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(回答先: 志半ば 逆風に沈む 島袋さん「私の不徳」【敗戦の知らせは予想外に早かった】 名護市長選(沖縄タイムス) 投稿者 クマのプーさん 日時 2010 年 1 月 25 日 10:11:57)
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-01-25_2019
野党、知事選へ弾み 県内政局
自公、再生道のり遠く
政治 2010年1月25日 09時36分
(38分前に更新)
11月の知事選を頂点とする県内政局の行方を左右する名護市長選で、新人の稲嶺進氏が勝利したことで、社民、共産、社大、民主、国民新、政党そうぞうの県政野党6党は、今後与野党の対決が予想される沖縄市長選や参院選、知事選などに向け、弾みをつけた。ただ、米軍普天間飛行場移設問題への対応や共闘の枠組み、人選作業に対する思惑の違いもあり、名護の勢いを結びつけられるかが課題だ。
一方、自民、公明の県政与党は、現職の島袋吉和氏側を支持し、反転攻勢を狙ったが失敗。昨年8月の衆院選大敗を受け、組織の立て直しを図っているが、再生の道筋は依然として見いだせていない。夏の参院選に出馬する現職の島尻安伊子氏や2期目に意欲的な仲井真弘多知事にも大きな痛手となった。
野党側は普天間問題で、名護市辺野古沿岸部への移設に反対の姿勢を示した稲嶺氏の全面的支援で共闘。各党が独自に事務所を構え、運動を展開したことが結果的に功を奏した。
また、名護市を選挙区に抱える衆院沖縄3区の玉城デニー氏(民主)が、政権与党の強みを生かして企業回りを重ね、従来の自民党支持基盤を切り崩した。
名護市長選の勝利を受け、野党側は参院選に向けた枠組み協議を本格化させる。だが、移設問題をめぐり、同飛行場の即時全面返還を求める共産と辺野古陸上案などの分散移転を掲げる国民新などとの間で方針の乖離(かいり)がある。
また、民主党県連が今月、党本部の意向で独自候補擁立に着手することを決めたことで、不協和音が生じている。民主の対応に同調する動きもあり、候補者選びは波乱含みだ。
一方、自民党県連は昨年11月末に「鳩山政権が年内に普天間飛行場の移設方針を決定しなければ県外移設を求める」と方針転換し、県連幹部が再三、島袋氏側に同調するよう持ちかけたが、不発に終わった。さらに島袋氏が政党色を出さない戦術を取ったことで、自民、公明は存在感を示せなかった。(政経部・平良吉弥)
宜野湾市長「大きな力」
【宜野湾】名護市長選で、米軍普天間飛行場の辺野古移設に反対する稲嶺進氏が当選したことについて、伊波洋一宜野湾市長は24日夜、同市役所で「大変喜んでいる。県内移設に反対する県民の声が一つになった」と評価した。
その上で「政府が県外移設を進めるに当たり、米側に県民の思いを主張できる根拠として、選挙結果は大きな力になると思う。名護市民は、既定路線の辺野古移設に『反対しても聞いてもらえない』という状況にあったが鳩山政権が再検討する中で希望を見いだした」と強調した。
沖縄相「内閣に責任」
【東京】前原誠司沖縄担当相は24日夜、名護市長選で米軍普天間飛行場の辺野古移設に反対する新人の稲嶺進氏(64)が当選したことについて「辺野古移設の是非だけを問う住民投票ではない。鳩山内閣の責任で、あらゆる選択肢の中で代替施設を見いだされなければならない」と述べ、辺野古沿岸部に移設する現行案を含めて国の責任で判断するべきだとの考えを示した。