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民主党代表選挙に関し、何人かの民主党議員が自らのブログに、どちらの候補を支持するかを書いていた。中でも驚いたのが、「9月1日の共同記者会見での両候補の決意表明、質疑応答をじっくりと見た結果、経済政策、政治改革、行財政改革、税制の抜本改革について、具体的な施策の深化を示しているので、菅候補を支持する」とした議員がいたことだ。その理由をいずれ述べるとしているが・・・・。
一方、小沢氏支持を表明した議員は、その理由を具体的に述べている。例えば、東京10区のえばたたかこ(江端貴子)議員は、地元の支持者から、「小沢さんに入れたら江端さんは応援しない」という圧力があったことを認め、「自分の今後がどうということではなく、今何をなすべきなのか。それを判断の材料にしたいと考えました」と自らの立つ位置を示した上で、小沢氏支持の理由を次のように述べている。
私はマニフェストの根幹は、政治を国民の手に取り戻し、税金のムダ使いや天下りをなくし、予算の組み替えを行う。皆さんの生活に合った優先順位で国のお金を使えるようにする。これが私たちの政権が一番やらなくてはならないことだと思っております。その観点からすると、現状進んでいる来年度予算の組み方や、国家戦略局の機能の縮小、税金のムダの洗い出しは、その根幹が徹底されていないように思います。
既に結果が出たのだから、この二人の支持理由を虚心坦懐に比較できるだろう。1日の共同記者会見で、菅首相が述べた「経済政策、政治改革、行財政改革、税制の抜本改革について、具体的な施策の深化を示している」と述べた議員は、その推理力が超能力者以上にあるようだ。筆者のような凡人には、とてもそのように理解することはできなかった。それに比べ、えばた議員のブログは読んでいて素直に納得できた。
情けないと思ったのは、地元の支持者の意見を聞いてから決めると、ブログに書いている議員。これでは生徒会の役員以下である。生徒会役員でも「クラスの意見を聞いてから」とはあまり言わない。支持者とは議員自身の政治信念や行動を応援してくれる人たちである。政治家なら、自らの考え・信念を支持者に述べ支持者を説得する。それで離れていく支持者はいずれ離れていくだろう。
民主党支持者の多くは、まだまだマスコミの論調に左右されている者が多い。風向き次第では一瞬のうちに消え、離れていく支持者である。そのような支持者の意見に動かされるようでは、結局は「風」任せになる。自分の信念を支持する人を増やす。それが政治家である。総理を選ぶ民主党代表選とは、自らの政治信念を支持者に訴え、真の支持者を増やす絶好の機会であった。こう云う議員はその機会を失している。
そんな中、石川県の3選挙区で、小沢氏に勝利をもたらしたのが田中美絵子議員。選挙区選挙で落選したが、民主党に吹いた「風」で比例区当選した議員だから、自らの信念を訴え、「風」に頼らない議員に脱皮する努力をしたのだろう。小沢ガールズと揶揄されるが、小泉チルドレンとは違うようだ。逆に菅支持で、自らの選挙区でポイントを落とした石川県の某議員、「風」が吹いても次の議席は危ないようだ。
投票日の両候補の演説を聞いてから決めるとした議員。何をキーにして、どちらの候補者に投票したかを、いまさら問うことはしない。だが、どちらの候補者が政治家として信念、資質、覚悟が優れているかは、誰の眼から見ても明らかだったと思う。政治家として、今後どうあるべきか、この二人の演説から何を学んだかを、ブログで公開することを望みたい。そこで、政治家としての資質が分かると云うものだ。
最後に「ころころと代わる」とか「クリーンな」とかを判断基準にした議員。彼らは国会議員の仕事を勘違いしているようだ。国会議員は、国民の幸せの為に働く職業である。従って、代表を選ぶ評価は、政治理念であり、政策になる。それに比べ、このような議員の判断基準はあまりにも幼稚である。このような「幼稚な」判断力しかない政治家が重要な判断をできるのだろうか。政治家としての資質が問われる。
だから、既にブログやツイッターでは、「クリーン」を唱えた側の「黒い」動きが語られることになる。「ポストやカネ」の誘惑に左右された議員が居たとは、思いたくないが、その真偽のほどは不明だ。各議員の見識が確りして、その評価基準が明らかであれば、そのような話が流れることはないはずなのだ。
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