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日本はアメリカの言うことをよく聞きすぎて損している。アメリカだって中国だって自尊心のある国はほかの国の言うことは聞かない http://www.asyura2.com/10/senkyo86/msg/526.html
株式日記と経済展望 2010年5月17日 月曜日 ◆ごますり幹部に毒された孤独な鳩山首相 5月13日 田原総一郎 率直に言って、鳩山由紀夫首相がかわいそうだ、という気が私はしている。 民主党政権の今の最大の課題は、米軍普天間基地移設問題だ。ところが、これは非常に難しい問題なので、民主党の主要閣僚をはじめとする幹部たちは普天間問題から逃げようとしている。この問題にかかわろうとしていない。 小沢幹事長が漏らしたルース大使との極秘会談 毎日新聞は10日の朝刊一面トップで「小沢氏と極秘会談」と見出しを掲げ、4月上旬、ルース駐日米大使と小沢幹事長が東京都内で会談していたことを伝えた。私はなぜこんな情報が漏れるのかと思ったが、記事を読んでみるとわかった。 「『鳩山首相は信用できない。岡田克也外相じゃ話がまとまらない。北沢俊美防衛相じゃ話にならない』と大使は言っていた」。こうした内容を小沢さんが4月18日、盛岡市内で会食した関係者に明かしたのだそうだ。 この会談はルース大使からの申し入れだったという。毎日新聞の記事によると、ルース大使は普天間問題の解決について小沢さんに期待を寄せていたようだが、小沢さんは「いまさら遅い」と考え、「(鳩山)首相はまったく相談に来ない」と動かなかったらしい。 ところが、記事の最後には、孤立感を深めた鳩山さんが小沢さんに「(5月)4日の沖縄訪問前にお会いできないか」と会談を持ちかけたのに、「小沢さんは難色を示した」と書かれている。民主党内はいったいどうなっているのか。 民主党の議員たちに政権与党という意識がない 民主党の大臣にも議員たちにも、小沢さんを含め、政権与党だという意識がないのではないか、と私は強く思う。意識としては、まだ野党なのだ。普天間問題はもともと鳩山さんが言い出した問題だが、ケリをつけ、まとめ上げるのが政権与党ではないのか。 自民党時代に普天間問題をまとめ上げたのは梶山静六さんや野中広務さんたちで、彼らが官房長官としてけん引役となり、その下で岡本行夫さんが動いた。かつてはこの問題を解決するために懸命に打ち込む人がいた。 だが民主党にはこういう人がいない。ある問題をまとめようとする、あるいは皆で解決に向かって懸命に取り組むという姿勢が根本的に欠けているのではないか。まだ意識は野党で、「私は知らないよ」としらを切る。野党ならそれでもいい。だが政権与党ではそうはいかない。 私は5月8日土曜日に公邸で鳩山首相と会った。そして普天間問題は今、非常に困難な事態にあるということが、とてもよくわかった。 鳩山さんの周りにいる主要閣僚たちがいろいろなアイデアを持ってくる。名護市辺野古沿岸部の「くい打ち桟橋方式」とか、徳之島への分散とか。それが善意であることは疑わないが、しかしどれも確たる提案ではないのだ。(中略) 「普天間問題と抱合い心中する、その覚悟をすべきだ」 鳩山さんは、こう答えた。「誰もが『総理が行く必要はない。私が、きちんと話をつけます』と言うんです」。4日の沖縄訪問のときも、周りが皆、反対したようだ。「総理が行く必要はありません。私たちが決着をつけます」、と。 これはごますりと言ってもいい。点数稼ぎと言ってもいい。そんなことばかりが繰り返されているわけだ。そのうえ、根拠もないアイデアを総理に持って行っては、「これで行くと総理が言った」と記者会見を重ねている。 こうした事情を知り、私は「鳩山さんがかわいそうだ」と思うようになったのである。 私は鳩山さんに、とてもきつい調子で次のように言った。 「普天間問題がうまくいかなくなったら総理を辞めればいいと思っているかもしれない。だが、そんな生やさしいものではない。あなたが辞めても誰かが普天間問題にケリをつけなければならない。あなたに責任があるのだから、辞めればいいなんていう考え方は捨ててほしい。