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2010.11.15(その2) 森田実の言わねばならぬ【1082】
平和・自立・調和の日本をつくるために[1082]
《新・森田実の政治日誌》国民から見離された菅政権/最近の国民の政治意識の変化の背景と民主党の支持率と自民党の支持率の逆転の意味/民主党政治主導の罪〈その1〉
「天命は易からず」(周公、『書軽』)
[「天命を保つことは、決して容易なものではない。それはいつ天命は変わるかもしれないからである」という意味。『中国古典名言事典』より]
今日の「政治日誌」は、国民から見離された民主党について書きます。昨日(11月14日夜)、情報通の友人・Sさんからの電話で、11月12日に東京の中心地(500サンプル)と大阪の中心地(500サンプルで合計1000サンプル)で行った面接方式による世論調査(E通信社)の結果を知らせてくれました。以下は、Sさんの電話の言葉をメモしたものです。
それによると、菅内閣支持率は19.3%、不支持率は54.7%でした。民主党支持率は15%、自民党支持率は18.2%でした。大阪だけの調査では、菅内閣支持率は16.2%、不支持率は47%。民主党支持率は11%、自民党支持率は18.6%でした。政党支持率が逆転したのです。
この電話のあと、福岡市長選の結果が入ってきました。自民党と公明党から支持された高島氏が圧勝しました。最近の地方選挙では民主党系の候補が敗北を続けています。「もう民主党候補は勝てないのではノ」という声が広がっています。
時事通信社が11月5〜8日に実施した世論調査でも、菅内閣支持率の急落と、民主、自民両党の支持率逆転が示されました(サンプル数2000、面接方式、回収率65.3%)。菅内閣支持率は27.8%(前回調査よりマイナス11.4%)、不支持率51.8%(同プラス12.6%)でした。政党支持率は、民主党16.2%、自民党16.5%となり、僅かな差ですが逆転しました。
民主党の凋落が激しくなっています。菅首相の自信のなさ、繰り返される菅政権の外交の不手際、小沢一郎氏の「政治とカネ」の問題を処理できない指導力不足、党内の不統一、経済無策などが指摘されています。しかし、私は、鳩山、菅両内閣を通じての「理念なき非現実的で破壊的な政治主導」による官僚機構の解体によって、立法府と内閣と行政機関(役所)との関係を乱し、官僚機構を崩壊状況になったことが、最も大きい原因ではないかと思います。多くの官僚はやる気をなくしてしまいました。官庁の大幹部たちは、「天下り」と言われないような就職口探しに懸命です。政治家とマスコミによる過激な官僚叩きによって、官僚組織は破壊されたのです。
民主党政権の政治主導の結果、外務省がうまく機能しなくなりました。日米関係、日中関係、日ロ関係の乱れの最大の原因は、外務省の力の低下にありました。民主党政権が、政治主導の名のもとに、外務官僚の自主性を批判し自信を失わせたのです。このことは、ほとんどすべての中央官庁に当てはまることです。
民主党の非現実的で破壊的な政治主導(官僚破壊)が日本の行政組織を劣化させたのです。日本の政府危機は深刻です。民主党の行き過ぎた政治主導により政府が崩壊しつつあるのです。(つづく)
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- 森田実『私は、最大の原因が、民主党の非現実的で破壊的な「政治主導、霞が関解体」のマニフェストあるという見方をしている』 仁王像 2010/11/17 20:05:09
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