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来客まばら、官邸閑古鳥=求心力低下鮮明に−菅首相
11日投開票された参院選での民主党大敗に伴い、菅直人首相の求心力低下が鮮明になっている。首相官邸を訪れる来客もまばらとなり、選挙後の主立った公務は13日の閣議と15日の英外相の表敬訪問ぐらい。首相は、唐突に消費税増税を打ち出したことについて謝罪を繰り返すものの、党内の風当たりは強まるばかりだ。指導力の発揮は難しい状況だ。
首相が15日、隣接する公邸から官邸に入ったのは正午前。14日夜に官邸サイドが公表した日程では午前10時出邸となっていたが、「公務の予定がなく、来客もない」(秘書官)ため、遅らせた。首相は官邸に入る際、記者団に「いろいろ手紙を読んだり」と理由を説明した。
15日午前の仙谷由人官房長官の記者会見で「参院選後、公務らしい公務をしていないが」との質問が飛び出すと、首相サイドは急きょ、通常は事前に明らかにはしない官僚のレクチャーや仙谷長官との協議の日程を公表。執務室に入った首相は、政府関係者に「いや、悪かった」と頭を下げたという。
参院選後、首相官邸を訪れた民主党幹部は枝野幸男幹事長と玄葉光一郎政調会長(公務員制度改革担当相)だけ。12日夜から3日連続でホテルのレストランなどで夕食をとったが、相手はもっぱら荒井聡国家戦略担当相や阿久津幸彦、寺田学両首相補佐官ら「菅グループ」の議員。13日は伸子夫人も一緒だった。
首相はまた13、14の両日、鳩山由紀夫前首相ら代表経験者や古賀伸明連合会長を訪ね、敗北を謝罪し、協力を要請した。しかし、党内最大のグループを率いる小沢一郎前幹事長との面会は15日に至っても実現していない。参院選総括のため党執行部が都道府県連などを対象に始めたヒアリングでは、「発言が軽すぎる」など首相批判も噴出している。
参院で与党が過半数を割り込んだことで、政策実行に必要な法案処理も、もはやままならない状況。首相は9月の党代表選で再選を果たした後に内閣改造を断行し、体制を立て直すことを目指すが、前途は厳しそうだ。
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010071500862
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