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「<警察庁長官狙撃>「オウムのテロ」 会見で警視庁公安部長 小杉警部が犯人と認めたようなもの」(法大OBのブログ) http://www.asyura2.com/10/senkyo83/msg/473.html
植草一秀の『知られざる真実』「最近のトラックバック」より
【転載開始】
国松孝次元警察庁長官狙撃事件の時効を迎え会見に臨む警視庁の青木五郎公安部長=警視庁で2010年3月30日午前9時4分、塩入正夫撮影 ★【インタビュー動画】「被害者になって初めてわかった」国松元長官が心境を語る 青木部長は会見の冒頭、「私どもの力が及ばなかったことに尽きる。謙虚に反省し、今後の糧にしなければならない」とメモを読み上げた。 警視庁は会見で、A4用紙16枚の捜査結果概要を公表。「オウム真理教による組織テロと認めた」としながらも、「グループを構成する個人全員の特定、各個人の果たした具体的な役割の特定には至らなかった」とした。 概要では教団幹部ら8人をアルファベットで記載し捜査結果を評価したが、「可能性が高い」「推認される」などあいまいな表現で関与を指摘した。報道陣からは「あいまいな根拠で犯行グループと断定し、公表するのは人権侵害にあたるのではないか」との質問が相次いだ。青木部長は「15年間、48万人を投じた捜査について国民に説明する必要があると考えた。オウムによるテロの悲劇を二度と繰り返さないことが大事で、人権にも配慮して公益性の観点から判断した」と述べた。 捜査を主導した公安部と刑事部との間で連携不足があったのではとの指摘に対しては「発生当初から刑事部も多数(の捜査員)が入り、一体となって捜査した。総力を挙げて全力で捜査した」と述べ否定。教団による事件と決めつけた捜査だったとの批判については「特定の見立てや構図によってなすべき捜査がなされなかったことはないと確信している」と語った。 大阪市で01年に起きた現金輸送車襲撃事件などで無期懲役が確定し、毎日新聞などに「狙撃事件を実行した」と主張する男(79)の関与については、「捜査結果と矛盾する点が多数あった」として「事件とは関係ないと判断した」と述べた。 捜査結果概要は31日から1カ月、警視庁のホームページに掲載される。
★警察庁長官狙撃事件 時効へ 2010年03月28日 — 3月29日 4時20分
この事件は、オウムの犯行説をとりながら、犯人不詳で処理される不思議な事件です。 小杉警部自身が自白している事件ですが、この自白に対して警視庁は初動捜査からあえてサボータージュしている可能性が高く、聞き込み調査も半年をすぎたころから開始したり、犯行に使われたとされるピストルの捜査も、そうとうの時間がたったころに行ったりと、小杉警部の自白を裏付ける証拠探しをあえて遅らせて捜査した感じが強い事件でもあります。 私はこの事件の問題を、坂本弁護士拉致事件や松本サリン事件と関連して述べてきましたが、この事件に公安刑事のオウム信徒が関係していたという実態に、警視庁公安部は、面子丸つぶれの様相があるため、あえてこの事件の捜査を遅らせたのではないかと指摘してきました。 今回、時効を迎える中で、警視庁公安部長が異例の記者会見を開いて、オウム犯行説をとったのは、小杉警部が犯人だとにおわせているも同然であり、しかしながら公安警察の面子から元公安刑事が警察庁長官を狙撃したという事実を、裁判記録に残ることは絶対にさけなければならないということでうやむやにしたとしかいいようがありません。 というのも、警視庁からのリークによって、大手マスゴミでは、小杉警部犯人とするオウム犯行説と、突如「私がやりました」と告白している服役囚の二つに絞られ、前者は公安部が後者は刑事部が担当していたとされていましたから、今回の公安部の異例の記者会見は、小杉警部が犯人だったと認めているようなものだからです。 