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小泉政権とB層マーケティング(Electronic Journal) http://www.asyura2.com/10/senkyo81/msg/228.html
http://electronic-journal.seesaa.net/ 普天間米軍基地の辺野古移転計画について、小泉元首相が異常なほどのこだわりをもっていたことは確かなのです。もともと沖縄の公共事業は経世会(旧橋本派)がその配分権を握っていたのですが、小渕首相が亡くなると、森、小泉と2代にわたって清和会(旧森派)が経世会に代わって沖縄の基地移転事業の主導権を握ったのです。そもそも辺野古埋め立て案は、小泉氏が中心になって、わざわざお金のかかる案を作り、米国側と合意したのです。もちろん米国側の「日米安保でメシを食べている人々」もこれによって潤うことになります。ここまで何度も述べてきたように、日本の安全保障の観点などそこには何もなく、利権あるのみです。 民主党の鳩山氏と小沢は、選挙前から、この清和会の沖縄利権は潰すべきだということで、「県外移設」を打ち出したのです。別に連立を組む社民党に配慮したわけではないのです。小泉元首相としては、郵政民営化でもこの辺野古移転でも米国との約束がからんでいるので、逆ギレしたのです。当時、環境相兼沖縄担当相だった小池百合子氏も、小泉首相に環境への影響が小さくなる独自案を提案したときのことを『週刊ポスト』の記者に次のように話しているのです。 私が(そのプランを)説明すると、「そんなんじゃダメなんだ よっ!」と、烈火のごとく怒り出し、こちらの話は全く受け付けないという感じで、青筋をたてて怒られた。 このように見ていくと、今回の小沢捜査のバックには小泉元首相がいたことは間違いないと思われます。しかし、昨年と違って今年は、政権交代で政権与党は民主党になっているのです。いくら小泉氏が検察に強くても、いつまでも政権与党の幹事長に対決するのは検察の上層部としては不安のはずです。 まして確たる証拠もないのに民主党大会の日に与党幹事長の秘書を3人を逮捕し、徹底的に取り調べるかたわら、執拗なリークを繰り返して大マスコミに「小沢=巨悪」のイメージを植え付けさせたあげくが小沢不起訴の結果です。しかし、不起訴であっても「小沢=巨悪」のイメージは定着し70%が幹事長辞任を求めています。自民党+官僚機構+大マスコミの連合軍としては所期の果実を手にしているのです。きっとこのままでは済まないでしょう。小沢はいずれ幹事長を辞任してそのさいに内閣を改造をして夏の参院選に臨むと思われますが、自民党はとても盤石の体制では選挙に臨めないはずです。 既に小沢幹事長は、次の方針を打ち出しているそうです。『週刊ポスト』は次のように書いています。 鳩山内閣では各省の大臣、副大臣、政務官の政務3役が政策を立案する仕組みになっているが、そこに小沢氏直属の副幹事長 国対副委員長らを「お目付役」に加え、「反乱分子」の大臣、副大臣を監視させるのである。これで前原氏らは身動きが取れ なくなる。検察のリーク情報を垂れ流した大新聞に対しても、現在は、記者クラブが独占している各省庁の記者会見について「開放すべきという意見を政府与党首脳会議の席で伝えたい」 (2月1日の記者会見)と一撃を浴びせた。 なかでも策略をこらした郵政民営化を推し進め、国民の一部がおかしいぞと気が付きはじめたことからこの政権に多くの疑問符が付いたのです。だからこそ、民主党への政権交代が起こり、現在、郵政民営化のやり直しが行われているのです。小泉氏が郵政民営化を推し進めるときにどういう手法を使ったのか、このことが今になってネット上では大変話題になっているのです。 もちろん、表の新聞やテレビなどの大メディアには例によってこの手のことはいっさい報道されないので、ネットを見ない人は知らない話ですが、それを知ったら、小泉政権がいかに米国に迎合した問題ある政権であったかがわかると思います。郵政民営化の思想の徹底に当たって、小泉元首相は竹中平蔵氏を使って、「B層マーケティング」と呼ばれる特殊なマーケティング手法を駆使し、それを実際に展開しているのです。それが功を奏して、あの郵政選挙で自民党は劇的に大勝したのです。 