http://www.asyura2.com/10/warb4/msg/799.html
Tweet |
http://www.spshimbun.com.br/content.cfm?DA_N_ID=12&DO_N_ID=35535
伯米の対立くっきり 米国務長官「伯国との相違深刻」
結束強める伯土は欧米批判
イランの低濃縮ウラン国外移送合意を、トルコと共に取り付けたブラジルに対し、米国が反感を強めている。27日、ワシントン市内で講演したクリントン米国務長官は、イラン外交政策において「伯米両国の相違は深刻」と発言、これまでにない厳しい口調で伯国を批判した。米政府が前日に発表した「国家安全保障戦略」文書では、伯国は従来の新興4か国(BRICs)から除外された位置づけ。昨年来、来伯を確約しているオバマ大統領も訪問を見合わせており、伯国への嫌悪感が浮き彫りとなっている。
米国務長官は講演で、核開発を進めるイランは世界にとって脅威だと言明。その上で、「イランは時間稼ぎの外交戦略だとルーラ大統領とアモリン外相に伝えた」とし、それでも制裁に反対する「ブラジルは(イラン)問題の一部だ」と述べた。
米政府が26日に発表した軍事・外交政策指針書では、伯国はインドネシアや南アフリカなどの新興国と同等扱い。「21世紀を担う中心国」と位置づけた中国、ロシア、インドとは裏腹に、従来のBRICsグループから外されている。
就任以来、伯国訪問を約束しているオバマ大統領は、クリントン国務長官が事前調整で3月に来伯したにもかかわらず、訪問予定が未だに立っていない。25日付フォーリャ紙によれば、10月の伯国大統領選への影響を配慮し見合わせているとのことだが、悪化するばかりの両国関係も一因のようだ。
伯外務省は一方、オバマ米大統領が4月に送付した、イランとの調停をルーラ大統領に依頼する内容の書簡を26日に公表。「米政府の意向に沿っただけ」とする事実を明かす形で伯国の正当性を訴え、米国への不信感を表明している。
これについては、「米国は当初、ブラジルを問題解決の切り札と見ていたのに、(伯国が調停を成功させた途端に)なぜ態度を変えるのか」とする質問が、クリントン国務長官の講演会で上がったほど。同長官は弁明に終始したようだ。
ブラジリアでは同日、伯土首脳会談が行われ、会談後の記者会見で、トルコのエルドアン首相はイランとの合意に関し、「われわれは長年の交渉で得られなかった外交的成功を果たした」と強調。実効性に懐疑的な見方を貫く欧米諸国について、「(合意を)ねたんでいる」と批判。
ルーラ大統領も「できることはすべてやった。(欧米諸国は)平和と紛争のどちらを望むのか、態度を表明すべきだ」と述べ、イランへの追加制裁に反対の立場を改めて強調した。
2010年5月29日付
戻る
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
- 6月5日 ロシアのメドヴェージェフ大統領:(イランの)無責任な行動が広がり続けるのを許してはならない。【ロシアの声】 hou 2010/6/08 21:56:27
(5)
- 5月31日施行 ロシア農事省:ブラジルからの輸入食肉 禁止処置 5月30日から施行 【サンパウロ新聞】 hou 2010/6/08 22:17:17
(1)
- 訂正: 5月27日施行 ロシア農事省:ブラジルからの輸入食肉 禁止処置 5月30日から施行 【サンパウロ新聞】 hou 2010/6/08 22:18:10
(0)
- 訂正: 5月27日施行 ロシア農事省:ブラジルからの輸入食肉 禁止処置 5月30日から施行 【サンパウロ新聞】 hou 2010/6/08 22:18:10
(0)
- 6月7日国際原子力機関(IAEA)理事会会議:中国国家原子力機関の主任「核資材と核施設の安全保障問題を非常に重視」【チャ hou 2010/6/08 22:12:32
(0)
- 6月3日 中国外務省の姜瑜報道官: 「中国は、制裁と対話を結び付けて対処するという戦略を堅持」【中国国際放送局】 hou 2010/6/08 22:04:13
(1)
- 6月1日 中国外務省の馬朝旭報道官:「中国は、IAEA事務局長が提出した最新報告に注目」 【中国国際放送局】 hou 2010/6/08 22:09:49
(0)
- 6月1日 中国外務省の馬朝旭報道官:「中国は、IAEA事務局長が提出した最新報告に注目」 【中国国際放送局】 hou 2010/6/08 22:09:49
(0)
- 5月31日施行 ロシア農事省:ブラジルからの輸入食肉 禁止処置 5月30日から施行 【サンパウロ新聞】 hou 2010/6/08 22:17:17
(1)
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。