http://www.asahi.com/international/update/0311/TKY201103110138.html

　【ワシントン＝望月洋嗣】米国務省は１０日、クリントン米国務長官が１５～１７日にかけて、エジプトとチュニジアを訪れ、両国の暫定政府首脳と会談すると発表した。歴訪中に、リビアの反体制派幹部とも会い、米国としての支援策を話し合う予定という。

　同長官は１０日、米議会下院の公聴会で、在米リビア大使館との関係を停止し、大使館としての活動をやめるよう求めると表明。その後の記者会見で「ワシントンでカダフィ政権の代表を受け入れない」と述べ、反体制派への武力攻撃を続ける同政権に圧力をかける考えを示した。

　オバマ米政権は、反体制派で構成する国民評議会をカダフィ政権に代わる政権として承認していないが、支援を強化。ドニロン米大統領補佐官は１０日、米政府が近く、リビア東部に米国際開発局（ＵＳＡＩＤ）の災害援助対応チーム（ＤＡＲＴ）を派遣する方針を示した。

　一方で、米政府の情報機関をとりまとめるクラッパー情報長官は１０日の米上院軍事委員会で、リビアでの戦闘が長期化した場合、武力で上回るカダフィ政権が優位に立つとの見解を表明。リビアが、カダフィ政権と複数の反体制派がそれぞれ支配する地域に分裂する事態への懸念も示した。
　

コメント
01. 2011年3月11日 21:20:44: Opev5wMx0g ガダフィ独裁もぱっとしないが、ネオリベで欧米に石油資源が持ち出され、国民の貧困化がもたらせされる「民主化」もぱっとしない。民族自決なんか実際許されないのだから。何年か経過してチュニジア、エジプトを見てみればわかる。今の日本の運命と同じだ。キューバ、チャベスの国、イランには頑張ってもらいたい。欧米くたばれ。
02. パルタ 2011年3月12日 01:22:08: BeExvDE2jO5d2 : fhqMEypoT6 ぱっとしないでは済まされない。 明らかにカダフィ独裁は欧米イスラエルの利益の為に延命しようとしている。 チュニジア、エジプト等アラブで民主化した国では 第二の闘争をせねばならなくなる。アラブの体制は社会主義的要素が強い。 これをぶっ潰そうというのが欧米の本来の狙いだろうと思う。 だから今度は独裁者ではなく、直接欧米資本と激突する事になる。 高い失業率、ネットを通じて反乱が起きた点では日本と無縁ではない。 日本の民衆はどう動くのかが問われている。 アラブはもはやある部分では日本より先を行っている。 彼らは行動し、日本人は行動出来ないからだ。 アラブのように行動しようにも災害が多過ぎて、 政治的に全く動けない程の状況だ。

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