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6月5日 ロシアのメドヴェージェフ大統領:(イランの)無責任な行動が広がり続けるのを許してはならない。【ロシアの声】
http://www.asyura2.com/10/warb4/msg/800.html
投稿者 hou 日時 2010 年 6 月 08 日 21:56:27: HWYlsG4gs5FRk
 

(回答先: ブラジル外務省:オバマ大統領が4月に送付した、イランとの調停をルーラ大統領に依頼する書簡を5月26日に公表【サンパウロ新 投稿者 hou 日時 2010 年 6 月 08 日 21:52:12)

http://japanese.ruvr.ru/2010/06/07/9253948.html

ロシアは、イランの核問題解決戦略について国連安保理事会常任理事国5カ国(露・米・英・仏・中)にドイツを加えた6カ国と合意した。IAEA(国際原子力機関)定例理事会及び国連安保理事会イラン問題会議を前に、ロシア政府は独・中両国と共に、イランに対し直接「制裁か、あるいは国際社会との創意に富んだ協調か」のいずれかを選ぶよう提案する事で意見の一致を見た。

 イランの核問題調整に取り組む6カ国は事実上、国連の対イラン新決議案に向けた作業を終了した。決議案の討議は、あらゆる事から判断して、IAEA定例理事会がイランにおける原子力開発の状況に対し非政治的かつ専門的な立場からの評価を下した後、すぐにでも開始されるだろう。

 5日メドヴェージェフ大統領は、メルケル独首相との会談を総括した中で「イランに対する制裁合意は、誰もその導入を欲していないとはいえ、事実上、存在している」とし、次のように述べた−

「制裁は誰も望んでいないが、ある種の場合には、制裁について合意しなければならない。事実上、現在、制裁についての合意が存在する。国際社会の声を、イラン指導部が聞いてくれるよう望む。無責任な行動が広がり続けるのを許してはならない。イランは、国際社会が何を言っているのか、耳を傾けるべきであり、国際社会のパートナーと交流すべきである。」

 大統領の発言にあった「イランの行動の無責任さ」については、北京でラブロフ外相が触れている。新しい対イラン決議案は「いつ国際社会と交渉を再開する用意があるのか」という声にイラン当局が答えず、交渉再開の期間について決める事ができないと分かった後、作成されたものだ。ラブロフ外相は「そうした状況で半年も待つ事は、余り得策ではない」と指摘し「当初西側のパートナー諸国が作った決議案の中から集中協議の結果、イラン社会をマヒさせるような制裁導入についての文言は除かれた」と伝え、さらに次のように続けた−

「6カ国の枠内で討議された決議案は、他ならぬ核兵器の拡散防止という課題にアクセントが置かれたものだ。又決議案は、最大限、ロシア及び中国の経済的その他の利益を考慮したものとなっている。」

 露・中両国は、そうした条件が満足させられたことで、決議案の国連安保理事会への討議持ち出しに反対するのを止めた。メドヴェージェフ大統領は又ベルリンで、以下のように語った−

「我々は、状況をコントロールする今後の措置が、一部の国の偏った考えに左右されず、国際的な歩み寄りの上に立って講じられるよう強く期待している。我々は、皆一緒なのか、あるいは、この場合、我々のアプローチは皆が別の方向に別れて行く始まりとなるのか…当然、これは正しい道とはいえないが…よく考える必要がある。」

 露・中両国は、対イラン新決議案に、二つのアプローチをしっかり含めるよう提案した。それは、第一に、イランに交渉の用意ができたらすぐに、イランとの交渉に向けた心積もりを確認する事、そして第二に、イランが自国の核プログラムの不明部分をしかるべく解明し、IAEAの要求を満たした場合には直ちに、イランに対し課せられている制裁を解除する事、この二つである。  

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