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(回答先: 枝野幸男の幼児性…深刻な民主党の中枢麻痺 〔政治の季節[稗史(はいし)倭人伝]〕 投稿者 行雲流水 日時 2010 年 10 月 05 日 05:29:16)
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「暴支膺懲」の現代版:本当は男の妬み
しばらくブログの更新を怠りました。定期的にご覧頂いてきた皆さまには誠に申し訳ございません。これからはできるだけ定期的に更新してまいります。よろしくお願いいたします。
10月3日の日曜日から静岡県に参りまして、農作業の真似ごとをしてまいりました。たった3時間ほど土を耕し、苗木を植え、水をまく作業をしただけでクタクタになりました。日々の運動不足と、また農作業の大変さを痛感しました。しかし、自分で土を耕し、苗を植えるのは楽しいものです。月並みですが、植えながら収穫のことを考えていました。
そのような生活でしたので、インターネットに接続せず、テレビも見ない生活でした。それで先週末からの出来事は月曜日の最終の新幹線で流れたニュースで知りました。
2010年9月7日に尖閣諸島近海で事件が起き、もう1か月ほどが経とうとしています。その影響は今でもまだ続いていますが、一時期に比べるとだいぶ沈静化し、事件は終息に向かっているようです。
しかし、この事件を利用して、アメリカと日本にいる従米勢力(日本はアメリカに従属することを最も大事だと考える人々)は、いろいろと画策しているようです。その目的は、「日本はアメリカにとっての番犬となって、いつでも中国に噛みつけるように牙を研がせておく。そして中国を悩ませて暴発させるように仕向ける」ということだと私は考えます。
アジアの隣国で、長い長い交流があり、現在経済でも切っても切れない重要な関係にある中国と日本が争って誰が得をするかと考えれば、アメリカです。アメリカは、地政学や植民地支配学の基礎の基礎である、「分割統治(divide and rule)」を使って、日中関係を分断しようとしています。アメリカは、「隣国同士をいがみ合わせて、争わせ、漁夫の利を得る」ために日本の中のアメリカの言うことを聞く人々を使って、今回の事件を大きく扱い、日本国民を煽っていと私は思います。
日本と中国が衝突してしまえば、日本にとって何の得にもならないばかりが、国益を大きく損なうことになります。しかし、それが分からない、分かりたくない人々が日本には多くいるようです。下にいくつかの新聞記事を貼り付けました。まず、最初の産経新聞の記事の報道によると、アメリカ軍と日本の自衛隊が共同で軍事演習を行うことになったようです。
産経新聞は記事の中で、「日米両軍は」と書き、いかにもアメリカ軍と自衛隊が対等であるかのように表現していますが、自衛隊はアメリカ軍の指揮下に組み入れられて、お先棒を担いでいるだけにすぎません。また、産経新聞は、アメリカが最新鋭の戦闘機や無人偵察機を共同軍事演習に参加させる、と嬉々とした調子で報道しています。これは、自衛隊がアメリカ軍の指揮下で戦争をすることを想定して、それらに慣れておくこと、そして中国に対する示威行為であると考えられます。
今回の軍事演習は、尖閣列島を利用して、アメリカが対中戦争を行う際にちゃんと動けるようにするための演習であり、日本がお先棒を担がされることになっているのです。ですから、日本はそうしたアメリカの動きに対してのらりくらりと対応し、アジア地域、特に日本海と東シナ海で戦争が起こらないように動く必要があります。
そうした中、民主党の枝野幸男幹事長代理が中国を激しく、口汚く攻撃しました。私は敢えて「批判」という言葉を使いません。枝野氏の発言は罵詈雑言、もっと簡単に言うと、悪口です。枝野氏は、中国を「法治国家ではなく、あんな国と経済パートナーとなる企業はお人よしだ」と述べました。
枝野氏の論に従うと、日本の大企業のほとんどすべてが「お人よし」となります。日本経団連や日本商工会議所など財界を構成する日本の企業で中国と関わりを持たない企業がどれほどあるかを考えたとき、そのような発言ができるでしょうか。まずこの点から、枝野氏は「アホだ」ということになります。
しかし、枝野氏と言えば、民主党の指導的な立場に立つ、頭の切れる若手政治家です。なぜこのようなアホな発言をしたのでしょうか。感情が昂ぶってのことでしょうか。いや、それなら発言後に取り消すなり、謝罪なりするでしょう。しかし、そうした行動を取っていません。ですから何か意図的な、計算のある行動だと思います。
私は枝野氏がアメリカに対する忠誠心を大きくアピールするために、次期首相争いに名乗りを上げるために中国に対して罵詈雑言を投げかけたのだと思います。次期首相レースでリードしている前原誠司外務大臣、岡田克也民主党幹事長は、以下の記事にあるように落ち着いた言動をしています。彼らは、日本が行きすぎないように少し鎮静化させるという、枝野氏に比べると一段階高い行動をやらされているのです。しかし、枝野氏はまだそこのレベルまで行けず、二人の後塵を拝しています。しかし、アメリカに対して過剰なまでに忠誠心を見せることで、枝野氏は次期首相レースでの勝利を狙っているものと考えられます。
また、今回の尖閣での事件で、民主党の若手ホープである細野豪志衆議院議員が中国を訪問し、その後、フジタの社員が3人ですが釈放されました。細野氏は今回の訪中で得点を稼ぎました。枝野氏は自分よりも年下の細野氏が「親中派」として得点を稼ぎ、次期首相レースのライバルになることを恐れ、「親米派」として得点を稼ごうとして、ああいう発言をしたのだと思います。
枝野氏は栃木の名門である宇都宮高校から旧帝国大学である東北大学法学部に進み(早稲田大学法学部は不合格)、その後弁護士となりました。素晴らしい経歴であり、民主党のリーダーとしてふさわしいものです。細野氏は年下であり、女性スキャンダルがあったので、枝野氏のライバルと言うよりは、その次の世代であると私たちは考えますが、本人したら、「抜かれてしまい、細野が先に党首や総理になったら自分にはもう回ってこない」という恐れがあるのだと思います。
細野氏も立派な経歴で、滋賀県の名門である彦根東高校から京都大学法学部を出て、銀行系のシンクタンクの研究員を経て議員となりました。枝野氏も細野氏も甲乙つけがたい、やや細野氏が立派な経歴ですが、二人とも普通の人間には望みようもない経歴です。しかし、枝野氏にしてみれば、細野氏に対して、恐れと妬みがあるのでしょう。ですから、今回、ああいう過剰な言動をしてしまったのだ、と私は考えます。
恐ろしいのは男の嫉妬と恨みであると私は思います。
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