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<工学院大学孔子学院訪問><松崎明氏紹介><人物はいる>など(本澤二郎の「日本の風景」(629))
http://www.asyura2.com/10/senkyo101/msg/962.html
投稿者 五月晴郎 日時 2010 年 12 月 14 日 12:12:01: ulZUCBWYQe7Lk
 

(回答先: <平和労組指導者の非報>など (本澤二郎の「日本の風景」(628)) 投稿者 五月晴郎 日時 2010 年 12 月 13 日 14:03:55)

http://blog.livedoor.jp/jlj001/archives/51695116.html
「ジャーナリスト同盟通信」本澤二郎の「日本の風景」(629)2010年12月14日から下記を転載投稿します。

=転載開始=

<工学院大学孔子学院訪問> 

 孔子名称はともかくとして日中友好の民間交流の場としての役割を担っている孔子学院が、東京に存在している。工学院大学である。今年1月に発足、西園寺一晃氏が院長を務めている。彼の薦めで客員研究員になったのだが、その研究員間の忘年会を兼ねた懇談会が昨夕同大学で開かれた。

 30人ほどの学者・文化人らが顔をそろえた。西園寺人脈ばかりのようで、この中には数少ないリベラルな元外交官も二人いた。
 話題はもっぱら尖閣(釣魚島)問題で、中国政府が深夜に日本大使を呼びつけたと大々的に報道したことに異論が相次いだ。事実に反する報道と共に、時には夜に大使を呼ぶ事態はごく普通のことだ、といった解説もなされた。
 横浜国大の村田教授は、井上清の論文を引用しながら、尖閣の歴史を説明した。自ら書いた小論も配布してくれた。例の漁船衝突ビデオは海保の修正がなされている、との技術的な解説もしてくれた。
 「問責されるべきは前原だ」との指摘は全くその通りである。「アジア人同士を対立・戦わせるというアングロサクソンの策謀」でしかないのだが、居合わせた野田元インド大使は頷いてくれた。
 彼は今年「日米安保を廃棄すべきである」と主張した本を出版、大いに覚醒させられた筆者である。晩年の後藤田正晴に仕えたことも、彼の勇気ある正論につながっている。

<松崎明氏紹介> 

 話題は中国の鉄道事情に移った。曽根さんという鉄道工学の大家が、北京での国際会議を終えて帰国してきたばかりだったからだ。「中国は高速鉄道の90%を自前で出来るようになっている」と教えてくれた。鉄道の話が飛び出したので、普段は無口を決め込んでいる筆者もマイクを握った。

 連合労組の中で唯一平和運動に徹してきた松崎明氏の逝去を伝えながら、そんな彼との出会い、彼を日中友好に引きずり込んだこと、彼の指導のもとに希望小学校を20いくつも再建したこと、また抗日戦争記念館に100万円カンパ、同記念館内に桜を植樹したことなど、かくかくたる平和活動を紹介した。実際はもっともっと腐るほど貢献してくれている。
 日本にも、こんな労働運動家がいたのだという事実を知ってもらいたかったからである。これには野田さんも驚いていた。JR東労組・JR総連こそが、無名の組合員のカンパで、見事友好の実績を積み重ねてきたという知られざる真実を、わかってもらいたかった。
 若いころ、革マル派に所属したということを執拗に追及した悪しき公安警察が、彼の寿命を奪い去ったのであろう。日本で公安が評価されることなどない。解体役所の一つだと思う。前田元法務大臣の秘書官が「本澤さん、公安の連中ときたら00村に共産党の村長が誕生したなどという報告を大臣にしてくる。そんな奴らが法務省のスペースをほとんど使用している」と耳打ちしてくれたことを思い出した。以来、公安嫌いになってしまった。無駄の最たる組織である。
 官僚の無駄をなくせば、日本は生き延びられるのだが。

