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(回答先: 自国の安全保障を米国に丸投げするという安楽椅子は即刻投げ捨てて、できる限り日本自身で行なう戦略が必要になってきた。 投稿者 TORA 日時 2010 年 1 月 01 日 14:34:11)
ガバナンス・国を動かす:政と官・120年の攻防 五百旗頭真・防衛大学校長の談話
◇藩閥と官僚による近代化−−五百旗頭真・防衛大学校長
明治維新を担ったのは薩摩藩と長州藩を中心とする下級武士であり、明治天皇を担いで政権を握った。彼らは藩閥という人的ネットワークで政府の要職を固めたが、やがて藩閥だけではとても国を治められなくなる。
そこで誕生したのが帝国大学と官僚制だ。つまり、友藩の出身か、朝敵藩の出身かを問わず、勉強ができたら帝大に入学でき、官僚にもなれるようになった。国民の中に権力中枢への煙突が立てられ、能力のある者に登るチャンスが与えられた。こうして藩閥と官僚が結びついて上からの近代化が進められた。
原敬以降、官僚の中からは若槻礼次郎、浜口雄幸、幣原喜重郎のように政党内閣を担う政治家が現れるが、1930年代に不人気となり、人材も続かなかった。
代わって軍官僚と革新官僚が統治の主人公になり、日本は政治を失って破滅の道を歩んでしまう。
毎日新聞 2010年1月1日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100101ddm010010011000c.html