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(回答先: 小野寺直(なおし)<自称: 日本裏天皇> 投稿者 2012 日時 2012 年 3 月 23 日 10:34:01)
http://quasimoto.exblog.jp/17597583/
みなさん、こんにちは。
いやー、今日の朝日新聞の本の紹介
http://pds2.exblog.jp/pds/1/201203/24/14/e0171614_1793630.jpg
だが、はたしてこれは笑えるか。いや、笑えない。一般のB層という人々の洗脳の深さが出ていて実に興味深い。
*
“なんでも悪魔の陰謀”のムリヤリぶりが笑える
青木るえか
物事をすぐ諦めて放り出してはいけない、と子供の頃から言われてきたものだ。幼稚園の運動会で、足がノロかった私は走り出してすぐビリとなり、途中で走るのをやめようとしたら、先生にメガホンで怒られた。「最後までちゃんと走りなさい!」。50歳になろうっていう今でも、満座で恥をかかされた恨みは忘れない。その後長期間生きてみて、ほとんどのことが諦めて放り出しても大丈夫だということを知り、恨みは深まった。私はこれからの世界を担う子供たちに「世間なんてユルユルだからテキトーに手抜きして生きていけばいいよ」と強く訴えたい。
これがこの本とどう関わりがあるか。読んでしみじみと思うのは、ロックは悪魔が人間を堕落させるために地上で流行らせてる音楽だの、阪神・淡路も東日本も大震災は地震兵器によって起こされただの、そういうことを主張する人は、幼稚園の先生のように「人が正しくない道を歩くのを断固阻止する」ことに凝り固まっているから荒唐無稽な考えに陥っちゃったのではないかということだ。
いやー面白い。ユダヤの陰謀、フリーメーソンの陰謀、イルミナティの陰謀、と世界三大陰謀について書いてあり、なんでもかんでも悪魔の陰謀に結びつけるこのムリヤリぶりが笑える。しかしそれを唱えている人は本気なのだと思うと笑ってばかりもいられない。私たちが笑っているのは、悪魔に洗脳されきっているからだそうだ……やっぱり笑うしかない。
さらに、イルミナティはすべての秩序を破壊するための、緻密で完璧な命令系統を備えた超大規模組織で、麻薬・ポルノ部、政治部、事業経営部、カルトの儀式部、世界通信部、マインドコントロール部の各部門が在る、なんて聞くと「ぜひその麻薬・ポルノ部に入部させてくれ」と思う。陰謀って「オレだけは真実を知っている」という気持ちのもとに熟成されるらしいので、こういうバカ話はさっさと広めて「オレだけ感」を吹っ飛ばしてやるべきであろう。
*
まあ、本を買うのはせいぜい千円から数千円程度のことだから、たいていの人にはそれだけのことだろう。しかし、一冊の本でも書いたことがある人なら分かるだろうが、本というものを書くのはたいへんな作業のいることである。ましてやそれがこの世の謎やら陰謀やらとなると、さまざまな証拠をそれなりに集めなくてならないからである。
しかしながら、そういう情報も文字になれば、読む人にとっては単なる文字情報にすぎない。ましてや想像力の欠如した、分断脳の人にはなかなかあっちこっちの離ればなれの情報を結びつけるための、その間を補完する作業ができない。
これができないならば、あっちこっちの飛び石のような情報過多の中であっちこっちに飛び回る体力がないから、すべてウソであって欲しいと思ってそれで納得してしまうというわけだろう。かなしいかなそれが我々普通の脳みその特徴である。
特に、一見とてつもない大きな話題、それも社会の歴史的真相などのような時系列的にも直列や並列した出来事の羅列を統合しなくてはなかなか全体像がまとまらないようなテーマは理解することが難しくなるのである。
ところが、この主婦のように、「物事は一冊程度読めばすぐに分かるはず」というような理解のしかたをしてしまうのである。だから、一冊で分からなければ、分からない自分が悪いのではなく、その著者が悪いのだというふうな認識で終わるのである。
政治の世界というものは、太古の昔から連綿と流れて来てる歴史が相手である。その大きな歴史の流れの中で、ある時点で大きく流れが変化する場合がある。こういう場合、表向き見えなくとも、その河の底に隠されて置かれた大きな石の有る無しによって、流れが劇的に変化させられてしまうということがおこるのである。
では、だれがその石を置いたのか? いったい何の目的で置いたのか?
こういったことを何とかして理解しよう、つじつまのある理由づけが欲しい、納得ある説明が欲しい。こういう観点から物事を理解しようというものが、いわゆる「陰謀論」なのである。しかし本らなら「陰謀を企てるものの内容が陰謀」のはずだから「陰謀論」と呼ぶよりはむしろ「陰謀暴露論」と呼ぶ方がふさわしいだろうというのが私の見方である。
したがって、どんな事柄でも本当に理解しようとすれば、少なくとも2、3年の読書や下調べが必要なのである。いくらいい本であったとしてもそれを一冊読んだ程度で理解できるという世界はこの世界にはない。一冊読めばすぐに白黒つくものでもないし、すぐに結論が出せるほどこの世界は甘くない。実際、陰謀を信じようが信じまいが「馬鹿は死ななきゃ治らない」のである。
まあ、こういう全く無知の主婦を本書かせて作家気取りさせて新聞に投書させる朝日新聞も朝日だが、それが朝日というものだろう。まったく根も歯もない南京大虐殺をねつ造し仕組んだのが朝日新聞だったからである。怖いもの知らずの朝日だったわけだ。それもそのはず後ろに創価学会やら何やら中国共産党やらがついていたからだろう。
しかしもうそういうお遊びの時代は昨年の311で終焉したのだ。我々は福一原発の崩壊の無限地獄でいつ病死してもおかしくはないという状況下の時代に生きている。いつまたもう一度巨大地震が来て死なねばならないのかという時代に生きている。こういう時代では、お遊びにつきあっているヒマも金もないのだ。我々は死ぬ前に本当のことを知って死にたいのである。
いま我々が知りたいことはただ一つ、真実なのである。
まあ、ついでに、そんな歴史の中の陰謀とはどんなものなのか? そういうことが分かりそうなYouTube番組をちょっとメモしておこう。以下のものである。
http://quasimoto.exblog.jp/17597583/
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