http://www.asyura2.com/10/senkyo102/msg/164.html
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大手マスコミは「性描写コミック規制条例」などと制定を賛美しているかのような報道。実態がアニメやコミックのマニアや同性愛者などの「マイノリティー規制」に在る事は、吐知事の発言などからも明らかだ。
事実上「裏切り」の形で可決に協力した与党党首。ブログでは遠まわしに「心配」と、いかんのい?を示しているらしい。
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PJ: 田中 大也
東京都青少年健全育成条例改正案、附帯付きの「原案可決」も、ますます広がる反対の動き
2010年12月14日 07:15 JST
【PJニュース 2010年12月14日】
http://www.pjnews.net/news/909/20101214_1
12月13日、東京都青少年健全育成条例「改正」案は、東京都議会総務委員会で、自民、公明、民主の三党の賛成多数により可決された。
厳しい言い方をするなら、否決することも、修正案を提示することもできた民主党が、各所で問題を指摘されている「改正案」の原案を「丸飲み」する形となった。「配慮」を示す形として、「作品の芸術性や学術性、社会性を考慮した慎重な運用」や、「十分な審査期間を確保した運用」をすべしといったことが書かれてはいるが、附帯決議自体には拘束力はない。
つまり、法律的には、「慎重に使いましょう。もし慎重じゃなくても罰則はありませんが」と言っているようなもので、刑罰法規や社会規範をフィクション世界にねじ込まれ、今まで「18禁」でなかった作品がごっそり規制対象になってしまう「改正」案の苛烈さに比べれば、ほとんど効果はない。むしろ、様々な「要求」が記載されている分、新基準での適用は「学術性や社会性に配慮し、慎重に審査をした結果なのだ」と、「正当性を保証」してしまっているとも言える。少なくとも、懸念を表明した様々な業界や創作者、そして多くの市民が求めていたのは、こんな何の実効性もない「配慮」などではないだろう。
その事を示すように、本会議での採決までほとんどないというこの状況にあって、各所からの反対意見は、ますます強いものになっている。
十三日には、携帯電話向けコンテンツの業界団体である「モバイル・コンテンツ・フォーラム」が、改正に反対する声明を発表した。また、東京国際アニメフェアへのボイコットを表明した「コミック10社会」に所属する角川書店の井上伸一郎社長は、可決を受けツイッターで、「対抗は継続しましょう。声を上げ続けましょう」とコメントし、10社会としても、「安易な方法で「不健全図書」の指定がされることがないよう、都に強く働き掛けていく」姿勢を明確にした(共同通信「「対抗継続を」と角川社長 性描写規制条例で出版界反発」より)。
さらには、10社会のメンバーでもある集英社が、自社のボイコットだけではなく、自社の漫画が原作のアニメ作品をも出展させない方針を示したとも報じられている。「ジャンプ」に掲載されている、「ワンピース」や「ナルト」といった、国内でも極めて高い人気を誇り、海外でも絶大な支持を誇るいくつもの作品が出展されないとなれば、海外にも、今回の条例案による騒動、ひいては、漫画やアニメといったジャンルを迫害した都の姿勢が、より明確に示されることになるだろう。条例が可決されたとなれば、もはや個人レベルの活動だけではなく、出版や流通、小売業界が、いかに出版物を守るかにかかってくるだけに、表現の自由を守るにあたって、こうした対決姿勢の維持は、重要なものだと思われる。
問題が拡大していく中、ついに現職の総理大臣までもが、この騒動に言及する事態となった。
菅直人首相が、自サイト「KAN-FULL BLOG」内で、都条例改正案に関連した、アニメフェア問題を取り上げたのだ。
菅首相は、十三日に設置されたばかりの、自らが執筆するコーナー「先を見すえて」の中で、
「もう1つ、ジャパン・ブランドに関わる話。今、青少年健全育成に関連して『東京国際アニメフェア』の開催を心配する声が上がっている。青少年育成は重要な 課題。同時に、日本のアニメを世界に発信することも重要。『国際アニメフェア』が東京で開催できない事態にならないよう、関係者で努力して欲しい。」
と、条例問題に関係した東京国際アニメフェア開催問題に対する懸念を表明してみせた。
地方自治体の事案という事もあってか、かなり慎重な表現ではあるが、問題への懸念が示されている。元々、菅首相は、就任の際に、「例えば恋愛とか、あるいは自分の好きな絵を描くとか、そういうところにはあんまり政治が関与すべきではなく(産経新聞「菅首相会見詳報より」)と、表現問題に対する政治の介入を懸念する発言を盛り込むほど、表現の自由には関心を持っていることが明らかになっているのだが、少なくとも、第一回目の執筆のテーマにするほど、問題を憂慮していることは確かなところだろう。
結局、総務委員会では、かつて否決に回った民主党が以前よりも規制範囲の広がった条例案を「丸飲み」するというある種「不可解」な形で可決がなされたわけだが、総理大臣が、ブログコーナーの一回目のテーマとして、一地方自治体の条例問題に言及するというある種異例の事態は、そのまま条例案の深刻性が示されていると言っても過言ではないだろう。
成否のカギを握る民主党に期待されているのは、拘束力のない附帯決議を付けただけで賛成に回ることではなく、日を追うごとに強まる、各方面からの批判、懸念の声を真摯に受け止め、今一度条例案の是非をじっくり再考する、是非を問うための十分な時間を設けることではないだろうか。【了】
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■石原都知事 同性愛者「やっぱり足りない感じ」
http://www.asyura2.com/10/senkyo101/msg/538.html
投稿者 尾張マン 日時 2010 年 12 月 08 日 04:50:08: YdVVrdzAJeHXM
■都議会「マンガ規制条例」の委員会可決は何を語るか (保坂展人のどこどこ日記)
http://www.asyura2.com/10/senkyo101/msg/935.html
投稿者 ダイナモ 日時 2010 年 12 月 13 日 19:23:01: mY9T/8MdR98ug
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