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飄(つむじ風) 様ブログ
http://hyouhei03.blogzine.jp/tumuzikaze/
7月29日記事
−阿久根市副市長になる仙波元巡査部長の本音!!−
http://hyouhei03.blogzine.jp/tumuzikaze/2010/07/post_30c3.html
(以下に全文転載)
竹原信一市長は、大きな決断をした
阿久根市副市長に
仙波元巡査部長を抜擢した!!
その狙いは何か?
仙波さんの役割は何か?
それにしても、驚いた。ウルトラCと出るか? それとも単なる思いつきか? そこが竹原市長の真骨頂だろう。だれもが思いつかない組み合わせだ。
<魂の高笑いが聞こえる>
だが、絶妙の組み合わせだと考えている。
二人は、言わば、行動パターンにおいて双璧である。方や無謀とも見える先手必勝の先鋒切り込み侍だ。方や、謹厳実直の守り侍。共通しているのは、滅私公益の侍と云うところだろう。
理念においては共通しているが、行動は全く違う。それが合体して任に当たろうとしているのだから、そのコンピネーションが見物である。そして、竹原市長は仙波さんに自由にやらせるという。又、仙波さんは諫言も辞さないという。
このコンビ、攻める方も難しくなろう。一番驚いているのは、竹原市長を目の敵にしている反対派連中だろう。おそらく、その連中が直接交渉の面前に登場するのが、仙波さんになるだろうから、攻めあぐねることになろう。これが狙いかも知れない。竹原市長は、そんなこと頓着しない方だから、今までと変わらない行動を取るだろう。
それを仙波さんが、どう取りなすことが出来るだろうか? 云うことを聞くとは想わないし、かといって、仙波さんが諫言を止めることは決してないであろう。
これは面白い。
投稿者は、一つのビジョンを持っている。大体において、外部に敵が多い場合、その敵はこぞって攻撃にいきり立つが、対象の内部に分裂が起きた場合、様子見に入る。付け入るすきを窺うものである。その様になるだろう。
普通は、その内部分裂に乗じて、その一方を籠絡にはいるのが、外部の敵の常道だ。その構図が見える。しかし、この二人、行動パターンにおいて双璧であるから、相当に内部論議が激しくなるだろうが、理念においては一致している。外部の敵の付け入る隙はないのである。
困るのは外部に敵である。表向きの攻撃材料を見極めにくくなる。建前の遵法理論が副市長において籠絡されるのがオチである。これがビジョンである。絶妙のコンビネーションが発揮されることが予想される。
毒をもった最強の側近になれるか? 仙波さん!! 多いに期待している。
【転載開始】《詳録》警察裏金告発の仙波元巡査部長が副市長になる理由 阿久根市長に頼まれ、市長との対立も辞さない覚悟で
2010年07月27日
市議会などとの対立で議論を呼んでいる鹿児島県阿久根市の竹原信一市長(51)の「専決処分」によって同市の副市長に選任された仙波敏郎さん(61)が記者のインタビューに答えた。仙波さんは昨年3月まで愛媛県警の巡査部長を務め、組織的な裏金づくりの実態を現職警官として記者会見で内部告発したことで知られる。一方、竹原市長は、市議会出席を拒否し、市議会を招集せず、議会に諮らずに専決処分を繰り返し、「違法だ」と非難されている。そんな竹原市長に対し、仙波さんは「正義の男」として是々非々の態度で臨み、場合によっては、対立も辞さない覚悟だという。裁判所の命令には従うよう市長に進言し、職員との対話、反対派議員との対話にも取り組むつもりだ。
(奥山俊宏)
仙波敏郎さん=12日午後、東京都千代田区霞が関の弁護士会館で
