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http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-156209-storytopic-123.html
名護市長選、稲嶺氏が初当選 辺野古移設困難に
2010年1月25日
初当選し万歳をする稲嶺進氏(中央)=24日午後9時59分、名護市名護の選挙事務所
【名護】任期満了に伴う名護市長選挙は24日投開票され、前市教育長の新人・稲嶺進氏(64)=無所属、社民、共産、民主、社大、そうぞう、国民新推薦=が1万7950票を獲得し、現職・島袋吉和氏(63)=自民、公明支持=に1588票差をつけて初当選した。
普天間飛行場移設問題を最大の争点にした今選挙で、県外・国外移設を訴える稲嶺氏が勝利したことで、辺野古移設は極めて困難な情勢となった。政府の移設候補先決定にも大きな影響を与えそうだ。稲嶺氏は「辺野古に基地を造らせないという信念を貫く」と述べた。投票率は76・96%。前回選挙を1・98ポイント上回った。投票者数3万4553人に占める期日前投票は1万4239人で、41・2%だった。
海上基地建設の是非を問う1997年12月の住民投票では「反対」が過半数を占めたが、その後の3度の市長選はいずれも条件付きで移設を容認する候補者が当選した。今回の市長選で、13年前の住民投票で示された「基地反対」の民意があらためて示された形となった。
稲嶺氏は「市民の目線でまちづくり」をモットーにいち早く出馬を表明。「辺野古に基地を造らせない」と移設反対を訴えた。革新のみならず保守系市議も支持し、昨年11月の候補者一本化後は反自公6党の推薦を受け組織態勢を整えた。地域回りなど堅実な活動を進め、幅広い支持を集めた。
島袋氏は現職の知名度を生かし市政継続を訴えたが、態勢づくりが遅れた。期日前投票など終盤は巻き返したが及ばなかった。基地問題は「代替案があれば歓迎する」として争点化を避ける戦術だったが、支持獲得にはつながらなかった。
当日有権者数は4万4896人。投票総数は3万4552人。有効投票数は3万4312票。無効240票。持ち帰り等1票。