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(回答先: 名護市長選、稲嶺氏が初当選 辺野古移設困難に(琉球新報) 投稿者 クマのプーさん 日時 2010 年 1 月 25 日 10:08:14)
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-01-25_2010
志半ば 逆風に沈む 島袋さん「私の不徳」 名護市長選
表情硬く敗戦の弁 実績強調も届かず
社会 2010年1月25日 09時37分
(32分前に更新)
【名護】「私の不徳の致すところです」。先行する相手候補を接戦に持ち込み、最後は制したつもりだった。約1600票差での敗退に島袋吉和さん(63)は、支持者へ頭を下げた。「まれにみる選挙運動」を展開したが、普天間飛行場の辺野古移設や政権交代で「民意」をつかみ損ねた。関係者のショックも大きく、「今後は一市民として頑張りたい」と声を振り絞るように話した。
敗戦の知らせは予想外に早かった。テレビ2社が午後8時に当確を出した時、島袋選対事務所には数人の支持者が到着しているだけ。次々に集まる人々も「早すぎる」「信じられない」と戸惑いの表情を浮かべた。
島袋さんは、開票作業が始まった直後の同9時20分に事務所入り。席に着くなり、逆転を信じる支持者から「笑顔、笑顔」と声がかかる。しかし、表情はこわばり、言葉を発さず終始、テレビ画面を見つめ続けた。
保守系が推す市長が24年続いた同市。この間、経済界など有力者がつくり上げた地縁や企業間のネットワークが機能するはずだった。
保守市政の始まりを築いた比嘉鉄也選対本部長は「期日前投票が伸び、有利と思ったが…。ますます元気な名護市にしたかった」。従来の戦い方が通じなかったことに無念の表情を浮かべた。
敗戦の弁に立った島袋さんは、「不徳の致すところ」と繰り返した。「市民が幸せになる地域づくりを考えていた。このような結果になると思わなかった」と悔しさをにじませた。
基地問題が争点化することを避け、実績を強調した選挙戦。同様に、敗戦の弁でも基地に言及することはなかった。
記者からの質問で辺野古移設の今後を聞かれると、淡々とした口調で、「名護市民の長年の経緯をふまえて、しっかりと国の方で対応してほしい」と述べるにとどめた。陣営幹部とともに足早に選挙事務所を後にした。
「まさか」賛成派絶句
辺野古 会長「仕方ない」
米軍普天間飛行場の名護市への移設賛成派で辺野古区の有志でつくる「代替施設推進協議会」。集落内にある事務所には建設業や自営業者らを中心に約20人が集まり、テレビの選挙速報を見守った。
午後8時。稲嶺候補の当確を伝えるテロップが画面に流れた。「まさか…」。事務所は一瞬にして静まり返り、誰もが言葉を失った。
集まった人々は、われに返ると、それぞれがくやしさを口にした。「後悔するぞ」「正確な民意を反映していない」
会長の宮城安秀さん(54)は一人自宅で、選挙速報を見守った。結果には「民意だから仕方ない」と淡々とした様子。今後の活動については、歩調を合わせる辺野古区長と検討する意向を示した。
ただ、稲嶺市政とは反目せず可能な限り協力する考えだという。「稲嶺さんには市民生活を豊かにするとの公約があり、今後はその実現のために後押しして行きたい」
一方、建設業の男性(48)は「名護市民投票以来の敗北」と肩を落とした。