仙波さんは7月12日午後、オリンパス社員の浜田正晴さんが会社を相手に起こした訴訟の法廷を傍聴するため、東京・霞が関に現れた。浜田さんは「取引先からの社員の引き抜きをコンプライアンス室に通報したら、それへの報復として不本意な配転をされた」と主張して会社に是正を求めている。仙波さんはトナミ運輸元社員・串岡弘昭さんとともに「公益通報者が守られる社会を!ネットワーク」というグループを作って、浜田さんを支援している。閉廷後、仙波さんは記者に「松山市から阿久根市に引っ越ししようと思っている」と打ち明けた。
仙波さんによると、竹原市長は、仙波さんの著書『現職警官「裏金」内部告発』などを読んで、仙波さんに関心を持ち、連絡をしてきたという。竹原市長のブログ(http://www5.diary.ne.jp/user/521727/)によると、竹原市長は5月16日、仙波さんやその同志の群馬県警元警部補・大河原宗平さんと一緒に写った写真とともに「警察も検察も裏金作りはもう止めましょう」という文章をブログに掲載。5月18日に載せた文章では仙波さんのことを「歩くモラル」と表現。「私は自分が正義だなんて思っていません」と仙波さんに吐露したと記載している。
仙波さんによると、7月初旬に副市長就任の打診があり、7月12日昼まで3日間、講演などのため群馬県内で竹原市長と一緒に行動した際に、お互いの考えについて確かめ合ったという。
仙波さんが記者のインタビューに答えたのはその直後。12日昼に東京駅で竹原市長と別れてから数時間しかたっておらず、仙波さんはやや興奮気味に思いを語った。
「私は『法を守れ』ということで警察組織の中で闘ってきた。ぼくは是々非々でいく。違法なことがあれば、それを正すように、副として、市長とけんかする。竹原さんは『仙波さんの信念に基づいて好きにしていい』と言った」
竹原市長は、懲戒免職にした市職員との訴訟の中で、職員への給料の支払いを裁判所に命じられたが、それに従わず、市の財産を強制的に差し押さえられている。
「悪法であっても法は法。守らなければならない。裁判所から命令が出た以上、それには従わなければならない」
仙波さんがそう説得すると、竹原市長は「それでは市民に説明がつかない」と答えたという。仙波さんは「それはぼくが説明する」と応じた。
仙波さんによると、市長との間で次のようなやりとりがあったという。
仙波さん 「トップの指示といえども、ぼくは、間違った指示には従わない。それはわかるでしょ?」
竹原市長 「好きにしてください」
仙波さん 「ぼくは、目の前で違法行為が行われるのを見たら、厳しく処置します。現行犯逮捕もできるんですよ」
竹原市長 「仙波さんから見て、逮捕できるような事件なら、仙波さんの判断でやったらいい」
仙波さん 「ぼくはあなたを助けるために行くんではない。市民のために、是々非々でいくんです」
そんなふうに迫っても、竹原市長は意思を変えず、「仙波さんの好きにやったらいい」と言い貫いた。仙波さんは「意表を突かれた」ように感じたという。
「ぼくを副市長にしたら、竹原さんは自分の首を絞められるかもしれないのに、この自信はどこから来るんだろう?」
「警察官になってまだ間もなかったころ、ぼくは県警のある幹部からこう言われたことがある。『おまえを側近に置きたいが、それは毒ヘビをふところに入れるのと同じ』。それを竹原さんはやろうとしている」
竹原市長は、市議会の多数派と対立し、議会を開くことなく、6月18日、市議会議員の報酬を日当制(1日1万円)とする条例を専決処分で制定した。市長が市議会を招集しないのは地方自治法に違反するとして、鹿児島県知事は7月2日、市長に是正を勧告。原口一博・総務相も7月6日の記者会見で「法治国家において、違法状況が正にそのままにされるということは決してあってはならない」と述べた。それでも補正予算の専決処分が行われ、知事は7月23日に再び市長に是正を勧告。その日の記者会見で知事は「戦後の地方自治で初めて起こった事態。意識して法を冒す。専決処分自体が違法と私は考えている」と述べた。仙波さんの副市長選任も、本来は市議会の同意が必要なのに、やはり市議会を招集することなく、25日、「専決処分」で決められた。
