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「グリーンピースのクジラ肉裁判」傍聴報告(2) 対照的な乗組員証人の証言・前編(乗組員荷物は調査されていたのか?) http://www.asyura2.com/10/senkyo82/msg/940.html
(回答先: 「グリーンピースのクジラ肉裁判」傍聴報告(1)あやふやな「土産品」の評価額(要らない肉か、高級ウネスか?) 投稿者 戦争とはこういう物 日時 2010 年 3 月 23 日 20:34:40)
この3月の裁判では、捕鯨船乗組員の証言が中心。鯨肉の私的流用が日常化していたかどうかは明らかにされるのか。 「グリーンピースのクジラ肉裁判」傍聴報告(2) 対照的な乗組員証人の証言 (前編) 佐久間淳子 3月8日午後、青森裁判所前には、正義の女神に扮した女性パフォーマーがわずかにほほえみをたたえた「像」となって佐藤氏らを見守った。 ●弁護側証人と弁護側請求証人 3月8日午後、9日午前と、グリーンピースのクジラ肉裁判で証人尋問が続いた。日新丸に乗り組んだ経験のある人物が2人出廷したのだが、証人としての意味合いは異なる。どちらも弁護側が証人申請して裁判所が認めたのだが、8日に出廷した証人は、佐藤潤一さんらが確保した箱を「会社が支給するお土産鯨肉はあったが、勝手に持ち出したものは捨てる部分ばかりだ」と証言し、9日に証言席に座った証人は「支給されるお土産鯨肉以外に、勝手に持ち出すのは珍しくはなかった」と語ったのである。 さて、その弁護側請求証人氏である。法廷では実名を名乗って偽りなく話すと宣言したが、ここではC氏としておこう。 これから、C氏の証言で弁護団が炙り出したとみていい矛盾点をあげておこう。 ●C氏の偽証か、共同船舶がウソの報告をしたのか 共同船舶は2008年7月18日に、日本鯨類研究所と連名で、「鯨肉をめぐる問題についての報告書」(http://www.icrwhale.org/pdf/080718ReleaseJp.pdf)を公表し、そこには「共同船舶は前回の南極海鯨類捕獲調査に参加した乗組員全員を対象に、各個人が送付した荷物の内容について調査を実施した」と記している。C氏はそれを受けていなかったと明言したのである。弁護人がこの点を確認しても、C氏は訂正しなかった。「ウソの証言はしない」と法廷で宣言したC氏が正しいとすれば、共同船舶と鯨研の報告書がいい加減だということになる。逆であればC氏は法廷で偽証したことになる。 ●下戸が5箱も酒を持ち帰る C氏は2007年11月に南極に向かう日新丸に乗り組むにあたって、家から私物を4〜5箱、船に送ったという。「石鹸とかタッパーとか」と、日用品であることを説明した。そのC氏が2008年4月15日に日新丸から下船するにあたっては、自宅宛の5箱を西濃運輸に任せている。中身はというと、焼酎とかビールだったと証言した。「あまり酒を飲まない」と最初に語ったC氏が飲み残しの酒を自宅に一箱ならず送りつけていることになる。その点を弁護人が確認すると、「だってもったいないでしょう」と返答した。下戸はどれほどの酒を買い込んで船に乗り込んだのだろう。 ●製品用より上等な船員用土産品 弁護人が繰り返し「〜ということで間違いありませんか?」「〜というのは本当ですか?」と確認を積み重ねた事項がいくつかあるが、その中で明らかになった点をまとめておこう。 ●不明点を残し、証人尋問が終わる 傍聴席でできることは、ひたすら法廷内で起きていることを見聞きしてメモを採ることだけである。 C氏は証言を終え、裁判官に一礼すると証言台に置いていた紙袋を手にし、脇に置いていた上着を手にして出口に向かい、傍聴席に向かってわずかに会釈をした。誰かが彼を見守っていたのだろう。
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