いずれにせよ、坂本弁護士拉致事件の際、神奈川県警がオウムをちゃんと捜査しておけば、そのあとの事件は起こらなかった可能性が高く、小杉警部の問題からいっても、公安警察という部署の役割そのものが疑問視しなければならない段階にきているのはいうまでもないことでしょう。 そもそも緒方盗聴事件や国労採用差別事件の原告団弁護士だった坂本弁護士に対して何らかの憎しみが神奈川県警・公安警察そのものにあったことや、東大等の共産党・民青の対策上、オウムが犯人であるのはわかっていながら、オウムを泳がせていた公安警察の政治的判断によるミスが招いた事件であったということに帰結されるのはいうまでもありません。 歴史は皮肉というか、策を弄せばそのまま還っていくという法華経の教典に書かれてあるように、公安警察のサボタージュによって、この事件が発生してしまったこと、この事件によって公安警察そのものの面子まるつぶれになってしまったことは隠しようもない事実ですから、すべては公安警察に還っていくものに他ならないというわけなのです。 こうした公安事件の隠ぺいは、公安デカが真犯人だとわかっていながら裁判そのものがうやむやにされた菅生事件と同様のものと断言できます。 かつて神奈川県警本部長自ら、覚せい剤常用の現職警察官をかくまってばれた事件も似たような警察の面子がこの事件をうやむやにしたといってよいでしょう。 現実に、冷戦崩壊以降、公安の必然性が薄れ縮小ムードが流れましたが、これらのオウム事件を逆手にとって、公安側すなわち国家権力側から破防法が出てきたり、その後の組織犯罪対策法制定=盗聴合法化に向かい、今日の治安強化を打ち出す公安警察の暴走にいきつくまでになり、イラク戦争以降盗聴から逮捕に一歩足を進めた共謀罪の創設が掲げられるまでになっているのです。 緒方盗聴事件から盗聴法制定と今日の共謀罪の歴史をみると、現代の治安維持法をもくろむ公安警察、とりわけ、ターゲットを決めて監視したり活動を制約するために事件をでっちあげする公安警察の思惑にすべては貫かれていることに気づかされます。 本当の巨悪は戦前も今日も同じで、特高警察や公安警察なのです。 私はこのような公安警察そのものの存在そのものを疑問視せざるをえず、公安警察そのものを民主的に廃止しなければならない段階にきているのではないかと指摘したい心境でいっぱいです。 この事件に関していえば、オウム松本サリン事件や、坂本弁護士拉致事件が先行してオウム犯罪としてあげられています。 とくに、坂本弁護士拉致事件では、証拠のオウムバッジが坂本さん宅に落ちていたことがわかっているのですから、あのとき警察がオウムを捜査しておけば、地下鉄サリン事件にはいたらなかった可能性が高いです。 しかし、坂本弁護士拉致事件の捜査をあえて控えたことがわかっており、その理由として、緒方盗聴事件の後、緒方さんが公安警察と国を相手取り国家賠償請求訴訟を提訴しそのときの原告弁護士が坂本さんであったことから、公安警察が圧力をかけて握りつぶしたのではないかと思われます。 とくに、坂本弁護士は国鉄労働組合とJRの分割民営化における当局側の不当労働行為に対する裁判支援や、解雇撤回要求を掲げる国鉄労働組合などを支援していた関係を憎悪した公安警察側は、これに敵対する過激派つまりJR総連などを牛耳るカクマル派との内ゲバに巻き込まれたなどと一部週刊誌の反共雑誌である週刊新潮に書かせるなど、公安警察が当初からこの坂本拉致事件のもみ消し、オウム関与とわかりながらあえて捜査撹乱に蠢いていた実態があるのです。 さらに週刊現代では、2006年当時の公安警察トップである、米村敏郎とJR総連カクマルとの癒着も報道されており、公安警察はそうとう腐敗している組織だと断言してよいでしょう。 松本サリン事件でも当初被害者の河野さんが犯人扱いされ、河野さんの学生運動歴をだしてきてあたかも過激派がサリン製造したように週刊新潮に書かせたのは公安警察なのでした。 つまり過激派キャンペーンのネタとして、坂本弁護士一家拉致事件と松本サリン事件は扱われようとしたわけです。 