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(回答先: 進化を求める私(その79)・日月神示の研究・「食糧危機と暫定基準値の構図」 投稿者 元伊勢80社 日時 2011 年 12 月 03 日 23:09:34)
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「減反面積」に関する補足説明
減反面積だけで「思考」し「判断」するのは『机上の空論』であり、危険である。
@ 水田面積の実情
農林省の統計資料を考察すれば、水田面積は1970年ごろには300万ヘクタールを超える面積があり、現状の水田面積は250万ヘクタールと推測される。
(水田250万ヘクタール、畑地200万ヘクタール、合計で450万ヘクタール程度と推測)。
また、現在も稲作が行われている水田面積は150万ヘクタールと推測される。
したがって、減反面積は現状で、100万ヘクタールをオーバーする程度と推測される。
A 面積による収穫量は「机上の空論」である。
現在活用されている水田面積が150万ヘクタール程度であり、収穫量は800万トンとか850万トン程度が考えられる。
すると、減反面積の100万ヘクタールなら、500万トンくらいの収量が見込めるのではないかと考えるのは早計であるといえるだろう。
なぜなら、減反面積の多くが「不良地」であり「耕作放棄地」であり、「一時的な転用地など」であり、直ちに水田に復旧できない状態にあるのである。
(「一時的な転用地など」とは、法令用語の「一時転用」ではなく、拡大解釈した意味)。
『不良地』とは (「耕作放棄地」でもある)
軽トラック・耕運機の入れない道路のない場所であり、道路から歩いて遠い場所である。
日照不足・水質が悪い・土質が悪いなどで米の品質が悪い、収量が少ない、病害虫に犯されやすいなどの場所である。
猿・猪・熊・鹿などや野鳥の被害が多くて、管理コストが嵩む場所である。
地方都市から遠く離れて生活に不便な、離村・廃村地区にある場所である。
『一時的な転用地など』とは
名目は水田だが、ビニールハウスや、資材置き場などに転用されている場所である。
(「一時的な転用地など」とは、法令用語の「一時転用」ではなく、拡大解釈した意味)。
(農業委員会へ申請していない農地は非常に多く、行政は実態を把握しきれないと思う)。
各農家にとって最も良い水田が、現在活用されている水田であって、条件の悪い水田は名目上は水田だが、直ちに復帰できない水田と考えるべきである。
★ したがって、減反面積の休耕田で直ちに水田として米の作付できる土地は驚くほど少ないだろうし、生活に不便な水田地なら復活したいと考える人は誰も居ないだろう。
★★ 将棋にたとえると「必死」がかかった。「暫定基準値」を外すと、海外から米を調達しなければならないが、「メコンデルタ」は大水害で大打撃だそうだ。
日本の「我がまま」で数百万トンを輸入すると、世界中から石が飛んでくる。
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