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2010/10/30(土) 22:16:09
[厚生労働] 菅政権に匂う小泉と同じ悪魔のような人間性
【斎藤貴男 二極化・格差社会の真相】より
これほどの暴言、いや、支配者意識の塊(かたま)りのような立ち振る舞いが、どうして政権を揺るがす大スキャンダルに発展しないのか、不思議でならない。B型肝炎訴訟の和解案に示された数兆円規模とされる国の負担の財源問題で、野田佳彦財務相がさる15日、「国民負担をお願いせざるを得なくなるのではないか」と語った、あの一件だ。
国民負担とは何か。全国原告団の谷口三枝子代表が「国は私たちを国民の敵に仕立てた。被害者を加害者のように扱って踏み潰そうとしている。国は卑怯だ」と語ったそうだが、その気持ちは察するに余りある。
もともと集団予防接種の際の注射器の使い回しが原因なのだ。感染との因果関係を完璧に証明できなくても、その可能性が高いから、国側も和解案を出してきたのではなかったか。
責任はひとえに厚生行政と医療界にある。何よりも、いいかげんな仕事で患者たちをどん底に突き落とした彼ら自身が私財を投げ打ち、周囲もできる限りの負担を買って出るのが人の道というものだ。
足りなければ国民負担も仕方ないにしろ、まずは赤字国債の発行で賄うのが筋である。それが将来の増税につながっていくのが不可避だとしてさえ、仮にも一国の台所を預かる大臣が、賠償を受ける当事者たちに向かって、よくもまあ、恫喝(どうかつ)と嫌がらせを兼ねた、どチンピラ丸出しのセリフが吐けるものだ。
彼らにとっては、他人の不幸など蜜の味以外の何物でもないらしい。患者たちの命をだしに、またぞろ消費税率引き上げ論へと進めたい下心が見え見えで、どうにも見苦しい。“人でなし”とは連中のためにある形容なのかもしれない。
法人税減税を叫ぶ時の、誰でもいい、菅直人政権の幹部らの表情や口調と比べてみることをお勧めする。消費税増税の大義名分に利用したい思惑は同じでも、金と票のなる木にこびまくってはすり寄っていく男芸者の卑しさと、弱い立場の人間をせせら笑っては己の優位を確認せずにはいられない、それでもやっぱりどこまでも卑しいゲス根性と。
この政権には、もしかしたら致命的な欠落があるのではないか。人間が人間であるためには絶対に持ち合わせていなければならない、最低限の人間性である。
魔物のような、悪魔のような。小泉純一郎政権と同じ匂いを嗅いでしまうのは、ひとり私だけだろうか。
▽さいとう・たかお 1958年生まれ。早大卒。イギリス・バーミンガム大学で修士号(国際額MA)取得。日本工業新聞、プレジデント、週刊文春の記者などを経てフリーに。「経済学は人間を幸せにできるのか」「消費税のカラクリ」など著書多数。
(日刊ゲンダイ 2010/10/26掲載)
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筆者の怒りも当然な野田の暴言です。この記事を読んで以来、菅政権の酷さは本物なのかもしれないと思うようになりました。その日のうちに駅のゴミ箱に捨てられ、翌日には忘れられるゲンダイの記事―、それではいけない一文と思い、全文を掲載しておきます。
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◆今日のゲンダイネット
日中首脳会談中止 元凶はやっぱり前原だった
ハノイでの日中首脳会談が突然中止になった。中国側は「日本が雰囲気を壊した」とカンカン。何があったのか探ってみたら、日中政府の主張に食い違いはあるものの、やっぱり元凶は前原外相だった。
外交テクニックも政治センスもゼロ
やっと沈静に向かっていた日中対立関係が再び悪化だ。11月中旬、横浜で開かれるAPECに胡錦濤主席が来日するかどうかも微妙になってきた。
中国側が首脳会談を拒否したのは、「日本の前原外相が記者団に勝手なことをしゃべったため」とされている。だが、前原の「勝手な発言」はひとつじゃないから困る。
(⇒記事全文)http://www.gendai.net/articles/view/syakai/127216
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その他、「TPP」「国際連帯税」「企業献金」の件で、閣僚らの言いたい放題でメチャクチャ―と、29日の記事で訴えています。
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