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(回答先: 彼は何者か 小沢一郎論(上) (豊永郁子 早稲田大国際教養学部教授 政治学、比較政治学) 投稿者 ダイナモ 日時 2010 年 6 月 07 日 21:19:50)
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1508018896&owner_id=545566&org_id=1508066018
在日琉球人さんの日記
■ストライクかデッドボールだけの投手■ 2010年06月07日21:33
「鳩山首相辞任・小沢幹事長辞任」→「菅総理誕生」を、
「非小沢政権の誕生」つまりは「小沢の敗北」と見る向きもある。
また反対に「小沢の偽装辞任」「民主党の小沢隠し」「小沢と菅の出来レース」と見る向きもある。
前者は小沢への過小評価であり、後者は小沢への過大評価である。
さて、どっちが正しいのか?
私はどっちも間違ってると思う。
アンチ小沢派の皆さんも、民主党支持派も、双方ともに、いろんな意味(笑)で、小沢という政治家をナメ過ぎである。
田中真紀子氏「クリーンというが洗濯屋じゃない」
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1234391&media_id=20
小沢ちんは、ここ20年、良い意味でも悪い意味でも、日本政界の表舞台で大役を張り続けた、並みの政治家ではない、「異能の政治家」である。この事実はファンもアンチも否定しないだろう。
ただ問題は、具体的に、どんな「異能」の持ち主なのか?である。
たとえば、諸葛孔明のような名軍師なのか?レーニンのような革命児なのか?田中角栄のような人心掌握の天才なのか?西郷隆盛のような人を惹きつける人物なのか?どれも違う。
野球で例えれば、小沢ちんは、変幻自在の変化球投手ではない。打者の心理の裏をかく頭脳派ピッチャーではない。コーナーを丁寧に狙って、打たせて捕るピッチャーではない。
150キロの剛速球を毎試合200球平気で投げる、しかし全部ストレートの棒球(笑)、そういう、どうしようもないピッチャーである。
投げる球は、カーブもなければ、スライダーもない、ナックルもない、遊び玉もない、全球ど真ん中ストレートか、打者の頭を狙ったビンボール(笑)、しかも球速150キロ、なのだ。
内野ゴロでワンアウト、外野フライでツーアウト、みたいな野球はしない。
相手のバットをヘシ折るか、相手のヘルメットを叩き割るか、どっちかだ。
キャッチャーのサインも、試合の状況も、打者の心理も、守備に付く仲間も眼中にない。ファンの声も聞えない。
ただただ、おのれの肩の強さのみ。腕のしなりのみ。
そういうムチャクチャで、20年も日本プロ野球を渡ってきたキチガイ投手なのだ。
「小沢の偽装辞任」「民主党の小沢隠し」「小沢と菅の出来レース」
もし小沢ちんがそんな「変化球」、そんな「高等戦術」を使えるような策士ならば、
そもそも細川連立政権は崩壊していない。
新進党で政権交代に成功していた。
今頃、自由党が民主党を呑みこんでいた。
自民党は10年も前に崩壊していただろう。
変化球やボール球を投げられないからこそ、小沢なのだ。
戦略的に、状況的に、ここは退いた方が、全体のためになる。
ここはボール球で敬遠した方が良い。犠牲フライで1点はしょうがない。
そんな時でも、ど真ん中ストレート、しかも棒球(笑)、それが小沢投手の投げ方なのだ。
二死満塁のピンチに、打者の頭に150キロのビンボールを投げて、デッドボールでサヨナラ負け、それが小沢の試合なのである。
どう考えても、ここは菅に任せて、一時撤退、少なくとも党内抗争は避けるべき、そんな普通の野球理論は通用しない(笑)。
小沢ちんは権力を握って何かをやりたいのではない。
やりたいことは、おそらく、ない。
ただただ権力を握りたいだけだ。
そのためなら敵も味方も見境なく食い殺す。
戦い方は、権謀術数も何もない、正面から激突、立ちふさがる相手を木っ端微塵、それだけである。
メディア戦略を信用せず、組織票を固め、
都市部を無視して、山村から攻め上がる。
小沢の戦い方は愚直なまでに正面突破である。
菅さんと小沢ちんの納得づくの出来レースのはずが、八百長のはずが、本物の戦争になってしまう。
それが小沢ちんの魔性なのだ。
−−−
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げばらの髭@王党派 2010年06月07日 22:19
西楚の項羽、
後漢の董卓、
南北朝の侯景、
後梁の朱全忠。
そんな感じ。
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