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(回答先: 小沢ー鳩山ラインの壮大なサバイバル戦略 【神州の泉―高橋博彦】 投稿者 弥太郎 日時 2009 年 12 月 15 日 01:31:34)
【神州の泉―浮高亭瓢箪氏投稿】
http://shimotazawa.cocolog-wbs.com/akebi/2009/12/post-5ba0.html
今日来日した中国の国家副主席と天皇が会見をするということで、「天皇の政治的利用」という声がでているのだそうだ。詳しい経緯は以下の記事のとおりらしい。
「11月に「陛下の体調」を理由に拒否」 中国副主席の特例会見で政府
12月14日13時22分配信 産経新聞
鳩山由紀夫首相が天皇陛下と中国の習近平国家副主席との15日の会見を特例措置として認めさせた問題で、日本政府が11月末時点で中国側に「陛下のご健康がすぐれない。無理だ」として会見は困難との意向を伝えていたことが14日分かった。日中外交筋が明らかにした。これに対し、中国側が民主党をはじめとする関係各方面に巻き返し工作を行った結果、平野博文官房長官が今月7日と10日の2度にわたり宮内庁に会見の設定を指示し、日本政府は11日に会見を行うことを正式発表した。
天皇が外国の国賓級の政治指導者と会見するには、訪問の1か月前に宮内庁の許可を取っておくことが、法文の規定はないが暗黙の了解事項だったのだそうだ。
つまり、突然来られても「会わないよ」というのだそうなのだ。
今回は、1か月前に打診はがなかったので「1か月ルールがある」と宮内庁長官が言って断り、更なる要請も「天皇の健康がすぐれないので会えない」という回答を宮内庁がしていたというのだが、それは、天皇ご自身のご意見であったのか不思議でならない。
宮内庁長官は羽毛田信吾という人物。この人はこれまでも曰くのある人である。
○宮内庁長官羽毛田信吾による関連発言。
▼男系万世一系という皇統を、女系天皇に皇位継承を認めるという皇室典範改正をもって廃絶する。
▼反論した三笠宮寛仁殿下を「憂慮する」と身の程をわきまえない発言で牽制する。
▼愛子様の皇居(両陛下)御訪問の回数が少ないと、皇太子殿下に苦言を呈する。
▼政権交代後も懲りずに、女系天皇皇位継承の再提議をする。
案外、この羽毛田信吾氏(元厚生省事務次官を経て、小泉首相によって宮内庁長官に任命された女性天皇論者)という官僚の「天皇の私物化」ではあるまいか…という疑いすら出て来るかもしれない。
すでに高齢の域に達しておられる天皇の健康状態が万全であるとは思わないが、本来「天皇」という地位が「国家国民の象徴」であるからには、一身を投げ打って国家国民の幸福のために献身されるということは、当然の責務ではないのか。誰よりもご本人が一番そのように思っておられるのだ。
であれば、天皇は外国の貴賓を接待するという「国事行為」を最優先で忠実に果たすべきであるし、万全に果たせないのであれば早々に皇太子殿下を「摂政」に任じられるなどして、国事行為に不足のないようになされるはずなのである。
「1か月ルール」などというものは、宮内庁の役人が勝手に作り上げて天皇を利用して自らの権限を確保しようとしているものでしかない。
今日の東京新聞夕刊には、「学習院大学で記念演奏」という記事があり、東京・目白の学習院大学で十三日午後、天皇陛下の即位二十年と天皇・皇后両陛下のご結婚五十年を祝う記念演奏会が開かれた。学習院OB管弦楽団のメンバーでビオラを担当する皇太子さまも舞台に登場され、両陛下と雅子さまが客席から盛んに拍手を送っていた・・・という記事が載っている。
演奏会では「祝典行進曲」など三曲が演奏され、アンコール曲の「金婚式」が終了すると両陛下は立ち上がって拍手を送った・・・ともある。
言いたくはないが、演奏会に出席するのと中国の「次の主席」とも目されている国賓級の賓客である「習近平」副主席と会見するのと、どちらが天皇の健康に悪いと宮内庁は判断したのだろうか。
難しい国際政治の話をするわけでもなく、会ってやって、相手のメンツを立ててやれば済むこと…演奏会などよりよほど重要な割には≪楽なお仕事≫ではないだろうか。
「天皇」という地位を考えれば、天皇陛下は国民個人個人の幸せを祈りますと言われるのはいいが、国際社会の中における国家の国益も考え、また、守るべき存在でもある。
「政治に関係することは、一切何もしない」とか「やるのは、こちらの都合次第」などということではないのだ。
昨日は朝からテレビがこの問題を取り上げて、自民党のバカたちに「民主党の天皇の政治利用だ」とか「天皇のご健康に対する配慮が欠けている」などと騒いでいたが、ならば「十三日の演奏会ご出席も御健康上、お控えなされた方が良かったのでは」と宮内庁に言うべきではあるまいか。
ま、そんなことを口にすれば、番組降ろされるだろうが…ね(笑)。
その上、なんでも何でも「小沢のせい」にしてしまう報道姿勢はいい加減に止めた方がいい。
神経性の腹痛で総理のイスを抛り出した「安倍晋三」までしゃしゃり出て、「裏には小沢さんがいる。許しがたい天皇の政治利用だ!」などと言うのを聞いて、私は笑ってしまったのである。
投稿: 浮高亭瓢箪 | 2009年12月14日 (月) 19時02分