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(回答先: <どこが問題 小沢流「国会改革」>立命館大学教授小松浩さん/英モデル国内で批判【しんぶん赤旗】 投稿者 gataro 日時 2009 年 12 月 28 日 09:40:40)
2009-12-24 14:28:15 以下は「しんぶん赤旗記事情報/G-Search」から検索貼り付け。 ============================================== どこが問題 小沢流「国会改革」/大東文化大学教授・憲法学井口秀作さん/上層部の決定だけで 民主党のいう「政府・与党一元化」論というのは、政府の方針に与党の一般議員が従えというものです。要するに政府が決めた方針と異なるものが党の方から出てくるのは問題だ、という考え方になっています。 そこで、政党の政策協議機関を廃止し、議員としての正当な権利であるはずの議員立法や、議員連盟への参加、委員会での質問まで制限するということになっています。 しかし、もし本来の「一元化」があるとすれば、政党として議論し練りあげられた方針で、政府の政策が統一されていくというもののはずです。そうでなければ、「政務三役」に選ばれた議員以外の末端の議員は単なる数合わせの要員になってしまう。それでは、政務三役などに入れた100人ほどのエリート以外の、300人からの国会議員の存在意味はない、ということになります。全く逆転した「一元化」です。 官僚答弁の禁止をはじめとする「国会改革」案も、一元化論とセットになっています。議会の行政に対する監督機能という面から見て非常に問題です。 暴走許す危険 まず、議会内の多数党が内閣を構成するという議院内閣制においても、憲法の構造からいって、与党が議会での審議や国政調査権を通じて内閣や行政を監督する側面があるのは当然です。 もし与党が官僚への質問を通じた行政監督を放棄し、政府提出法案を粛々と承認するだけなら、国会の多数派の監視から政府が独立し、暴走を許す危険性が進むとすらいえる。 他方、野党による監視も後退します。政府と国会の関係は、別の側面から見ると与党と野党の関係です。野党が官僚に質問できないとすれば、野党による政府、与党に対する責任追及を制限するということになります。「国会議員同士の議論を活発にする」という趣旨はもっとものようですが、それは答弁禁止によらずともできることです。 スピード優先 小沢一郎幹事長は、衆参両院の委員会を、法案審査と行政監視とに分けるという提起もしていますが、そもそもこの二つの機能が分離できるのか。 国会の一番の行政監視機能というのは、実は立法機能なのです。法律に基づく行政というのは、憲法でも行政法でも一番基本的な部分で、こちらは立法、こちらは行政監督というように、簡単に分離できるのかは極めて疑問です。 こうした「改革」のいわばオモテの「目的」は派閥政治や利権政治の排除ということですが、これらの改革がその手段としてふさわしいとはいえません。 むしろ本当の目的は、政党の上層部だけで決めたことを、国会の意思決定過程を単純化し、スピーディーな決定と執行を可能とすることにあると思われます。 聞き手 中祖寅一 しんぶん赤旗
http://ameblo.jp/warm-heart/entry-10418337998.html から転載。
gataro-cloneの投稿
<どこが問題 小沢流「国会改革」>大東文化大学教授・憲法学井口秀作さん/上層部の決定だけで
テーマ:電子版にない「しんぶん赤旗記事」
2009.12.04 日刊紙 2頁 総合 (全1,093字)