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http://www.olive-x.com/news_ex/newsdisp.php?n=97014
昨日も述べたが政局として、民主党の党員・サポーターは判断を間違えた・・・のか。
今般の選挙は、「潔白だっちゅーの」「やーいクロクロ」の戦いだったと外形的には云われている。しかしながら小紙は、今般の党員・サポーター票の出方について、依然としてある疑念を抱いている。それは、4日の新宿立会い演説会の状況に関わらず、翌週早々に菅氏優勢の報道が出たからである。
是は、非常に街頭と乖離している。(投票に於ける棄権数も異様に多く、党員・サポーター票がうさんくさい。)
民主党代表選挙 一般党員・サポーター投票 開票結果
http://www.dpj.or.jp/news/files/100914touin-touhyou.pdf
小沢選対の総括報告でも森議員が違和感をマスコミに表明している。
小沢さん、小沢革命新党もアリだよ。
まず、鳩山ー小沢ラインと云う保守中道路線から、菅ー仙谷ラインと云う左派路線に政権が交代した時点で、公務員制度改革や国家戦略局が有耶無耶になった。話は出るが、積極的な動きが無い。仙谷氏は、自治労協力国会議員団長を務めている。この組織は、民・由合併前は、旧民主党の重要な支持母体であり、今もそうだ。小沢氏が代表になってから約8万人ほど党員・サポーターを増やした。
しかし20数万人は以前の民主党時の党員である。小沢選対は、この内容を知らないハズ。おそらく真の敗因はここにある。小紙は、立会い演説会の最中に菅氏優勢が出ることに対し、ある種の違和感を感じていたし、それがNHKから出たことに特に注目している。つまり【街頭での熱い支持を表明する一群とは別に、静かな反改革組織勢力があるのではないか】と見ているのだ。
なぜいうかと云えば、菅総理ラインになってから【公務員制度改革や国家戦略局の話が有耶無耶】になっていると感じているからで、もしそうなら改革など出来ないことになる。この争点は、我々国民にとって非常に重要なことと認識している。それは民主党支持の原点を崩壊させることともなる。説明を求む。
なお、小沢氏はマスコミにも積極的に出て潔白を主張したが、時間が不足していたとも判断しており、まずこの潔白を証明する行動が優先するだろう。挙党態勢については、これらに関し検察審も残っているので、小沢氏自身が当該選挙後すぐに要職に就くことは難しいとみられる。すなわち小沢氏は、のどにひっかかった小骨を抜いてしまう必要がある。
他方、菅首相側は、党人事・内閣改造を通じ、代表選で語った政策実現内閣を創ることになる。だが現実は、暗中模索五里霧中の状況であるし前述の不可思議な党員・サポーター票の出方の一件もある。
さて今後だが、基本的に菅内閣では、虚構の日米合意の履行を迫られるから、社民党や国民新党との再連立が困難となる。すると原則的には、衆議院での三分の二が依然として無い状況下に置かれる。すなわち終日政局になる。もし仮に小沢氏が代表になっていれば、少なくとも衆議院に於ける三分の二を回復し、法案の通過体制を整えたうえで参議院野党と協議するシナリオがあった。
しかし、日米合意踏襲が基本の現内閣続投では、まずこの点が困難になる。次いで党内は、今般の代表選で政策が二分したことから、菅首相側は小沢氏側にも政策的に配慮しなければならなくなる。おそらく小沢氏は一兵卒で当面、前述の小骨抜きをするのではないかと見ている。もし党内融和をする場合、菅首相が政策的に小沢氏側の主張を取り入れるようなかたちになるだろうが何処まで上手く行くかは不透明だ。
普天間は、ここにきてあのオスプレイ配備が顕在化し、到底、辺野古への基地移設は困難と見ている。沖縄でなんとか現在の知事を再選させるシナリオなのだが、オスプレイ配備では難しい。更に、尖閣で中国との外交的な問題まで持ち上がり、以下のとおり難局だらけである。
1)参議院がねじれて法案が通過しない。
2)補正予算が通過出来ても、予算関連法案が通過しない。(景気対応が難しい)
3)参議院で問責が出る可能性がある。
4)11月の沖縄県知事選挙ではオスプレイが争点になり、伊波氏が当選する可能性が高い。
すると沖縄の世論も本土とねじれ、容易に収拾出来なくなる。
5)尖閣が中国との外交問題として浮上する。
6)米国や欧州に於ける第二次金融危機が叫ばれており、日本の金融問題に波及する。
7)選挙中に叫ばれた「雇用」について実質が伴わねば来年の統一地方選挙で惨敗する。
8)補助金の一括交付化は、霞ヶ関がNO!を云うので菅内閣では出来ない。
9)財源が出せず景気対策が停滞する。
10)足元を見て野党が攻勢に出て来る。
しかしこれらの問題につき小沢総理なら各項目に関し打開の可能性があった。ただそれはあくまで小沢代表=小沢内閣の権限あってのもので、一兵卒の立場では出来ない。したがってこの各項目を菅内閣は、打開しなければならないが・・・・・容易ではない。
(小沢氏は、全力を出し切って逆風下で戦ったのでしばらくは小骨問題含めエネルギー充電だ。)すなわち菅首相には勝利の後の厳しい【現実】が待っている。
小紙は、党員・サポーターはこの政局に於ける代表の選択を政治的に(または確信的に)誤ったと厳しく糾弾する。そして見誤った核心は、政局である。本日は、永田町に向かって靴を投げる。皆さんのご意見もお待ちする。
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