普天間問題と抱合い心中する、その覚悟をすべきだ」 私は鳩山さんが不退転の決意を固めてくれることに期待したい。 ◆普天間問題 5月8日 弁護士伊藤和子 ニューヨークにいった際に改めて思ったのだが、 日本では、「同盟関係の危機だ」などと連日トップで報道されている普天間問題も、アメリカでは当然のことながら、ほとんど報道もされていない。 この問題で日本のリーダーが心労を深めているのに対し、米国のリーダーは何ら心を痛めている気配もない。大した問題ではないのだ。これこそ日米関係の不平等性をあらわしているようで本当に不愉快である。 アメリカの友人は、「日本はアメリカの言うことをよく聞きすぎて損している。アメリカだって中国だって、自尊心のある国は、ほかの国が何をいおうと自分が決めたことをやり、ほかの国の言うことは聞かない」という。 全くほかの国の言うことを聞かずに戦争始めちゃう国はどうかと思うが、しかし、あまりに日本はアメリカの意向を忖度しすぎて、かえって軽く見られている。 公約違反に転じて、かつ公約違反と言わない鳩山首相は大いに責められるべきだが、そこまで追い詰めたのは誰なのだろう。アメリカの圧力がどんなものなのか、計り知れないものがあるが、アメリカの意向ばかり忖度して、わかったような論調で鳩山首相をたたきつづけたメディアには大きな責任があると思う。 注意深く読めば(注意深く読まなくても)、どのメディアも、主要な論調としては、一様に国外移設はあきらめているようにみえ、アメリカの意向に背く解決はできない、というところで一致しているようだ。そして、鳩山首相を批判するのも、もっとうまいやり方で沖縄にあきらめてもらい、沖縄に負担を押し付けるべきなのに、やり方が拙劣で県民感情を逆なでしたからだ、ということを批判するのにつきているように思う。 鳩山さんがもしやめても事態は変わらない。沖縄の人々も徳之島の人々も強く反対しているのだ。もう基地の負担はしたくない、国内のどこにおいても強く反対される、この声をどう真摯に受け止めるか、それは首相の拙劣の問題ではなく、日本の将来の問題である。 海兵隊は抑止力というのはイロハのイだ! と述べているメディアがあるが、はたして本当にそうなのだろうか。不在のことの多い海兵隊が本当に抑止力なのか。 鳩山首相は封印したというが、「駐留なき安保」構想をきちんと正面から議論するメディアがあってもよいはずである。これだけ大事な問題をなぜ正面から、人々の声に基づいて議論しないのだろう。 政権交代によって外交政策が変わるのは当然だし、米国だって対外公約をしょっちゅう反故にしている。政権交代によって国の政策の根幹である外交政策を変えられないなら、なんのための民主主義なのだかさっぱりわからない。 日曜日にやっている「龍馬伝」の時代に比べると、日本は本当に気概を失った、と愕然とする。 本気で返還を求めて交渉しないから、アメリカはみくびって、一歩も譲歩しない。 反対世論を率直にアメリカに伝え、海外に引き取ってもらう交渉を真剣にするのが筋です、と声を大にして言いたい。
鳩山総理の人柄なのかもしれませんが、目の前にいる人の喜びそうな事を言ってしまう性格の人がいる。太鼓持ちならそれでもいいのでしょうが、マスコミもいろいろ振り回されている。今の日本政府はいったい誰が動かしているのだろう。官僚たちは政治主導ということで大臣の指示がないと動かない。口蹄疫問題も大臣が外遊に行ってしまって農林省は機能がストップしてしまった。 鳩山首相はずっと日本にいたのだから首相がじかに指示を出せばいい問題だろう。総理大臣ともなれば分刻みの忙しい仕事であり、とても国政全部を見る訳には行かないから各省から秘書官等がついているのですが、誰も情報を首相に伝えないのだろうか? 鳩山氏個人にも政策スタッフはいると思っていたのですが情報に対する反応が鈍すぎる。 現代ではテレビや新聞に限らず携帯でニュースが分かるから首相や大臣自身が携帯なりネットを見れば、主な動きは分かるはずだ。田原総一郎氏の記事も何処までが本当なのか分かりませんが民主党の幹部議員たちでも普天間問題は官邸に任せきりで我関せずだと言う。与党議員がこれでいいのだろうか? 小沢幹事長も普天間問題に関しては政府に任せきりだと言う事ですが、国内の利権に絡んだ問題になると暫定税率の問題や高速道路建設など口を出してくる。