投稿者 加藤 日時 2010 年 2 月 27 日 10:32:11: ZcB0xpcLKA8ZE
(回答先: [小沢一郎ネタ] 「民主党は小沢独裁」という虚と実【 小沢一郎は独裁をやっているか】 (ゲンダイ的考察日記) 投稿者 純一 日時 2010 年 2 月 27 日 06:09:04)
A)小沢さんが田中角栄から学んだことを象徴的に言うと;
・辻立ち毎日30回以上
・辻立ちは川上の山間部から始めよ
B)農業社会から工業社会への転換(高度成長)は、川下の都会と論理が幅をきかせて、川上から若者と富を奪って行く。工業化が避けられないのなら、川下の都会に蓄積された富を川上に還元しなければ、いずれ川下の都会も崩壊する。
C)そう考えた田中角栄は、川上への富の還元を意味のあるものにしようと考えた。それが、A)である。差別され、搾取される弱者の中に入って、直接語りかけ、問題を具体的に聞き出すこと。間接民主主義の欠点を是正して直接民主主義に近付ける。
D)小沢さんは、この田中角栄の思想を忠実に実践し続けている。選挙作戦に強くなったのは、その積み重ねの結果である。困っている人や社会的弱者の人の中にはいって直接対話する。それによって、政治の方向を決めてゆく。
E)小沢さんは、内閣総理大臣にはなりたくなかったのかもしれない。総理になってしまうと、肥大した官僚機構との関わりに時間をさかれて、社会的弱者との直接対話ができなくなるから。だから、今の民主党幹事長は最適のポジションであり、官僚たちとの付き合いは党人派たる鳩山さん以下に任せる。
F)自民や官僚機構および市民洗脳機関たるマスコミにとって、この、小沢−鳩山分業は最悪の事態を招く悪魔のごとし、なのであろう。しかしそれはまた、行政府が、絶えず社会的弱者(今や少数でなく、大多数になている)の問題を汲み取りそこない、官僚の都合の合わせた行動をとる危険性をはらむ。
G)普天間問題における、外務大臣と沖縄民衆の噛み合わない対話、もっと言えば未だに辺野古で住民と対話しない外務大臣・防衛大臣・官房長官などの党人派は直接民主主義への限界を露呈している。小沢さんなら辺野古の浜辺に座り込み、話し込んだに違いない。
H)自民や官僚機構および市民洗脳機関たるマスコミには、これが一番怖い。ほとんど恐怖感をもたらすはずである。間接民主主義で選ばれた代議士数百名を取り込んで、この数百名だけを相手にするだけで、1億2千万人の市民を統治できる。これが崩壊しかねないからである。
I)「動物農場」というイギリスの小説がある。大農場で「飼育」されていた動物たちが、突然連帯して、人間である主人を追い出すことから始まる。大農場は日本と言う国土。主人は自民や官僚機構、カウボーイや牧羊犬は検察警察にマスコミ、“だった”のです。
J)そして、追い出された主人とその手先達の汚い反撃が始まる。汚い反撃で最も有効な手は、市民の連帯をわずかな利害得失や人生観で分断して内部崩壊させること。圧倒的な兵器で外部から攻め立て、内部の分断工作も間断なく行う。これが、今行われていること。
K)今の連合政権と民主党の関係を考えると、党人派で占めた内閣は支持者である市民の意思を、本質的には、当然くみ取れない。それを予測して詳細な「マニュフェスト」を作っておいたのである。マニュフェスト違反に、自民の首相のようなことを決して言ってはならない。最後の砦なのだから。
L)漸進するのは良い。派遣法改正でも骨抜きと言われても仕方がない。しかし、4年かってマニュフェストを順次達成するのだと言う市民への説明が必要だ。そこで、官僚たちの抵抗やしりごみがでる。官僚とはそういうものであることを悟って、官僚達を説得するほかはない。
M)手をこまねいて、政権党を分断されるのか、官僚を説得して、良い意味の官僚分断を進めるのか?答えは明らかである。(終り)
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