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金泰栄(キム・テヨン)国防長官は、国会で何を語ったのか (上)(中)(下 )【朝鮮日報】 http://www.asyura2.com/10/warb3/msg/808.html
(回答先: 金泰栄国防部長官::熱感知装置(TOD)の画面には、C字型に少し曲がった切断面が現れている 【朝鮮日報】 投稿者 hou 日時 2010 年 4 月 04 日 01:34:49)
上 哨戒艦沈没:国防長官は国会で何を語ったのか(上) 機雷であれば水柱ができるはず…まだ確認されず 沈没当時、北の挑発と判断、哨戒艦「束草」の移動など警戒態勢 天安がペンニョン島に近接したのは、激しい風浪を避けるため 金泰栄(キム・テヨン)国防長官は2日、国会の緊急懸案質疑に出席、「天安沈没当時は、北朝鮮の挑発と考えたため、束草を移動させるなどあらゆる警戒態勢を取った」と語った。
金長官は、「先月(3月)24日から27日まで、確実に見えなかった北朝鮮の潜水艦が2隻ある」と語った。「(海州、琵琶串、南浦など)3カ所ある(北朝鮮の)軍港のうち、1カ所で潜水艦2隻が見えなくなり、それぞれ通信やさまざまな手段を用い追跡を行ったが、天候が悪化し、完全に追跡できなくなった」という。金長官は、「その潜水艇が天安の沈没と関連があると見ることができるか」という金東聖(キム・ドンソン)議員(ハンナラ党)の質問に対し、「(潜水艦が消えた地域から)ペンニョン島まで距離が離れており、潜水艦が動くにはかなり時間がかかる。北朝鮮の潜水艦は、映画で見る米国の最新型潜水艦のように長時間の潜航能力はなく、遠くまで潜航したとは考えていない。完全とは言えないが、関連性は弱いのではないか」と答弁した。それでも金長官は、「しかし、可能性をしっかり考えている」とも答弁した。 金長官は、「過去にも、(北朝鮮の)半潜水艇などが韓国の海に浸透したことが2度あった」と語った。潜水艇は全長が12メートルに過ぎず、レーダーの電波を吸収できる物質を塗り、捕捉が難しい、という指摘に対しては、「捕捉が制限されるというのはその通りだ。しかしそのかわり、潜水艇は小さいため、遠くまで作戦行動を取るには制限を抱えている」と述べた。
金長官は、「事故原因は機雷か魚雷に絞られた」という質問に対し、「どちらも可能性があるが、魚雷の可能性が、もう少しあり得るのではないかと考えている」と語った。また金長官は、「当時、ソナー(音波探知機)兵は魚雷の接近を探知できなかった」と述べた。魚雷は(大きな騒音を出すため)通常ならソナーに捕捉される。しかし、「場合により、風浪が激しく雑音が多い状態では、それを逃すこともあり得る」と語った。さらに金長官は、「直接打撃式」ではなくバブルを起こして船を破壊する方式の魚雷と関連し、「北朝鮮は、昔はこうした魚雷を持っていなかったが、今ではおそらく持っているのではないかと推定している。だが、まだ直接使用を確認できていない」と語った。 ■海水が原因で熱探知ができなかった可能性 事故直後に撮影したTOD(熱感知装置)によると、船体の切断面で熱は感知されなかったが、これについて金長官は、「魚雷に当たったとすると、当たった部分はほかより温度が高くなるはずだと考えられる。しかし当時は風浪が激しく、波が船に水を浴びせ続ける状況だったので、熱がすぐに冷めたこともあり得る」と述べた。また金長官は、「直接打撃ではない、水中爆発(バブルジェット)の場合には、熱の感知ができないのではないか」という質問に対し、「その場合にも、少しは熱の影響を受けると見られるが、やはり海の真ん中で冷たい海水があると、熱が冷めることもあり得る。詳細に検討してみなければならない部分」と答弁した。 ■機雷の爆発による水柱は確認されず 金長官は、「機雷による爆発なら、水柱ができるはずだ」という指摘に対し、「夜間だったので、見ることができる人間は極めて限られる。船の甲板にいた人でも、見たという人はいない。(880メートル離れた)ペンニョン島の哨所からTODを撮った兵士が“船の前で水柱のようなものを見たようだ”と話したが、まだ確認されていない」と語った。 6・25(朝鮮戦争)当時に北朝鮮が設置した機雷が爆発した可能性についても、「確認したが、現在そうした機雷があるとしても、電気式配管がない状態で爆発する可能性はないと見ている」と述べ、米軍が設置した機雷という可能性については、「韓米がそうした演習を行っているが、演習用なので、爆発しない。被害を受ける可能性は全くない」と答弁した。 ■内部爆発の可能性は高くない 金長官は、「内部爆発の可能性は極めて低い。わたしは砲兵将校出身で、多くの砲弾を扱ってきたが、砲弾は発射された後に爆発するものであって、普通の状態では安全装置が外れず、爆発し得ない」と語った。 続けて金長官は、「当時、油のにおいをかいだという供述もある。周囲にかなり油があったこともあり得る。魚雷など直撃弾を受けたなら、火が出るはずだが、バブルジェットなどによる爆発であれば、火が出ないこともあり得る。また、船が壊れる過程で油のタンクが破壊され、油が流出した可能性もある」と述べた。 ■暗礁衝突・疲労破壊の可能性も低い 金長官は、「(暗礁)衝突では、1.5程度の地震波は発生しがたい。爆発よるものと考えている」と語った。また、「(海図に出ていないという暗礁は)現在捜索してみた結果、事故があった位置ではなく、10キロ程度離れていた。これまで韓国の軍艦が暗礁にぶつかったことはあるが、真っ二つになったことはない。暗礁にぶつかったのなら、以前泰安で起こったタンカー事故のように、破口ができるはず」と述べた。 一部で唱えられている「疲労破壊説」に対しては、「天安は1988年に建造されたが、これは韓国の軍艦の中では古い方ではなく、おおむね中間クラス以上になる。古くなって壊れたのではない。最近、船を新たに造る水準の整備・検討を行った際、異常はなかった」と答弁した。 ■特別任務はなかった 金長官は、天安が当日ペンニョン島に近接していたのは特殊任務のためだったのでは、という質問に対し、「特殊任務ではない。北朝鮮の新たな戦術に対応するためのものでもあり、当時風浪がかなりひどかったので、島の近くに動いたということ」と答弁した。また金長官は、「北朝鮮は、大青海戦以降、“報復”を公言してきた。大青海戦以降、北朝鮮は艦対艦攻撃に困難を感じているため、地上の兵器で韓国の艦艇を攻撃する可能性があると見ている。船の機動を島の裏に近づければ、これを避け安全を図ることができる。こうした訓練を多く行ってきた」と語った。さらに金長官は、「天安の機動は作戦区域内でなされたものだが、やや外れていた。しかし、海のラインは地上のように明確に引かれてはいない」と述べた。 イム・ミンヒョク記者 辛殷珍(シン・ウンジン)記者
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