日本の政治家は外交はカネにならないからテレビなどではともかく本音では関心が無い。関心があるのは自分の選挙区の票だけだ。 鳩山首相自身は「駐留なき安保」が本音なのでしょうが、日本の政治家はそう思ってはいても口に出しては言えないだけだろう。あるいは親米ポチ保守派はアメリカ様の言う事に逆らったら大変だと思い込んでいる。親米派にしても親中派にしても事大主義でという事では一致しており、自主独立の気概がない。 日本の政治家にしてもマスコミにしても事大主義的な点では一致しており、アメリカ様に守ってもらわなければいけないとか、中国の野戦司令官だといった親中かぶれで一杯だ。台湾や韓国とは違って中国やロシア以上の強大国であり、日本を占領できるような軍事力は無い。現在ではアメリカが圧倒的な軍事力を持っているからアメリカと同盟しているだけだ。 しかしそのアメリカも数年以内に大幅な軍縮をしなければ経済的に持たなくなっている。だから日本国内の米軍基地の段階的な縮小はアメリカにとっても渡りに船なのですが、鳩山首相がオバマ大統領に米軍基地の段階的縮小を申し入れればいいだけの話だ。しかしアメリカ内部でも以前のような超大国意識が残っているからすぐにとは行かないだろう。 沖縄の海兵隊がいなくなれば韓国や台湾は不安に思うだろう。朝鮮戦争は韓国に米軍がいなくなったから北朝鮮が攻めてきた。台湾にしても沖縄の米軍基地が無くなれば中国に対して誤ったメッセージを与えるかもしれない。だから在日米軍基地問題は日本にとっては大した問題ではなくとも台湾や韓国や東南アジア諸国にとっては中国の膨張政策は脅威になる。 だから米軍が引いていった後を日本軍が埋めるようにすればいいのだ。しかしこれは急に出来る事ではなく日本でも憲法の改正や軍事力の強化など10年から20年くらいかかることだ。台湾や韓国にしても日本やアメリカの支援がなければ成り立たない国であり、日本がはっきりと台湾や韓国の防衛に対してはっきりとした警告を中国や北朝鮮に対して与えておくべきだろう。そのようになって始めて日本はアメリカに対して対等の立場になれる。 短期的に見れば伊藤氏の見方が普通だろう。アメリカにとっては普天間基地の問題など大した問題ではなく、もともと海兵隊はグアムに主力を移す事に違いはない。だから普天間基地はすぐに移転しなくとも10年か15年後には米本土とグアムに引き揚げるという決着が一番望ましいのではないだろうか。もし韓国や台湾の防衛が心配だというのなら米軍基地を韓国や台湾に移せばいいだけの話だ。 自民党はCIAとヤクザによって作られた政党でありアメリカ様の後ろ盾があって成り立った政党だった。だからアメリカのバックアップが得られなくなり政権の交代が起きたのは当然のことなのですが、民主党も自民党と同じような体質を引き継いでいる。民主党政権になってもアメリカの傀儡政権では意味がない。 日本の政治家が世襲や二世議員だらけになってしまうのも、国会議員という職業が気楽で外交や防衛といったしんどい仕事をしなくても済むからであり、日本の首相には国防軍の最高司令官といったイメージは無い。防衛大臣にしても日本の国防にどれだけの見識があるのか疑わしいものだ。本当の政治家はヤクザの世界よりもしんどい仕事であり誰も後を継がせようとは思わないはずだ。 小泉チルドレンや小沢ガールズといった議員を見ていると日本の政治がワイドショー政治になっている事を感じる。三宅雪子議員が転んだのどうだのといったことがワイドショーで問題になっていましたが、日本はつくづく平和な国だ。60年以上平和が続いて頭がボケてしまったのでしょうが、一歩外国に出れば食うか食われるかの熾烈な生存競争が行なわれている。 金持ち達や企業が日本の税金が高いから出て行くとよく言いますが、出て行ってもまたすぐ日本に戻ってくる。外国の空港に一歩足を踏めば強盗や置き引きが横行するジャングルだ。日本国内と同じように振舞っているととんでもない目に会うのが落ちですが、アメリカに防衛を任せきっていていられるのも日本人がオメデタイからだろう。しかしいつかはツケが必ずやって来る。
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