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(回答先: 自衛官の年間平均人員： 陸自が１４万２００２人 ／ 海自が４万２３６１人 ／ 空自が４万３６５８人 【朝雲新聞】 投稿者 hou 日時 2010 年 4 月 09 日 01:34:12)
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年度末改編 １５旅団、５１普連を新編
９個師団６個旅団体制に 陸自情報科職種を新設
１５旅団編成完結式典で５１普連の中西連隊長（右）に連隊旗を授与する北沢大臣（３月２６日、那覇駐屯地で）
自衛隊の年度末改編が３月２６日を中心に全国で行われ、陸自では１混団が１５旅団に改編されて「９個師団・６個旅団」体制が整ったのをはじめ、１４旅団隷下の５０普連が善通寺から高知に移駐、９師団がゲリ・コマ対処能力を向上させた即応近代化師団に改編された。また、陸自に普通科などと並ぶ新職種「情報科」が新設された。海自では新型海洋観測艦「しょうなん」と「そうりゅう」型潜水艦２番艦の「うんりゅう」が就役、空自では千歳の第８移動警戒隊が三沢の第１移動警戒隊に統合され、全国５個移動警戒隊体制となった。
高知・香南市に新駐屯地 ５０普連が移駐
陸自の年度末改編のうち作戦基本部隊では、西方の１混団（司令部・那覇）を１５旅団に改編。南西地域の防衛力強化が目的で、人員は約１８００人から約２１００人に増強され、１０１不発弾処理隊と４１６基地通信隊、４３０会計隊を除いて１混群など６個部隊を廃止、新たに５１普連をはじめ１５偵察隊、１５通信隊などの１１個部隊が置かれた。また、旅団隷下に化学防護隊を置いてＮＢＣ対処能力を向上させた。
３月２５日には那覇駐屯地で廃止部隊の隊旗が１混団長に返還され、翌２６日、同駐屯地で北沢防衛相、火箱陸幕長らが出席して１５旅団の編成完結行事が行われた。
式典で初代旅団長の反怖謙一将補（前１混団長）は新編部隊に隊旗を授与後、「根を養えば木は自ずと育つ。旅団一体化の環境基盤を整えよ」と訓示。同旅団長から編成完了報告を受けた用田和仁西方総監が早期戦力化と統合運用面での海・空自との連携強化、地域との連携の３点を要望。この後、北沢大臣が５１普連の初代連隊長・中西信紀１佐（前１混群長）に連隊旗を授与した。
５１普連は３個中隊約７００人編成で、機動力強化のため軽装甲機動車、高機動車各約４０両を装備。
中方では１４旅団（司令部・善通寺）隷下の５０普連（連隊長・黒田弘人１陸佐、約７００人）が２６日、善通寺から高知県香南市香我美町に新設された駐屯地に移駐を完了した。同２４日には高知市と香南市の主催で部隊の移駐歓迎行事が両市で行われ、隊員約４００人が車両約６０両とともにパレードを行い新駐屯地に入った。
新駐屯地は現在１４施中が駐屯する旧高知駐屯地から約２キロの場所にあり、名称は新旧いずれも「高知駐屯地」で、新駐屯地が第１キャンプ、旧駐屯地が第２キャンプとされた。
また、東北方では９師団（司令部・青森）が即応近代化師団に改編され、同２９日、青森駐屯地体育館で隷下部隊の約２６０人が参加して編成完結行事が行われた。着上陸侵攻対処重視からゲリ・コマ対処重視への編成シフトで、０１式対戦車誘導弾、９６式装輪装甲車、８９式小銃など普通科部隊の装備が更新された。
このほか、同２６日にはＵＨ１Ｊ多用途ヘリ、ＯＨ６Ｄ偵察ヘリ各２機を装備する１４飛行隊が海自徳島基地内の北徳島分屯地に新編された。
一方、情報科職種の新設は、今まで職域（部署、部隊）として存在していた情報関連業務を専門に扱う人材を体系的に育成し、情報機能の強化を図るためで、陸自の普通科、機甲科などと同様の職種として「情報科」を設置。これに伴い３月末に各方面総監部の調査部を「情報部」に改編、中方と西方に「方面情報隊」を新編。小平学校情報教育部の改編も行われ、３０日には防衛省で情報科職種創設の記念行事が行われた。
海自の部隊改編は艦艇の就役に伴うもので、３月１７日に新海洋観測艦「しょうなん」が「ふたみ」に代わって海洋業務群に、同２５日には新型潜水艦「うんりゅう」が１潜群５潜隊（呉）に配備され、同隊の「なつしお」は退役した。
空自では移動警戒隊の改編が行われ、同２６日、千歳基地の８移警隊を三沢基地の１移警隊に統合、同隊は三沢から千歳に移動した。これで移動警戒隊は全国５個体制となった。
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