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菅改造内閣:発足 小沢グループ入閣ゼロ
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100918k0000m010019000c.html
菅直人首相は17日、閣僚10人を入れ替える大幅な内閣改造を行い、菅改造内閣が発足した。1年前の政権交代時に民主党が掲げた「政治主導」「地域主権改革」などの立て直しを重視した布陣で「菅カラー」を打ち出した。小沢一郎元幹事長と戦った党代表選のしこりが残る中、小沢氏を支持した鳩山由紀夫前首相のグループから2人を起用する配慮を示す一方、小沢グループからの入閣はなく、閣僚人事でも「脱小沢」路線を貫いた。【平田崇浩】
「一つは片山善博総務相、もう一つは馬淵澄夫国土交通相、さらには玄葉光一郎国家戦略担当相兼政調会長」
17日午後、閣僚名簿を発表した仙谷由人官房長官は閣僚人事の「目玉」を問われ、3閣僚を列挙した。
片山氏は鳥取県知事を2期8年務め、情報公開などに取り組んだ「改革派知事」。民主党政権初の民間閣僚だ。代表選で小沢氏は「政治主導と地域主権は我々の主張の原点」として、菅政権の取り組みの遅れを「国民への背信行為」と批判した。これをはね返したい首相は就任要請の電話で「地域主権改革を引っ張ってください」と片山氏の突破力に期待をかけた。
「自分が副総理兼国家戦略担当相兼政調会長でスタートするはずだったので、本来に戻ったと思っている」
首相は国家戦略担当相に起用した玄葉氏にこう語りかけた。昨年9月に発足した鳩山内閣に副総理兼国家戦略担当相として入閣した際、政調会長に内定していたにもかかわらず、幹事長となった小沢氏が党政策調査会と政調会長ポストを廃止。政府と党の政策決定を一元化し、自らが中心となって政治主導を進める構想は小沢氏に阻まれた。首相にとって玄葉氏の人事は政権交代の原点に返る意味がある。
鳩山グループからは海江田万里経済財政担当相と大畠章宏経済産業相の2人が入閣。旧社会党系や旧民社党系の中間派グループにも配慮した人事は小沢グループの「冷遇」を際立たせた。「小鳩」分断を警戒する鳩山グループからは、「海江田氏は半分、小沢グループだから(入閣は)1.5人だ」との声も漏れた。
小沢グループは中堅・若手が中心で、岡田克也幹事長は17日の就任会見で「国会議員のキャリアの長さなどを考えると批判は当たらない」と入閣適齢期の人材不足を指摘。首相は21日に予定する副大臣・政務官人事で起用することにより「挙党態勢」としたい考え。しかし、代表選で首相を支持した馬淵氏は当選3回ながら国交相に抜てきされた。14日の代表選演説で「次の世代にしっかりとバトンを渡していきたい」と訴えた「若返り」の実践だが、小沢グループを逆なでする形にもなった。
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毎日新聞 2010年9月17日 18時10分(最終更新 9月17日 21時43分)
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