そのひとつには、当時のオウムが東大学園祭などに参加しだしており、当時の東大学園祭は日本共産党・日本民主青年同盟の影響下にあったり、解放派やカクマルが拠点化を狙ってきた東大駒場寮などが存在していたため、それらの旧左翼・新左翼に対抗しうる極右ファシスト集団そのものとしてオウムの進出をいわば歓迎したのが、公安警察なのです。 現実に、オウム幹部の早川被告は、統一協会出身で、統一協会系企業に勤めていたといわれています。 統一協会の関連団体である東大の原理研究会が行った過去の民青襲撃事件にも、勝共つながりでみてみぬふりなのが公安警察であり、警視庁本富士署の公安刑事どもなわけですが、オウムに関しても同様だったわけです。 つまり公安警察の期待と新・旧左翼への憎しみによって、オウムの犯罪はみのがされ、それがのちに地下鉄サリン事件にいきついたといってよく、それだけでも公安警察の組織的正当性が危ぶまれるものといわなければなりません。 さらに、オウム裁判では、これらの事件の真相が安田弁護士の活躍で暴露されかかったとたん、検察官の三井環さんや弁護士の高山俊吉さんや植草一秀さんと同様に口封じの事件をでっち上げられて逮捕・拘留され弁護士活動を一時はく奪されかかるというところまで、やられています。 こうしたことを平然とやるのが、日本の国家権力の実態なのです。
現実にクラブ業界や繁華街の裏情報の話で、オウム製造の覚せい剤やエクスタシーやLSDの取引が行われていたのは有名ですが、どこかに消されてしまいました。 このへんの事情は、とりわけリチャード・コシミズさんのオウム事件の追及などで明らかになりつつあります。 リチャード・コシミズさんの解明では、そもそも警視庁と暴力団が癒着しており、オウム製造の覚せい剤取引と暴力団と警察権力との癒着関係がばれることを恐れた警視庁が、厚生省などの立会を拒絶して、覚せい剤製造プラントをそそくさとすぐに解体してしまったと断言されていますが、裁判過程における安田弁護士の追及に対する国家権力側の慌てぶりをみるとリチャード・コシミズさんの解明は事実だとみて間違いなさそうです。 また、地下鉄サリン事件は村山政権時代に起きたのも要注意です。 というのも、神戸震災時に、自衛隊を認めていた村山総理に対して、かつて自衛隊に反対していた村山総理の過去を出してきて、村山政権で自衛隊の出動が遅れたから人災だと叫んだのが、石原慎太郎と佐々淳行らでした。 このデマは、当時の貝原兵庫県知事から反論されていますが、まことしやかに石原と佐々はデマをふいて都知事選にぶつけています。 このように、過去の韓国や南米と同様に、麻薬利権と完全一体化している右翼側から策動は仕向けられることがしばしばなので要注意です。 リチャード・コシミズさんは、日本の統治支配の実態は、過去の韓国や南米のようにCIAに支配されていたような麻薬利権と極右政権の関係に他ならない、それが日本の巣鴨プリズン体制だと指摘されていますが、本当に日本の政治経済構造がそのようなものだったことは、今回の民主党を貶めるためにやられた数々の検察によるでっち上げ・ネガティブキャンペーンをみても明白です。 この意味で、私は犯罪組織のオウムだけではなく、恣意的な策動ばかりを繰り返してきた公安警察や公安検察を絶対に許すことはないことをこの場で明らかにしたいと思います。 ★【安田好弘】#5 麻原オウム裁判と安田事件 http://www.youtube.com/watch?v=8GCw1n4OP8c&feature=player_embedded
http://www.youtube.com/watch?v=gYpbadWZtE4&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=oy3i8PJhilM&feature=related
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