炉への注水量を2.5倍にして内部の温度や圧力の変化を見る予定で27日に作業を始めたが、まず毎時6立方メートルから10立方メートルにしたところで温度や圧力の低下が長引いた。27日中に予定していた14立方メートルにできずにいる。
 東電が特に気にしているのが、格納容器の圧力が低いことだ。冷たい水が増えたことで、水蒸気が水になっているとみられる。もし1気圧を下回れば外部から空気が入り込みかねない。水素爆発を避けるために窒素を注入しているが、酸素濃度が高まると、水素と混合して爆発する危険が高まる。東電は28日、さらに24時間、10立方メートルのまま様子を見ると発表した。
 一方、原子炉圧力容器の温度は、27日朝に132度だったのが、24時間で107度になった。まだ下がり続ける傾向にある。

http://www.asahi.com/special/10005/TKY201104280170.html

=============================================================================
4月27日午前10時ころから原子炉への注水量を増やしたにも関わらず、27日6:00現在と28日6:00現在とで原子炉水位は変わっていないので、1号機の燃料は発熱量が大きいのだろう。
注水量を増やしたからといって、原子炉から格納容器に漏れる水の量はそれほど変わらないはずだから、水位上昇に貢献しない分は燃料の崩壊熱で蒸発していると考えられる。


「原子炉圧力容器の温度は、27日朝に132度だったのが、24時間で107度になった。まだ下がり続ける傾向」というのは、給水ノズルの温度の変化だが、燃料自体が冷えたというより、水量増大で燃料にかかる水しぶきが増えたので輻射熱が抑えられているせいだと推測する。

記事に「東電が特に気にしているのが、格納容器の圧力が低いことだ。冷たい水が増えたことで、水蒸気が水になっているとみられる。もし1気圧を下回れば外部から空気が入り込みかねない。水素爆発を避けるために窒素を注入しているが、酸素濃度が高まると、水素と混合して爆発する危険が高まる」とあるが、1号機の格納容器圧力は28日(今日)6:00現在のゲージ圧で125kPa(絶対圧で2気圧強)と公表されている。

27日6:00現在より30kPa(25日6:00現在と較べても同じ)下がっている。窒素を注入した9日は190kPaだから、それに比べると65kPa下がっている。

7日から始めた窒素封入で思うように圧力が上がらず徐々に圧力が下がってきたのは、格納容器の上部にある蓋に隙間があるからであろう。
そして、昨日に比べて今日の圧力が低いのは、記事にもあるように、水量の増大で格納容器内の蒸気が冷やされたからだと推測する。

原子炉からそれなりの温度に達した蒸気と水が格納容器に漏れ続けているのだから、格納容器が大気圧未満になるというのは考えにくい。
また、水素は、もっとも軽い物質だから格納容器上部の蓋の隙間から抜け出ているはずだ。(12日に建屋内で水素爆発が起きたように。今は大気中に拡散していく)

東電が何を心配しているのか、朝日新聞の記者がどう理解しているのか、ちょっとわからない。


※ 参照データ

[保安院]
「地震被害情報(第118報)(4月28日08時00分現在)」に付随の「プラントパラメータ」
http://www.meti.go.jp/press/2011/04/20110428002/20110428002-3.pdf

「地震被害情報(第116報)(4月27日08時00分現在)」に付随の「プラントパラメータ」
http://www.meti.go.jp/press/2011/04/20110427001/20110427001-3.pdf

[東電]
「<福島第一原子力発電所プラント状況等のお知らせ>(4月28 日 午前10 時現在)」
http://www.tepco.co.jp/nu/f1-np/press_f1/2011/htmldata/bi1468-j.pdf


 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
01. 2011年4月28日 17:54:13: 55rmzVBcs6
東電社長以下役員をすべて刑務所に放り込め!

02. あっしら 2011年4月28日 17:57:51: Mo7ApAlflbQ6s : onVdTZ00nI
失礼しました。

当該記事はすでに赤かぶさんが投稿されていました。
本来なら、そのレスとして投稿しなければならないものでした。

解釈の部分に免じて削除はお許しください。


03. 2011年4月28日 18:26:23: 55rmzVBcs6
>東電が何を心配しているのか、朝日新聞の記者がどう理解しているのか、ちょっとわからない。

「わからない」というのはなにかを危惧しているわけだ、あなたは。
それを書かなければ「解釈」にならない。
想像でもかまわないから書いてもらいたいね。


04. 2011年4月28日 19:14:12: sy4SxNTKOI
福島第一には原発が6台有ります。
原発の1号機から4号機までの早期安定化も必要ですがトラブルを考え、
5号機、6号機の使用済み燃料と炉心内の燃料を他地区の安全な保管場所へ
移動し、2台分の危険を無くして欲しいと思っています。

05. 2011年4月28日 19:47:35: uckBIk8np6
おもいきり歪んだ解釈かも知れないが大手マスコミがあまりにも酷いのでこう解釈した。

わざとわかりにくい書きかたで迷彩をほどこして読者が肝心な問題に着目しないように
しているのでは?

