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(回答先: Re: リビアで歴史の車輪を後押しをせざるを得なくなった米国(及びNATO)ー「ブローバック」だろう 投稿者 仁王像 日時 2011 年 4 月 06 日 20:02:45)
<NATO、誤爆に苦慮〜リビア 政府軍と識別困難>朝日H23.4.9
リビア東部のブレガ近郊で7日、NATO軍機が、反体制派を誤って空爆…1日に続く誤爆で…。
反体制派軍事部門のユニス参謀長は、ベンガジで会見し、「どうしてこんな間違いが起きるのか」と怒りをあらわにした。参謀長によると、ベンガジ市内に保管されていた1950年代の旧ソ連製戦車12両と政府軍から奪ったより新しいT72型戦車6両を整備し、ブレガの前線に配備しようとしていたところを空爆された。…NATOには事前に輸送を通告していた。装備に劣る反体制派にとっては虎の子だった。
これに対しNATOのラムセン事務総長が「非常に遺憾」とする一方、ハーディング副司令官は「謝罪はしない」と明言。戦車のことは知らなかったとし、「反体制派との連携を改善することもない」と述べた。(引用終わり)
不思議な記事内容である。筆者の考えを先に言おう。NATOは知っていながらわざと誤爆した疑いがある。ハーディングの発言が要注意だ。NATOは反体制派に揺さぶりをかけているのではないか。わざと誤爆したり、武器供与を見合わせたりして反体制派からイスラム勢力が排除されていくことを狙った駆け引きに出ているのではないかと思われるのである。
田中宇氏の分析通り、反体制派にはイスラム主義勢力が相当入り込んでいると見られる。NATOも先刻承知することになったのだろう。このままストレートに反体制派にテコ入れするのでは、西側にとってカダフィ政権より扱いにくい政権が生まれる可能性が高い。これも田中氏の指摘する通り。だからである。
反体制派がNATOの意図を見抜けば、なんらかの譲歩をする可能性もある。だが、NATOの試みがうまく行く展望もいまのところ見えていない(本当の誤爆か、意図的な誤爆かも現時点では判然としない)。
ただ、次のことは言える。
世界権力といえども、これらの地域で歴史の車輪を逆回しすることはもはや不可能になったということ。これらの地域での21世紀への偉大な幕開けである!
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