裁判員の男女比、マスコミ報道などから見ても、『死刑判決』が出ることが当然であるかのごとき「裁判員裁判」。
　遺族が極刑を望むのは良く見る光景だが。残酷な現場写真を見せて、「遺体写真を見た判断を！」というのが今後日常化していくのだろうか。
　遺体が綺麗であったり、親族などが犯人で在ったときには、同じ殺人でも量刑が軽くなる事になるが。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜（引用ここから）
http://www.asahi.com/national/jiji/JJT201010220043.html
2010年10月22日13時6分

　東京都港区で昨年８月、耳かき店従業員江尻美保さん＝当時（２１）＝と祖母の鈴木芳江さん＝同（７８）＝を殺害したとして、殺人罪などに問われた元会社員林貢二被告（４２）の裁判員裁判の第４回公判が２２日、東京地裁（若園敦雄裁判長）であった。被告人質問が行われ、裁判員４人が林被告に質問した。

　女性の裁判員は、林被告が耳かき店で偽名を使っていたことについて、「美保さんと信頼関係ができていたというが、本名は明かさなかったのか」と質問。林被告はやや戸惑った様子で「そうです。そういう会話にならなかったもので」と答えた。

　「犯行後に手に付いた血やナイフの感触を思い出すことはあるか」との別の女性裁判員の問い掛けには、「あります」と即答。男性裁判員が「美保さんが動かなくなった時どう思ったか」と問うと、「あの時は頭が混乱していました」とだけ答えた。

　別の男性裁判員は、「人間に急所があるのは知っているか」とやや厳しい口調で質問。林被告が「どこかは知りませんけど」と答えると、「１カ所も？」「首に血管があるのは知っている？」「切れたら？」とたたみかけ、最後に「（首は）急所ではないのか」と聞くと、林被告は「ないとは言っていませんが」と辛うじて答えた。

　林被告は、弁護人の質問に対し、殺害に至った理由について、「怒りが抑えきれなくなっていた。許せないと思った」と述べた。　

［時事通信社］
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

　耳かき殺人：伯父が涙の陳述「極刑を求める」　東京地裁
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20101023k0000m040063000c.html

　東京都港区で０９年、耳かきエステ店員の江尻美保さん（当時２１歳）と祖母の鈴木芳江さん（同７８歳）を殺害したとして、殺人罪などに問われた無職、林貢二（こうじ）被告（４２）の裁判員裁判の第４回公判が２２日、東京地裁（若園敦雄裁判長）で開かれ、鈴木さんの長男で江尻さんの伯父が「親族一同を代表し極刑を求める」と意見陳述した。

　長男は「被告はめいの悪口ばかりで反省していない」と涙ながらに述べ、裁判員に「つらいと思うが、母とめいの遺体写真を見て、ありのままの姿を見て判断して」と訴えた。鈴木さんの妹も死刑を求め号泣した。

　これに先立つ被告人質問では裁判員４人が質問した。女性裁判員は、被告が偽名で店に通ったことについて「江尻さんと信頼関係があったというが、なぜ本名を明かさなかったのか」と尋ね、被告は「そういう機会がなかった」と答えた。

　一方、地裁の依頼で精神鑑定した医師は「被告は事件時、うつ状態だったが判断力には影響していない。こだわりが強く、女性に独善的態度を取る傾向がある」と説明した。【伊藤直孝】

【関連記事】
耳かき殺人：「申し訳ない」林被告が謝罪　東京地裁
裁判員裁判：「被告に困っていた」耳かき店同僚が証言
裁判員裁判：耳かき店員遺族「絶対に許せない」
裁判員裁判：耳かき店員ら殺害…被告「取り返しつかぬ」
裁判員裁判：耳かき店員ら殺害…起訴内容認め謝罪　初公判
毎日新聞　2010年10月22日　20時23分

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜（引用ここまで）
　「判断力に影響無い」正常な判断をしたなら、なぜ被告は自分の両腕を刺した上、現場に戻って逮捕されたりしたのだろう。
　目撃者を皆殺しにしたり、逃走する事が判断できれば事件は未解決に終わったかも知れないが。

関連:
■(耳かき店員ら)２女性刺殺：被告人質問で「恋愛の気持ちない」：地裁公判3日目（死刑に市民権与える裁判員裁判?）
http://www.asyura2.com/10/senkyo97/msg/958.html
投稿者 戦争とはこういう物 日時 2010 年 10 月 22 日 12:32:00: N0qgFY7SzZrIQ
　

コメント
01. 2010年10月23日 08:04:41: Get9aY0xRA 事件板へ
02. 戦争とはこういう物 2010年10月23日 18:07:01: N0qgFY7SzZrIQ : EeqMA2lTpc >01 事件そのものは単純な男女の情のもつれ。しかし今回の裁判は、『裁判員による死刑』判決誘導により、死刑制度存続を導くもの、という可能性が強い。 　死刑制度については、政治板が相当と判断しました。

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