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株式日記と経済展望
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やはり北朝鮮は、軍部の不満を解消し、さらにその手柄を
金正銀のものとするために、『天安号事件』を起こしたのだ。
2010年6月13日 日曜日
◆「金王朝大崩戦闘準備」その内情軍部暴走、金正日に壊はもう止められない 6月7日 現代ビジネス
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/661?page=4
この日、NLL近辺を航海中の韓国海軍の1200tの軍艦「天安」に魚雷が炸裂。軍艦は沈没し、46人の韓国海軍兵が殉死した。韓国軍は当初、事件説と事故説の両方の線で調査を開始したが、約2ヵ月後の5月20日になって、北朝鮮の犯行であると、韓国政府が正式に発表した。
この発表について、北朝鮮は関与を否定する声明を出したが、韓国政府高官は、冷静な表情でこう反論する。
「昨年の11月末と今年2月の2回、金正日が北朝鮮の西海艦隊司令部のある南浦を訪問し、『(昨年の銃撃戦の)報復をしなさい。98周年(金日成の生誕記念日である4月15日)の前後がいいだろう』と指示していることが分かっている」
さらにこの高官によると、4月半ばごろより、北朝鮮国内で、すでにこの事件が北朝鮮の手によって実行されたことを示す話が出回っていたことを指摘する。
「北朝鮮側にとって、今回の攻撃は極秘事項だった。しかし、4月の中旬にはこの話が北朝鮮の国内にも出回り始めていたことを確認している。
注目すべきなのは、『あの攻撃は、正銀さまの指揮のもと行われたものだ』という情報がともに広まったことだ。やはり北朝鮮は、軍部の不満を解消し、さらにその手柄を金正銀のものとするために、『天安号事件』を起こしたのだ」
自暴自棄になった金正日
今回の事件を受けて、李明博(イミョンバク)大統領は北朝鮮に対する制裁決議などを国連安全保障理事会に求める強硬姿勢をみせ、制裁などに消極的な姿勢を見せている中国の説得にあたる予定だ。
たしかに消極的な姿勢を見せているものの、中国とてそう簡単に今回の事件は目を瞑(つむ)れるものではない。この事件について、ある意味で当事者である韓国以上に動きが早かったのが、中国だった。平壌に着任して間もない劉洪才中国大使は、事件発生後直ちに、金正日総書記もしくは金永春国防相への面会を要請した。
3日後の3月29日、北朝鮮のトップ二人は、劉大使を食事に招き、三者会談が実現。金総書記はその場で事件について直接の言及はせず、ただ韓国と、そのバックにいるアメリカの悪口をまくし立てた。そしてこうも明言した。
「4月か5月に訪中したい」
北朝鮮にとって恐いのは、あくまでも韓国のバックに控えるアメリカである。そしてアメリカからの報復を食い止めるには、「後見人」である中国の力を頼るしかなかった。こうして5月3日から7日にかけて金総書記及び金国防相の訪中が実現したのだった。
このとき、中国は「天安号事件」について直接北を非難することはしなかった。しかし、金総書記にとって驚きだったのは、北朝鮮にとって最も重要事項となる正銀への後継に対して、中国が条件をつけてきたことだった。
今回の中朝首脳会談で金総書記は、間接的な表現ながら、「両国・両党の特別な友誼は、子々孫々続けていくべきだ」と主張し、正銀への継承を認めさせようとした。ところがこれに対し胡錦濤主席は、「朝鮮が平和路線を推進し、経済発展を図るのならば、中国は友好関係を保持する」と答えるのみだったのだ。
胡主席は、事件についての直接の言及は避けたのだが、こう発言することで「中国は北朝鮮の思い通りに動くわけではない」と牽制したのである。
さらにもうひとつ、中国の予期せぬ反応が現れた。
金総書記は今回、「美女軍団」ならぬ「紅楼夢軍団」198名を同行して訪中した。中国4大古典の一つ、『紅楼夢』の朝鮮版は、金総書記が自ら演出に加わった自信作で、今回は中国公演の初日を胡主席とともに観劇する約束だった。
ところが韓国(及びその背後のアメリカ)に配慮した胡主席は、当初予定していた共同観劇をドタキャンしたのである。これには金総書記の怒りが炸裂し、予定を早めて帰国してしまった。
これを「北朝鮮と中国の間に溝ができた」と見るのは短絡的である。しかし、中国の後ろ盾を期待できなくなった北朝鮮は、自暴自棄に陥ったかのごとく態度を硬化させ、5月25日には8項目にわたる「対韓国制裁」を発表するなど、攻撃的な姿勢を見せることとなったのだ。
対する韓国も、北朝鮮の硬化姿勢に呼応し、再び北朝鮮を「主敵」と位置付ける可能性があることを示唆している。「主敵」の概念は、いまからちょうど10年前の「6・15南北共同宣言」によって、消滅していたはずだったが、"南北和解の時代"は、完全に幕を閉じたということである。
世宗(セジョン)研究所の主席研究員である鄭成長(チョンソンジャン)博士は、こう語る。
「国際社会が北朝鮮に対する制裁を決議したら、北朝鮮が強い反発を示すことは間違いない。6ヵ国協議の拒否、非核宣言の破棄などの手段に出る可能性が高い。そうなれば、第三次核実験が起こる可能性も高まり、半島は戦争寸前の緊張感に包まれることになる」
自身の求心力を維持するため、ひいては正銀の権威を高めるために、韓国船の爆破という選択肢を選んだ金総書記。しかし、その選択は「金王朝の崩壊」という最悪の事態を招くかもしれないのである。