見出しが「水棺」作戦難航 で なんじゃ!と思って読んでいくと毎時何立方メートルやら
なんやかんやでよーわからんけど1気圧って大気圧で安全な圧力やな  
最後の「27日朝に132度だったのが、24時間で107度になった。
まだ下がり続ける傾向にある。」 を読んで何か障害があるにしても温度が下がって大したこと
なさそう と思わせる作戦。

窒素封入で思うように圧力が上がらない − 漏れている をカモフラージュ。
マージャンに例えると漏れゼロがツモらなければ水棺役が完成せず「ロン」できないこと。


06. 2011年4月28日 19:54:37: 4cdbbeRrbA

シングルタスクだから、汚染水を移している時は、他の作業や思考は停止中。
手詰まりになったり、都合が悪くなったら、他の原子炉に話題や作業は移る。
そうこうしているうちに、また余震による津波が来て、ポンプ車や電源が水没。
また冷却できずに総員退避。これを少なくとも10年は繰り返すと思う。
トラブルなど起こるはずがないという大前提でやっているので、全国の原発も
稼働したまま。したがって5号機、6号機もそのまま。浜岡原発の点検中の原子炉も
7月に再起動。この国の国土が無くなるまでこれを繰り返す。



07. 原人 2011年4月28日 20:59:04: 3TKPl.OGXb2UM : 6IOBa6W6fw
ド素人の俺っちが解説しよう。
水を入れても圧力が上がらないのは
底が抜けてるんだろうな
それも日に日に圧力が下がるってことは
中で何かが起きているのだろう
何かって…普通に考えて
燃料が溶けて圧力容器と格納容器を溶かしているんだろうね
溶けて穴が空けば
そこから空気が入ってくるわな
空気が入れば
中の水素と反応して爆発→ジ-エンドとなるわけだ
まあ…終わりだね
だけど時間稼ぎは出来る
水を滝のように入れればいい
底から出ていく水より
入れる水がオオケレバ
いい
これがおっつかなくなったら
お仕舞いだ
日本がね


08. 2011年4月28日 22:06:05: jJPn2cBTeY
原人の意見に同意する。

原人よ、コメントじゃなく、投稿したほうが、いいんじゃないか!

とにかく、今は、原子炉を、冷やさなければ、ならない。


09. 2011年4月29日 00:29:56: gf7OQcxcqA
原子炉パスカル
格納パスカル
原子炉底温
パラメータの推移は正常ですが
水位でしょうか

10. 2011年4月29日 02:25:13: R0CX945mHs
すごいなあ、あっしらさん。原子炉内部が丸見えなんですね。いつもどこか煮え切らない京大・小出さんなどめじゃないです。

>・・・下がり続ける傾向」というのは、給水ノズルの温度の変化だが、燃料自体が冷えたというより、水量増大で燃料にかかる水しぶきが増えたので輻射熱が抑えられているせい・・・

すごい。さすが阿修羅随一の論客!以下は読売の記事。

読売(4-28)
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110428-OYT1T00976.htm
1号機の注水、毎時10トンで一定効果・継続へ

 東京電力は28日、福島第一原子力発電所1号機で、格納容器を水で満たす本格的な「水棺」に向け、毎時10トンまで増量した原子炉への注水量を継続すると発表した。
 毎時6トンから増量し、最大14トンまで引き上げる予定だったが、東電は、漏水もなく、格納容器の圧力低下や原子炉内の温度が低下するなど一定の効果があったためとしている。
 東電によると、格納容器内の圧力は0・35気圧減少し、約1・2気圧。燃料棒の冷却が進み、水の蒸発量が減ったためとみられるが、今後、1・1気圧までは、現在の流量を維持する。大気圧の約1気圧より下がると、空気が流入し、水素爆発を起こすおそれが高くなるためだ。原子炉圧力容器下部の温度は96・8度と、10度以上低下した。
 水棺の準備作業は、炉内に注水する水を増やし、徐々に格納容器にためていく。この作業で原子炉建屋につながるタービン建屋のたまり水の水位が上昇していないことから、漏水はないと判断した。ロボットによる原子炉建屋内の点検は、雨のため29日に延期となった。
---------------------------------------------------------

「原子炉圧力容器下部の温度は96・8度と、10度以上低下した。」って、これ圧力容器下部の温度とかで、朝日の記事にある温度計とは別物によるのでしょうね。これまでの報道による自分のイメージでは、注水は燃料棒の上方から、という感じなんですが。しかしそれでは「圧力容器下部の温度」にはならない気がします。ところが、朝日・読売の言う温度はどうも一緒らしい。・・・あっしらさんの言うイメージと、読売の記事のイメージはどうも両立しない感じですが。もちろんマスコミがどこかで嘘を書いているのでしょう。何しろ、マスゴミですし。

そして格納容器は大気圧以下になりようがない。そうですか。するともう水素爆発などおこりようもなく、というかこれまで続けてきた窒素充填など、そもそもの初めから東電バカの空騒ぎにすぎませんね。いや、安心しました。

東電の連中は極め付きの無能だし、マスコミも嘘ばかり。あっしらさんにはこれからもぜひ、原子炉の内部を透視して、正しい解説をお願いします。


  拍手はせず、拍手一覧を見る

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
 重複コメントは全部削除と投稿禁止設定  ずるいアクセスアップ手法は全削除と投稿禁止設定 削除対象コメントを見つけたら「管理人に報告」をお願いします。 最新投稿・コメント全文リスト
フォローアップ:

このページに返信するときは、このボタンを押してください。投稿フォームが開きます。

 

 次へ  前へ

▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > 原発・フッ素10掲示板

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。

     ▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > 原発・フッ素10掲示板

 
▲上へ       
★阿修羅♪  
この板投稿一覧