仙波さんは次のように述べる。
「副市長選任の専決は地方自治法179条で可能だと解釈しているし、ぼくも『違法ではない』と思っている。もし司法の場で『違法だ』という判断が出れば、その場で、ぼくはそれを受け入れざるを得ない。そのほかの専決処分については、今はコメントできる立場にない」
「知事に説明に行くし、原口さんにもお会いしたい。知事の勧告への対応は副市長に着任してから判断したい。可能な限りルールは守る方針だ。世の中はすぐには変わらないから、市長にもそう言う。ぼくのこと(副市長選任)についても原則的には議会の同意を得たいんです」
「県知事が言ってもダメ。原口さん(総務相)が言ってもダメ。ぼくがいって是正できることがあって、それが市民のためになるのなら、それが公益じゃないかと考えた」
「ぼくは反対派の議員とひざを交えて話をしようと思う。とにかく人と人ですから。ぼくとして、この人は無理を言っているのか、それとも、筋の通ったことを言っているのか、判断する」
「議員と話をしたうえで、『議会を開きましょう』と市長に上申したい気持ちだ。議会を開くように努力するし、そのために市長ともバトルするつもりがある」
竹原市長は6月28日、適正な行政運営を求めたほぼ全職員による上申書の受け取りを拒否し、「シュレッダーにかけろ」と命じた。しかし、仙波さんは「言いたいことがあれば、堂々と言ってきてください」と職員に呼びかけるつもりだ。
「皆さんの気持ちを隠すことなく教えてください。何かを言ったからといって、不利益には扱わない」
竹原市長は報道機関の取材を拒否することが多いが、仙波さんは取材に応じるつもりだ。
「ぼくはマスコミの取材を拒否しない。市長のやっていることを、ぼくの分かる範囲で説明する」
仙波さんによると、市長とは次のように話し合ったという。
仙波さん 「竹原さんとけんかして、辞めて愛媛に帰るかもしれない。お互い当然、価値観も違う。だから、議論もあるだろうし、けんかもするだろう。でも、あくまで公益のために働く。あなたがそれを忘れたとしても、ぼくはそのことを忘れない自信がある」
竹原市長 「それは私もいっしょです」
仙波さんは次のように思った。
「あれだけワンマンでやってきた人が、ぼくの言うことを受け止めると言う。すごい人だな。だって、ぼくはそれを実行するもん。ぼくはぼくの感覚でやる」
仙波敏郎さん
仙波さんは7月17日、阿久根市に初めて足を運んだ。タクシーの運転手や商店主の中には竹原市政への評価について堅く口を閉ざす人がいて、仙波さんは、市長派と反市長派の「戦場」であることを実感したという。20日、市役所の市長室で、副市長就任について「受ける」と竹原市長に返答した。
仙波さんは愛媛県立松山東高校を卒業して、1967年4月に愛媛県警の警察官になった。73年に巡査部長の昇任試験に合格したが、ニセ領収証の作成への協力を拒否。以後も拒否を通し、昇進もなくなった。2005年1月、記者会見で裏金づくりの実態を赤裸々に語った。直後に、現場を外され、通信指令室に配置換えされた。しかし、県人事委員会と裁判所の双方で勝利して現場に復帰。2009年3月末、60歳定年で退職した。
「ぼくが副市長になったら、警察は本気で、竹原―仙波ラインをつぶしにかかるでしょう。事件を探してでも、やるでしょう」
警察の裏金に関する講演を続けてきた。これまでに行った講演は96に上る。うち56回は現職警官だったときのものだったという。
「ぼくの今までの信念を行政の場で通すだけです。ぼくは裏金づくりを完全に拒否した。今まで正義を通してきたんだから、行政でも正義を通してみたい。これもぼくの人生ですから」
7月30日に松山市内で97回目の講演をしたあと、31日に阿久根市に向かう予定だ。着任は8月2日。【転載終了】
(以上、転載終了)
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