(私のコメント)
北朝鮮による韓国の哨戒艦撃沈事件は国連の安保理にかかっていますが、名目的な制裁か議長声明で終わってしまいそうだ。アメリカの予想以上に消極的であり、韓国も戦争を恐れるあまり制裁に対して否定的な選挙結果が出ている。北朝鮮は事件を起こしても韓国もアメリカも動かないと見たから事件を引き起こした。
北朝鮮には経済政策失敗による軍部の大きな不満が溜まっており、軍部の不満を解消するために金正日が報復を命じたのだろう。金正日は記念日などに軍部や国民に贈り物をして支持を集めてきた。しかし最近はそれも出来ないほど経済状況が悪化して来ている。
日本や韓国からの援助も来なくなり中国に頼るしかなくなったのですが、哨戒艦の撃沈はイチかバチかの賭けだったのだろう。しかし頼りの中国も期待したほどの支援が得られず、正銀への後継支持や軍事的な支援は得られず自制を促されて、金正日は途中で帰国してしまった。
今回の事件は後継者へのはく付けのために行なわれた面もあり、北朝鮮国内では正銀様の指揮で行なわれたという権威を高める為のものでもあったのだろう。金正日にしてもラングーン事件や大韓航空機爆破事件を起こす事で後継者としての地位を固めたのであり、韓国の哨戒艦撃沈事件も後継者の正銀の手柄になるのだろう。
このようなテロ事件を次々起こせるのも韓国やアメリカが報復しないと分かっているからであり、アメリカは盛んに在日米軍を抑止力として意味があると言っているが北朝鮮には何の抑止力となっていない。抑止力とはやられたらやり返すぞという威嚇力が大切ですが、アメリカは今はその余力が無い。
このようなテロ事件を次々引き起こすのは中国や北朝鮮のやり方であり、戦前においても中国は通州事件や済南事件などつぎつぎと虐殺事件を起こす事で挑発を繰り返して日本軍を中国に引き込んでいった。北朝鮮も同じでありテロ事件の引き金にして韓国やアメリカを挑発して戦争に引きずり込んで国難を打開しようというのだろう。
中国大陸には「夷をもって夷を制す」という文化があるが、外国勢力を引き込んで治安を図ろうと言う意図があった。北朝鮮も同じであり、金正日にしても「日本はわざとアメリカに戦争を仕掛けてわざと負けて近代化を図った」ように見えるのだろう。中国の改革開放経済も夷を国内に引き入れて経済を活性化させている。
事実日本は朝鮮半島を併合して治安を安定化させて、多くの資本を投入して朝鮮の近代化を図った。それこそが大陸文化なのですが、挑発を繰り返して侵略させて引き込んで、やがてはそれを接収して排除するのが大陸のやり方だ。毛沢東は日本軍を引き込んで蒋介石と戦争させて、双方が消耗したところで攻勢に出て中国全土を支配できた。
北朝鮮は中国を見習って改革解放経済を取り入れろと中国から言われても金正日は受け入れられない。それを受け入れれば金王朝がもたなくなる訳ですが、軍内部には不満が高まってきてそれが暴発したのだろう。韓国の哨戒艦を沈めることで韓国軍やアメリカ軍を引き入れて金王朝を滅ぼしてしまえば現在よりかはマシになるだろうという考えだ。
清王朝にしてもイギリス、フランス、ロシア、日本などを引き入れて滅びましたが、中国の歴史は異民族の侵入で王朝が交代してきた。北朝鮮にしても金王朝を滅ぼすには外敵を引き入れるしか手は無いのかもしれません。中国はその事を知っているから手は出さないし韓国もアメリカも手は出さない。
韓国にしてもアメリカと日本に支援無しには成り立たない国であり、北朝鮮も中国やロシアの援助で成り立っていた国だ。しかし北朝鮮は中国にもロシアにも見捨てられた国であり、どこからも援助が得られなくなってしまった。中国にしても北朝鮮が崩壊したら難民が押し寄せてくるから最低限度の援助をしているだけだ。
北朝鮮が改革開放経済を受け入れられないのは、開放すれば韓国の経済発展ぶりが知れてしまうから出来ない。それでも徐々に携帯電話やDVDなどで知り始めているから、北朝鮮の崩壊は意外と近いかもしれません。現代ビジネスで書いているように韓国船の爆破は金王朝の崩壊をもたらすきっかけになるかもしれません。
朝鮮半島の統一後の事を考えれば韓国軍が行動を起こして北朝鮮の崩壊をさせるべきなのですが、中国やアメリカは現状維持のままのほうがいいだろう。次善の策としては金王朝を崩壊させて北朝鮮は存続するというものだ。一番いいのは東欧型の民衆蜂起による独裁政権の崩壊ですが、それは中国は反対するだろう。中国本土に伝染する恐れがあるからだ。
「株式日記」が考えるには北朝鮮を一時、国連の信託統治領として管理する事だ。中ロ米韓日の五カ国が管理する事になりますが、実現性はほとんど無い。今から考えれば大東亜戦争で日本から朝鮮半島と台湾を切り離した事はアメリカの戦略として正しかったのだろうか? 間違っていたから朝鮮戦争が起きたのであり、中台戦争の火種が出来てしまった。
全ての責任はアメリカにあるのだから、北朝鮮がこのようなボロボロの国になった責任はアメリカにある。中国やロシアもけっして北朝鮮の為にはならなかった。韓国もアメリカに命ぜられるままにイラクに出兵したりベトナム戦争に参加させられたりいろいろと大変だ。アメリカも夷をもって夷を制する国だから、日本だっていつ利用されてイラクやアフガニスタンに出兵させられるか分からない。だから在日米軍基地は危険なのだ。
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