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(回答先: ＜どこが問題 小沢流「国会改革」＞一橋大学教授只野雅人さん／民意くみつくせるか【しんぶん赤旗】 投稿者 gataro 日時 2009 年 12 月 28 日 09:31:18)
2009-12-22 09:14:40 ============================================== どこが問題 小沢流「国会改革」／島根大学名誉教授渡辺久丸さん／機能弱まり形がい化 私は、国民の願いや要求を反映させるために、どのような国会にすべきかを中心に考えるのが、本当の国会改革だと思います。 いま焦点になっている民主党の小沢一郎幹事長の「国会改革」案は、現状でも不十分な国会の機能をさらに弱体化、形がい化し、反民主的な運営にするものです。 「脱官僚」口実 小沢流「改革」は、「脱官僚支配」を口実に、官僚による国会答弁を法律で禁止するといいます。日本を支配しているのは本当に「官僚」でしょうか？ 民主党は、政官財の癒着における官僚の位置を不当に大きく見すぎています。これまでも財界と日米安保体制を震源地とする政策が、政府・行政・官僚を経て立法府で国家意思として確定されてきました。 小沢氏は、法律の専門家である内閣法制局長官（政府特別補佐人）も官僚だといい、出席を禁止しようとしています。集団的自衛権は行使できないとする内閣法制局長官の解釈が桎梏（しっこく）になっているからでしょう。 「委員会定数の削減」とともに「委員会定例日の廃止」「通年国会」の主張も問題で、悪法を通すための戦術だと思います。徹底した審議で民意を調査・研究するには時間的保障や準備が必要です。定例日があれば、議員も質問を準備できるし、地元に帰って国民の声を聞くこともできる。国民も報道等によって審議の状況を知り、監視し、自らの声を反映させようとすることができます。 国会で成立した法律のうち、「閣法」（政府立法）が８割を占め、「議員立法」はわずか２割程度です。議員立法は、禁止するのではなく、拡充・強化こそが求められています。にもかかわらず民主党は、与党の議員立法を原則禁止するとしています。衆参両院では連立与党が過半数を占めており、与党議員は政府の立法提案に賛成する投票機械に成り下がるでしょう。 比例減で加速 国民の願いや要求を実現するのは国会議員の義務です。憲法１３条には「生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、…立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする」とあります。１年生議員でも自主的、積極的に立法権行使に参加する義務があるのです。 注意したいのは、国会の形成前の選挙のあり方について、民主党がマニフェストで衆院比例代表の定数８０削減を掲げていることです。 日本国憲法は「日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動」（前文の冒頭）するとしています。しかし、比例代表を削減すれば、護憲派の少数政党を排除し、“国民の代表機関”（憲法４３条）の実質をますます形がい化することになります。 国民の暮らしと世界の平和に役立つ国会にするために、小沢流の「国会改革」ではなく、国会の民主的な改革・活性化こそが求められています。 聞き手・松田繁郎 しんぶん赤旗 ======================================== 【関連エントリー】 ＜どこが問題 小沢流「国会改革」＞一橋大学教授只野雅人さん／民意くみつくせるか【しんぶん赤旗】
http://ameblo.jp/warm-heart/entry-10416733203.html から転載。
gataro-cloneの投稿
＜どこが問題 小沢流「国会改革」＞渡辺久丸・島根大学名誉教授／機能弱まり形がい化【しんぶん赤旗】
テーマ：電子版にない「しんぶん赤旗記事」
以下は「しんぶん赤旗記事情報／G-Search」から検索貼り付け。
2009.11.04 日刊紙 2頁 総合 (全1,134字)
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