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ロシアのメドヴェージェフ大統領: ソ連赤軍とナチスの役割を混同するのはモラルに対する犯罪というものだ。【ロシアの声】 http://www.asyura2.com/10/warb4/msg/389.html
(回答先: ロシアのメドヴェージェフ大統領:ナチス・ドイツおよび日本軍との戦いにおいて赤軍が果たした役割を矮小化【ロシアの声】 投稿者 hou 日時 2010 年 5 月 08 日 13:05:02)
カチンの森事件(1943年4月13日)これも含まっているし、シベリアの件も http://japanese.ruvr.ru/2010/05/07/7455566.html 露大統領「大戦の教訓、安保の仕組みにつなげるべき」 ほかの記事: 誰も忘れない 終戦65周年 (22 記事) 9日の戦勝記念日を前に、ロシアのメドヴェージェフ大統領はイズヴェスチヤ紙および国営第1テレビ(いずれも7日付)からの取材に応じ、大戦の歴史認識について考えを語った。 政権は65周年を迎える今回の記念日を前に、内政面でも外交の舞台でも歴史の歪曲に反対する姿勢を示してきた。東欧の複数の国でみられる恣意的な歴史解釈を受けてのものだ。一部の政治家が自身の利益のためにナチス戦犯の復権を図り、ソ連赤軍と彼らを同列視するところまで来ている。大統領は語る。 「当時のソ連国民に選択肢などなかった。命を落とすかもしれなかった。あるいは奴隷になるかもしれなかった。これは動かしようのない事実である。 もうひとつ、誰が始めた戦争かということだ。この点はニュルンベルグ裁判の資料のみならず、多くの人々の記憶に照らしても明らかなところだ。歴史的事実を入れ替えるのは悪い企みだといえる。」 ナチス側の犠牲は東部戦線(対ソ戦)が全体の7割を占めた。ソ連側の功績だ。一方で大統領は、粛清や東欧地域での弾圧など戦後のソ連が果たした役割についての否定的な見方も指摘する。 「大戦時の赤軍およびソ連国家が担っていた使命と、その後起きたことを分けて考えるのが一般の人々の良識であり、歴史家の腕前というものだ。 実際に分けるのは難しい。ただ、赤軍の役割がなければ、ソ連国民の大きな犠牲がなければ、欧州は全く違ったものになっていた。現在の繁栄した豊かな欧州だってなかった。このことを強調するためにも分けて考えることが必要なのだ。」 犠牲となった人々を迫害者などと呼んではならない。ソ連赤軍とナチスの役割を混同するのはモラルに対する犯罪というものだ。その意味で現在のドイツはバルト海沿岸の東欧諸国に比べて適切に対処している。 大統領はまた、スターリンにも触れた。当時の最高指導者、あるいは軍部の働きの重要性を指摘しつつ、戦争に勝利したのはソ連国民であって彼らではないと明言した。 先の大戦は非常に様々な形で捉えることが出来る。大統領は最も重要な教訓として、「ロシアは国際社会の他の国々と共に脅威を取り除くべき」と語った。独裁者、迫害者が力をつけ、暴走し始めた場合、下手な和解はよい結果をもたらさない。そのため、国際社会は安全保障の新たな枠組みを作る必要がある。08年8月に発生したグルジアによる南オセチア侵攻を受け、欧州新安保の構想が動き出した。国際社会は様々な問題を包括的に話し合い、対立の解消、合意につなげられるような場所を求めている。 メドヴェージェフ大統領は戦間期の30年代にほぼ同様の試みがあったと指摘する。ただ当時の国際社会には決定を下す勇気がなく、史上最大の犠牲を伴う戦いに世界を導くことになった。だからこそ現代社会は現代にふさわしい仕組みを作らなくてはならない。 こうしたアプローチは他の隣国との間でも適用できるかもしれないと大統領は語る。例えば、南クリル諸島(いわゆる北方領土)の帰属と平和条約の締結が一体となっている日本との関係だ。大統領は「非常に難しい問題だが、取り組まない方がよいということにはならない」と語り、国益を考慮しつつどのように解決していけるか、ロシアには独自の考えがあるとした。この点は日本側と変わらない。極端な立場を避けて、積極的かつ誠実に取り組めば最終的にまとまるとも述べた。 メドヴェージェフ大統領は締めくくりとして、戦争を体験した人々を含む全国民に戦勝のお祝いを述べた。ロシア人にとって国民的な祝日なのだからと言い添えて。
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