ところで、「B層」とは何でしょうか。 IQが高く、構造改革にポジティブ ・・・・・ A層 小泉政権は、この中からB層、すなわち「IQが低く、構造改革にポジティブ」な層に重点を絞って、徹底的なラーニング・プロモーションをやったのです。そのときのキャラクタに使われたのが、テリー伊藤氏なのです。 ―[小沢一郎論/35] ここでいう「A層」とは、IQが高く、構造改革にはポジティブである層という位置づけです。それなのにどうしてターゲットにならないのでしょうか。A層は、財界の勝ち組企業や大学教授、マスメディア、都市部のホワイトカラーなどを包含する層ですが、ある意味において、構造改革のウソを見抜いている層なのです。それは、とくに失敗に終わったと考えられる道路改革の結果を見て失望し、判断した人が多く、この層は小泉政権の批判に回ったのです。 これに対して「B層」は、主婦層や子供を中心とする層、シルバー層、それに難しいことはわからないが小泉氏のキャラクターを支持する層です。小泉元首相が街頭に立つと、写真を撮りたさに集まってくる人々です。「C層」というのは、IQは高いが、もともと構造改革に批判的な層――守旧派であり、名前の付いていないもうひとつの層は失業などの痛みにより、構造改革そのものに恐怖を感じている層とされています。 小泉政権は、道路改革が思惑通りにうまくいかなかったことを重視し、郵政民営化の思想徹底のターゲットを「B層」に設定したのです。このことが問題になったのは、次のようないきさつがあるのです。 2005年6月21日のことです。第162回国会衆議院郵政民営化に関する特別委員会において、民主党のネクスト総務大臣こと五十嵐文彦衆議院議員(当時)が、政府広報費1億5000万円の支出について質疑を行ったのです。その内容は、入札を行わないで、竹中平蔵郵政担当大臣(当時)の秘書官が関係する業者と随意契約をしたのはおかしいというものです。もし、収賄事件などに発展すれば、竹中大臣の失脚もありえたので、報道でも大きく取り上げられたのです。 しかし、同じ年の8月8日、郵政民営化法案が参議院で否決されたことをもって小泉首相は即日衆議院を解散したのです。結果は自民党の圧勝で終り、五十嵐議員は落選してしまったのです。そういうこともあって、この件はうやむやになったのです。2004年12月15日、有限会社スリードと株式会社オフィスサンサーラは次のタイトルの提案をしています。この2つの会社は竹中平蔵氏と深いつながりがあるのです。 郵政民営化・合意形成コミュニケーション戦略(案) 政府は、このプランを採用し、政府広報業務として、契約を結んでいるのです。明らかに随意契約です。このプランの中では4つの層が示され、B層にターゲットを絞って郵政民営化の訴求を行うよう提言され、実際にそれが実行されています。契約に基づいて政府広報は、竹中平蔵氏とテリー伊藤氏を起用してB4サイズ二つ折り4ページ、フルカラーの次の小冊子を作成し、2005年2月20日に全国の約1500万世帯に配布されているのです。 このB層マーケティング――現在も行われているように思うのです。最近テレビの政治バラエティ番組、「たけしのテレビタックル」や爆笑問題の「太田総理」などの番組は、明らかにB層を狙ったものであるといえます。最近これらの番組の民主党批判は目に余るものがあります。「世を倦む日日」という有名なブログでは、このことについ 昨夜「テレビタックル」の年末特集をやっていたが、出演している山本一太や平沢勝栄においてスタジオで語って視聴者に聴かせるトークは、全てこのB層理論を前提したものであり、カメラの向こう側にいるIQの低いB層視聴者から支持や共感や納得を調達すべく演技して台詞を吐いているのである。竹中平蔵は大衆一般を自分が彼らを騙して収奪すべき愚鈍なマスだと明確に認識している。竹中平蔵にとっては、大衆 を騙し、大衆を洗脳して操縦し収奪することが政治なのであり、要するに大衆とは家畜の存在なのだ。税金だけ払わせて生かせる奴隷なのである。 http://critic2.exblog.jp/2311417/ ―[小沢一郎論/36]
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