http://www.asyura2.com/10/senkyo98/msg/688.html
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素人に死刑判決を出させる事には、死刑制度維持の意味があるのか。
「証拠は偽装で、無実」を主張する死刑相当事件の裁判員裁判が開始された。
判断に誤りがあれば無実の人間に死刑判決を下させるこの裁判。
「DNA」「指紋」などの「物証」を突きつけられ、どう判断すれば良いのか。
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http://mainichi.jp/seibu/news/20101102sog00m040017000c.html
『裁判員裁判:夫婦強殺 無罪を主張 「絶対やってない」 鹿児島地裁初公判』
検察側の冒頭陳述を聞く白浜政広被告(右端)=イラスト・関谷俊介 鹿児島市で09年、高齢
夫婦を殺害したとして強盗殺人などの罪に問われた同市三和町の無職、白浜政広被告(71)は2日、鹿児島地裁(平島正道裁判長)で開かれた裁判員裁判の初公判で「絶対に私はやっていません」と起訴内容を否認した。弁護側も無罪主張した。検察側の死刑求刑もあり得るため、裁判員が無罪と極刑の間で極めて難しい選択を迫られる可能性がある。1日の選任手続きから判決までは裁判員裁判最長の40日間で、裁判員の負担も懸念される。
裁判員は男性4人、女性2人。3人の裁判官とともに有罪、無罪を判断したあと、有罪の場合は量刑も決める。5日には被害者宅で裁判員初の現場検証があり、この日と土日・祝日を除いて連日開廷する。17日に結審し、評議をへて12月10日に判決の予定。
検察側は冒頭陳述で、白浜被告が事件前日までにパチンコや飲み代で年金をほぼ使い切り、姉にお金を渡す約束が果たせない状況になっていたことを指摘。殺害状況については「スコップで窓をたたきわって土足で自宅に上がり込んだ。タンスから金品を探したあとに、被害者の顔や頭などをめった打ちにして殴り殺したと考えられる」と説明した。侵入のために割ったガラス片や物色したたんすなどから採取された指紋・掌紋や細胞片のDNA試料が白浜被告と一致したことも指摘した。
一方、弁護側は冒頭陳述で「白浜被告を事件現場と結びつける証拠はない。直接証拠は何もありません」と強調。指紋については「一致したとしても、真犯人が物取りの犯行に見せかけるためにねつ造した」、DNAについても「完全一致ではない。採取や鑑定のプロセスにも問題がある」と反論した。現場周辺で不審者情報があることも指摘して「現場をよく知る顔見知りによる犯行だ」と主張した。公判は2日午後も続く。【川島紘一、遠山和宏、銭場裕司】
白浜政広被告の起訴内容 09年6月18日午後4時半〜19日午前6時ごろまでの間、鹿児島市下福元町の蔵ノ下忠さん(当時91歳)の自宅に侵入し(住居侵入罪)、金品を奪う目的で忠さんと妻ハツエさん(同87歳)の頭や顔を金属製スコップ(長さ約94センチ、重さ1・6キログラム)で多数回殴り、殺害した(強盗殺人罪)とされる。
◇市民に真相究明の重圧
判決まで約40日にわたる異例の裁判員裁判の公判が幕を開けた。鹿児島地裁で2日に開かれた鹿児島市の夫婦殺害事件初公判。強盗殺人、住居侵入罪で白浜政広被告(71)を起訴した検察側と、全面否認する被告、弁護側の無罪主張が真っ向から対立した。6人の裁判員は法壇から被告を食い入るように見つめる。強盗殺人罪の法定刑は死刑か無期懲役。真相究明と量刑の判断という難題が突きつけられた法廷は、鉛のように重い空気に包まれた。
「私は犯行現場と呼ばれるところに1度たりとも行ったことはありません。ましてや住居侵入や強盗殺人など絶対にやっていません」。事件から約1年4カ月。被告人席で平島正道裁判長から起訴内容の認否を尋ねられた白浜被告は、裁判長を見据えてきっぱり否認した。紺色のスーツ姿に、白髪が目立つ頭髪の白浜被告。その表情を6人の裁判員の目が追う。
白浜被告に続き、新倉哲朗主任弁護士が立ち上がる。「白浜さんは現場に足を踏み入れていません。このような犯行はしていません。無罪です」。法廷で全面的に争う方針を明かした。
検察の冒頭陳述が始まった。検察側はホワイトボードを持ち込むと、裁判員らに準備した書類を配布。書類には現場となった民家の見取り図や、被害者の遺体の傷の様子が詳細に書き込まれている。事件の概要説明に、女性裁判員の1人は顔をしかめた。検察側は「最大の争点は被告が犯人かどうかです」と説明した。
一方弁護側は「直接証拠も自白もない。百聞は一見にしかず。現場をみることが一番です」と訴えた。当時白浜被告と同居していた姉の「暴力を振るったことがない優しい弟。事件以降も金遣いが荒くなることはなかった」などの証言を法廷で明かした。更に「検察側は犯人が物色したと主張しているが、犯人は金目当てではない。現金や財布には目もくれていない」と主張した。
白浜被告は09年6月中旬、鹿児島市内の民家に強盗目的で押し入り高齢の夫妻をスコップで撲殺したとして逮捕、起訴された。鹿児島県警による逮捕は事件発覚から10日後の6月29日。民家のタンスなどから見つかった指紋が白浜被告と一致したとされる。しかし、凶器とされるスコップには指紋は検出されなかった。【岸達也、遠藤雅彦、村尾哲】
松本サリン事件(94年)の被害者で第一通報者の河野義行さんも傍聴のため地裁を訪れた。長野県松本市の自宅から鹿児島市に引っ越したばかり。「否認事件で日程も長く、死刑求刑もあり得るので強い関心があった。検察がちゃんと立証していくのか見ていきたい」と話した。
2010年11月2日
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今回も、全国映像と遺族号泣など「劇場的裁判」が展開されるのか。
■耳かき店員ら殺害、無期懲役判決 裁判員初の死刑は回避(裁判員が逃げたと云いたげ?)
http://www.asyura2.com/10/senkyo98/msg/521.html
投稿者 戦争とはこういう物 日時 2010 年 11 月 01 日 19:57:30: N0qgFY7SzZrIQ
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