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右派系人物列伝・田久保忠衛氏【右派系政治勢力研究会 2007年2月22日】 http://www.asyura2.com/10/senkyo79/msg/638.html
(回答先: 産経新聞のこの記事に紹介されている知識層におかしな人が約一名(笑) 投稿者 質問です 日時 2010 年 2 月 05 日 21:29:38) http://nakane.txt-nifty.com/blog/2007/02/post_4631.html 2007年2月22日 右派系人物列伝・田久保忠衛氏 田久保忠衛氏:1933年生まれ。杏林大学客員教授。 田久保忠衛氏は産経新聞を中心に活躍する偉大なる親米派評論家である。「偉大なる」と書いたのは、その親米度が筋金入りのものであることに敬意を表したかったからである。 筋金入りの親米振りが最も顕著だったのはイラク戦争が勃発した2003年であろう。多くの親米派評論家が「アメリカはかつて、フセイン独裁政権を支援していた。それが今になってフセイン政権を攻撃している。矛盾している。おかしい」という批判に沈黙する中、田久保氏は敢然と反論した。 「『敵の敵は味方』なのだから筋や理論を通せと言っても無茶ですよ。国益のためには悪魔と手を結ぶことがある」「イラクを支援するのも攻撃するのも、国益が中心で、行動になる。外交というのはいかようにもフレキシビリティがなくてはならない」(『反米論を撃つ』、田久保忠衛氏と古森義久氏の共著、恒文社21刊行。引用の部分は田久保氏の発言) 確かにアメリカは、独裁者や暴力主義者、拷問組織を国益のためならば、積極的に支援してきた(※1)。田久保氏はそれを堂々と肯定している。田久保氏の論に従えば、「アメリカは自由、民主主義、人権を大切にしている」という産経新聞の論説(※2)は間違っていることになる。 ※1・・「自由と民主主義、人権」を無視する独裁政権を支持、支援。例えば、フセイン(イラク)、スハルト(インドネシア)、ノリエガ(パナマ)、ソモサ(ニカラグア)、ピノチェト(チリ)の各政権である。また、第二次世界大戦後の中南米の独裁政権は、ほとんどがアメリカの「親友」だった。さらに、CIAは、グアテマラやエルサルバドルの極悪な拷問組織を支援していた。 ※2・・「日本と豪州はそれぞれ米国と同盟関係にある。三カ国は自由、民主主義などの基本的価値観を共有、安全保障面でも密接な協力関係にある」(2006年3月19日付産経新聞社説)、「日米安保体制が東アジアの安定と平和に貢献している事実を踏まえるべきだ。米国のプレゼンスと強固な日米同盟が、最高の安定機能として働くのだ。その底流にあるのは、日米両国が自由、民主主義、人権といった共通の価値観を有する関係であるということだ」(2002年1月9日付産経新聞社説) 興味深いのは、田久保氏は「国益のためには何でもアリ」という論を展開しているのに、同盟関係に限ってはそれは当てはまらないと言っていることだ。 「同盟の成立条件というのは三つあります。一番重要なのは共通の敵の存在。二番目は価値観の共有。三番目は貿易摩擦が比較的少ないほうがいい、できればないほうがいいと。こういうことなのですけれども、三番目の貿易摩擦がないなんていう国同士はない。今の自由競争、ボーダレスの世界では、そんな国家間の関係はない」(『反米論を撃つ』、田久保忠衛氏と古森義久氏の共著、恒文社21刊行。引用の部分は田久保氏の発言) 「価値観というのは、テロと戦う場合に、民主主義とか自由を持ち出すのは陳腐で違和感があると言う人もいるけれども、民主主義というのは重要な価値観なんですね」(『反米論を撃つ』、田久保忠衛氏と古森義久氏の共著、恒文社21刊行。引用の部分は田久保氏の発言) 支援関係では「民主主義」は必要ないが、同盟関係では「民主主義」が必要……。得心が行かないが、田久保氏の中では論理的整合性が取れているのだろう。
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