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石川氏(他2名)の逮捕容疑が、昨日までの「不記載」から「虚偽記載」へと変更になりました。
各局のニュースやワイドショーでは、今までずっとそのように報道してきたかのごとく「虚偽記載の容疑で逮捕」と伝えましたが、容疑内容の詳細については何も伝えないか、以前と同様「不記載」を説明するフィリップを使い「これが『虚偽記載』にあたると見られています」といったコメントで締めていました。
今朝、私がこの情報を知った時「なにーっ、今までのオレの努力はどうなるんぢゃぁー!」と憤慨したものですが、TVのキャスターやコメンテーターにとっては、些細な文言の変更としか映らなかったようです。
では「不記載」と「虚偽記載」では、どう話が変わってくるのか説明しましょう。
私が今まで、いくつかの投稿で説明してきたとおり、「不記載」の容疑は資金の性格(政治資金にあたるか否か)がキーポイントです。
具体的には土地購入の原資が、どの4億円であったのか?…という問題と、収支報告書に記載された「借入金」が、どの4億円であったのか?…という問題です。
これを厳密に仕分けすると、私が結論したように「不記載」はまったく成立しないか、もしくは「明らかに記載義務のない(違反性のない)不記載」が存在するだけ…という結論が出ます。
おそらく検察サイドでも同じような考察をした法律の専門家が居るのでしょう。
突然の容疑内容変更は、不備に気付いた検察が、それを繕うか誤摩化すために出してきた戦術だろうと思います。
「虚偽(過少)記載」の場合、資金の性格を厳密に仕分けすることなく、資金移動の総額が報告書と整合しているかどうか…という問題になります。
今回の案件では、資金移動の総額が16億円であるのに対し、報告された資金移動は8億円のみであり、この事実だけで少なくとも「起訴」までは可能になります。
う〜ん、さすが東京地検特捜部ですね。なかなかやります。
でも、これもやっぱり「無理筋」だったんですよ。
今から、それを証明しましょう。
まずはじめに「クイズ」です。
問題:「陸山会が管理する小沢氏名義の銀行口座に入っている金は、いったい誰の金なのでしょう?」
私の理解では、基本的に陸山会の金だが、小沢氏個人の金も混在していると思っています。
(そして、それらが混在することは何ら違法ではありません)
陸山会が組んだ定期預金を担保にして、金融機関から小沢氏名義で借り入れた4億円は、形式上、小沢氏個人の金であっても、事実上は陸山会の金であると考えられがちですよね。
しかし、小沢氏はその前にキャッシュで4億円を陸山会に貸してるのですから、この融資金は名実ともに小沢氏個人の金という見方もできるのです。
で、思い出したのは、2007年4月、この口座から小沢氏個人の口座に4億円が支出された際、通帳に「先生」の文字が書き込まれていた…という報道です。
記事の解説では「この金は陸山会管理の口座にあった金だが、実質は名義どおり小沢先生個人の資金であることを示す印」と言ってましたよね。
私は、それで「ああ、そうか!」と納得したんですよ。
2007年4月の時点で、帳簿上、陸山会の手持ち資金は4億円を遥かに下回っていました。
だからその時期「陸山会から小沢氏に4億円渡っている」と言う記事を読んで、そりゃ不可能だろ!と思ってたんですよね。
でも、名実ともに小沢氏個人の金4億円が、陸山会の管理する小沢氏名義の口座に保留されていたのなら、陸山会の手持ち資金が帳簿上、4億円を下回っているのに、この口座から支出されたと言うことを以て「陸山会から小沢氏へ4億円渡った」と考えても、あながち「間違い」と言うわけじゃないんですね。
ただ、それが「正解か?」と言うと、私は違うと思います。
融資された金は、確かに陸山会が管理する小沢氏名義の銀行口座に入金されましたが、陸山会ではその金を「先生の個人資金」と言うことで、勝手に動かせない性質の金として扱っていたわけです。
ですから帳簿上は、実際の口座残高より少なかったところで、何の不思議もありません。
2007年4月、確かに陸山会の手持ち資金は4億円を割っていたけれど、陸山会が管理する小沢氏名義の銀行口座には4億円以上の残高があったというわけ。
それは、小沢氏個人の所有である資金4億円が、そこに入っていたからですね。
陸山会では、その金(を示す通帳)に「先生」というメモをつけて、他の資金とは別勘定にしていたのだと考えられます。
そうであれば、陸山会としての会計処理には、何の問題もありません。
2004年10月、融資による入金は、小沢氏個人への返済金もしくは、キャッシュ4億円との原資入れ替えによる相殺で、陸山会への入金として処理せず、小沢氏個人の資金であることを示すため「先生」のメモをつけて保留。
2007年4月の出金は、小沢氏が自分の個人資金として保留してあった口座の金を、別にあった自分名義の口座に振り替えただけのことで、陸山会とは無関係…こういう図式が成立します。
検察(orマスコミ)は、陸山会が管理する小沢氏名義の銀行口座に入っている金を「すべて陸山会の金」と看做して、小沢氏と陸山会との間で移動した資金の総額を16億円としていましたが、そのうち8億円は「形式上」移動しておらず、また事実上も「小沢」←→「小沢」間の資金移動であったことが、メモ書き等によって類推的に証明できるのです。
これで「虚偽(過少)記載」の線も消えましたね。
おそらく、この掲示板を読んでおられると思う、東京地検特捜部の法律顧問さんに忠告します。
逮捕容疑を突然変えたりして必死に抵抗してたようですが、無駄です。もう諦めて、降参したら?
また、佐久間部長はじめ、特捜検事のみなさん、「先生のメモ書き」リーク情報を、どうもありがとうね。
そして今すぐ、石川氏をはじめ3名の容疑者を釈放しなさい。