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2010-10-04 14:17:40
枝野幸男の幼児性…深刻な民主党の中枢麻痺
麻生太郎が首相になり、勘違いの解散先延ばしを続けていたとき、麻生太郎は間違いなく史上最低の総理大臣だと多くの人は考えた。
確かにその通りで、自民党は目も当てられぬ敗北で政権交代を実現させてしまった。
だれが総理になっても、麻生よりはマシだろうと、だれもが思っていたのだが……。
鳩山と麻生!
麻生に比べれば、鳩山の方がまじめに問題に取り組もうとしていただけマシだったとは言えるかも知れない。
次が菅!
まさか麻生や鳩山よりはマシだろうと今度こそだれもが期待していた。
それがいきなり、「小沢さんは静かにしていろ」の仰天発言である。
本人にそれだけの能力があれば、それでもいい。
小沢抜きで、国民を幸せにする政治が出来ればそれでもいい。
しかし菅は、総理就任以来4ヶ月、それこそ何にもしていない。
無理に探せば小沢攻撃だけである。
今思えば、鳩山内閣の副総理・国家戦略担当大臣として鳩山内閣の中心にいながら、六ヶ月間ただ眠っていただけだった。
何の役にも立たない副総理であった。
鳩山にしては無駄な一ポストであった。
鳩山退陣の直接の要因は普天間問題であろう。
豪華な布陣で普天間解決に当たれば、問題は前進するはずであった。
副総理・国家戦略相 菅直人 (のち財務大臣へ)
外務大臣 岡田克也
国交相・沖縄担当相 前原誠司
防衛相 北沢俊美
行政刷新担当相 仙谷由人(のち国家戦略担当へ)
行政刷新担当相 枝野幸男
結果的に彼らはサボタージュと鳩山無視、アメリカ従属で鳩山の足を引っ張り、見殺しにした。
菅直人内閣が発足すると、仙谷由人が内閣官房長官に横滑り、枝野が幹事長に昇格しただけでこの連中はそのまま居残った。
鳩山内閣の負の遺産そのものである。
改造内閣では、岡田幹事長・前原外相と小幅に動いただけで、基本コンセプトには変化なしである。
変化らしい変化といえば、枝野幸男が幹事長を降りただけである。
これは参院選敗北の責任をとったということだけで、路線の変更などというものではない。
しかも参院選敗北の最大の要因は、菅直人の消費税増税発言である。
責任を取るべきは菅直人その人であったのだが。
さて今回の尖閣諸島問題も絡んでいるのは上記の連中である。
案の定、惨憺たる経緯をたどっている。
国家中枢が無能なばかりではなく、麻痺状態であることを暴露してしまった。
辞めさせられた枝野は、おとなしくしていられない性格なのだろう。
本人は正論を叫んでいるつもりなのがおかしい。
しかしその幼児性には驚かされる。
中国は「あしき隣人」「法治主義通らぬ」 講演で枝野氏 (asahi.com 2010年10月2日)
民主党の枝野幸男幹事長代理は2日、さいたま市で講演し、尖閣諸島沖での中国漁船の衝突事件に触れて「中国との戦略的互恵関係なんてありえない。あしき隣人でも隣人は隣人だが、日本と政治体制から何から違っている」と、中国を強く批判した。
枝野氏は講演で「中国に進出している企業、中国からの輸出に依存する企業はリスクを含めて自己責任でやってもらわないと困る」と発言。さらに「中国は法治主義の通らない国だ。そういう国と経済的パートナーシップを組む企業は、よほどのお人よしだ」とも述べた。
日本外交の方向性については「より同じ方向を向いたパートナーとなりうる国、例えばモンゴルやベトナムとの関係をより強固にする必要がある」と持論を語った。
確かに中国は日本と違っているというのは、その通りだろう。
しかし日本と違うのは、程度の差こそあれどこもそうである。
枝野はベトナムを日本のパートナーとして取り上げる。
枝野は、ベトナムが共産党独裁国家だということを知っているのか?
ベトナムの国名が「ベトナム社会主義共和国」であることを知っているのか?
政治はベトナム共産党(ベトナム戦争中は「ベトナム労働党」)による事実上の一党独裁政治が行なわれている。(ウィキペディアーベトナムより)
共産党独裁国家が、なぜ中国に代わる日本のパートナーなのか!
小沢一郎が嫌い。
小沢と仲のいい中国が嫌い。
だからといってベトナムというのはあまりにお粗末ではないか。
どういうわけか、民主党はベトナムが好きらしい。
ベトナムの原発・高速鉄道を受注しようと政府が一丸となっている。
今年になってベトナムを訪問した閣僚は、
直嶋経済産業相
岡田外務大臣
仙谷由人国家戦略担当相
前原誠司国土交通相
(ジェトロ−政治動向)より
しかしこれが、ベトナムは中国と違って日本と同じ体制の国という認識のもとに行われているとしたら、恐ろしいことである。
「より同じ方向を向いたパートナーとなりうる国、例えばモンゴルやベトナム」
枝野は民主党の幹事長であった。
もしかしてこれが菅政権・菅民主党の共有している認識なのか。
枝野は、中国を法治国家ではない、民主主義国家ではないと断罪する。
しかしベトナムはどうなのか?
ベトナム国会議員選挙 18歳以上の国民による直接選挙で5年に1度実施。被選挙権は21歳以上。中選挙区制で、全国182の選挙区があり、定数2人区と3人区で構成される。総定数は500。共産党1党支配のベトナムでは、候補者が党の翼賛組織「ベトナム祖国戦線」の審査などで絞り込まれ、共産党の意向が選挙結果に反映される仕組みで、完全な自由選挙ではない。議員は国家主席、首相、最高裁長官らに対する解任発議権を持つ。
(西日本新聞 2007年5月21日掲載)
世界には様々な体制の国がある。
しかし、それが現実なのである。
その中で、国民の利益を保持しつつ、理想の世界の実現を目指すのが政治であろう。
「日本とは違う」と言って中国を敵に回してどうするのか!
中国抜きで、日本経済も世界経済も成り立たない。
これもまた現実なのである。
「中国進出企業のリスクは自己責任で!」
たしかにわたしもそう思うが、政治が”それを言っちゃお終いよ!”
中国は日本と違う。
ロシアは日本と違う。
アラブは日本と違う。
それで最後に残るのはアメリカか!
───
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