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(回答先: 尹徳竜 団長率いる韓国の軍民合同調査団: 国連安全保障理事会で説明 【朝鮮日報】 投稿者 hou 日時 2010 年 6 月 16 日 21:34:21)
http://www.chosunonline.com/news/20100616000017
哨戒艦沈没:南北の説明に安保理理事国の反応は?(下)
フランス大使「北朝鮮の主張に説得力なし」
哨戒艦沈没
韓国の合同調査団は、北朝鮮が現場海域で調査を行うことに同意できない理由についても、「犯罪者が犠牲者を調べるなどあり得ない」といった感情的な反応は避け、最後まで客観的かつ国際法に基づいた冷静な態度で対応した。具体的には「天安事件は停戦協定に違反する行為で、軍事停戦委員会による解決の手続きに従わねばならない。1996年の北朝鮮潜水艇による東海(日本海)侵入事件も、このような手続きに沿って解決し、北朝鮮の謝罪を引き出した前例がある」などの点を指摘した。
一方で北朝鮮のシン・ソンホ国連大使は、「自分たちは被害者であり、韓国の調査結果は捏造(ねつぞう)されたものだ。現場海域で自分たちも調査を行う必要がある」と主張した。これに対して英国、トルコ、米国大使らは「韓国の将兵46人が犠牲になったのに、なぜあなたたちが被害者だと主張するのか」と尋ねた。これに対して北朝鮮大使はまともな説明ができず、「自分たちは被害者だ」という言葉を繰り返した。さらに各国大使が「現場で何を調べるのか」と質問すると、「自分たちは被害者であるため、現場に行かねばならない」と主張するばかりだった。
北朝鮮代表団は韓国の参与連帯が最近、安保理に書簡と報告書を送ったことには言及しなかったが、韓国の一部市民団体の主張と同じ論理で、韓国による調査結果に関する疑問点に言及した。「船は真っ二つに割れたが、魚雷のスクリューは保存されている」「1番という文字は誰でも簡単に書き込むことができる」「激しい高温の中で文字が残っているのはおかしい」などと訴えた。これに対して韓国の合同調査団は、すでに国内で説明したのと同じように、理事国にも科学的な観点から説明を行った。フランスのアロー国連大使は、「北朝鮮の説明に説得力はあったか」という記者からの質問に対し、強い語調で「ノー」と答え、「北朝鮮に対する安保理制裁は非常に強固なものでなければならない」と述べた。
しかし、調査結果についての説明が行われたとしても、それが直ちに強い制裁につながるかは確実ではない。常任理事国の中国とロシアがそれ以外の各国とは異なり、「この場はどちらかの立場を支持することを表明するためのものではなく、技術的な側面から質疑を行うための場だ」という趣旨の発言を行ったほか、別の安保理理事国も、韓半島(朝鮮半島)で緊張が高まることを強く懸念しているためだ。安保理議長国メキシコのヘラー大使が、「韓半島の緊張を高めるような行動は自制するよう求める」と中立的な声明を発表したのも、このような雰囲気が背景にあるとみられる。
南北双方は現地時間の15日、舞台を安保理の外に移して改めてそれぞれの主張を行う。韓国の軍民合同調査団は15日午後、スペイン、カナダ、イタリア、オーストラリアなど安保理理事国以外の大使20人以上を招待し、国連駐在韓国代表部で説明会を開催する。また、北朝鮮は同日朝に国連本部で公式会見を行う予定だ。
ニューヨーク=朴宗世(パク・チョンセ)特派員
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