 西園寺さんは「日中友好が日本の最大の安全保障なのだ」という宇都宮徳馬の至言を紹介した。全くである。

<人物はいる> 

 筆者の本を読んだという若手の学者と名刺交換した。聖トマス大学の王智新教授だ。彼はしっかりものだった。まともに日本問題と向き合っていることが、彼とのしばしの会話で判明した。
 中国人の日本留学生の質について、彼は「日本で中国の研究をさせられて、肝心の日本問題を研究させない」といって嘆いたのだが、筆者もこのことに気付いて10年ほどたつ。「いい日本を植え付けて帰国させる」というせこい日本の外交・文部官僚のやり口は、なんとも悪質きわまりない。
 「天皇の官僚」の成果なのだろう。そんな日本に気付いているしっかりものもいることに満足した。先般、日本記者クラブでの講演をしたL教授は「日本政府に買われているような人物」のようだった。それゆえの日本記者クラブ出演だったのだ。
 また四川省出身のHという人物は、日本国籍を取ったという。中国批判で飯を食べているせいだ。納得させられた。14億人の中国である。いろいろな人物がいる。生きるためにやましい世界に潜り込む者も。ともあれ友好こそが双方に貢献するという当たり前のことが出来ない一部の利権屋に、外交や言論を任せるわけにはいかないだろう。孔子学院の役割なのだ。

<大根・ウコン成功> 

 先日、房総半島の埴生の宿に行き、畑の様子も見てきた。昨今、野菜の高値に閉口させられている庶民・大衆である。それなのに大根が見事に成長していた。20数本抜いた。
 小太りの品種なので、細長くはない。一部におかしな二股大根もあるが、おおむね満足できる出来栄えである。うれしいことにほとんど肥料をしていない。横着をして石灰と米ぬか程度、むろん完全無農薬だ。葉も食べられる。
 92歳の母に聞くと、昔は竹やぶで開墾して畑になった場所という。土地が肥えているせいか。野菜でも自分の手で作ると、我が子のように大事にしたくなるものだ。

 畑の端に、これまた無農薬・無肥料で植えたウコンが良く出来ていた。大根もそうだが、ウコンもミネラルが一杯詰まっているはずだ。ミネラル不足がガンやアトピー、高血圧の遠因という学説は正しいのではないか。ウコンを毎日かじっていると、アルコールに負けることは無いらしい。新鮮なウコンの苦みが少ないのに驚く。
 野菜の高値は多分に市場操作がなされているのではないのか。
 モロヘイアの種が出来ていた。これを来春撒いて試してみたい。種を買うばかりが能ではないだろう。
 今年最後の柚子をもいだ。というよりも、木を揺さぶると落下してくれるのである。これは大助かりだった。

 10年ほど会っていない松崎さんの死はショックだったが、大根やウコン、柚子の収穫が少しだけ悲しい心を癒してくれた。彼は、悪しき官憲に屈服することなく、いいことをしてくれた日本人だった。昨夜、菅総理は法人税5%減税を決断した。またしても財閥・松下政経塾に配慮する政策を強行したことになる。
 松崎さんは、大逆事件で「天皇の官僚」に殺害された幸徳秋水らに比べれば、平和の価値を内外の人々に付与出来た点で、ずっと恵まれていた。悲しんでばかりいられまい。宇都宮もそうだったが、彼の撒いた種はこれからも成長してゆく。

2010年12月14日記

=転載終了=  

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コメント
 
01. 2010年12月15日 17:10:41: Fi8BpeJy9w
http://sankei.jp.msn.com/life/trend/101214/trd1012141849007-n1.htm
JRに巣くった「革マル派最高幹部」の死に思う 西岡研介氏寄稿
2010.12.14 18:44

 JR東日本の最大労組「JR東労組」の元会長で、上部団体「JR総連」副委員長などを務めた松崎明氏が9日、死去した。74歳だった。

 松崎氏は昭和30年に旧国鉄に臨時職員として採用され、旧「動労」(国鉄動力車労働組合)に加入。青年部長、委員長などを歴任した。国鉄時代には「反マル生闘争」や「スト権スト」などで経営側と激しく対立し、「鬼の動労」などと呼ばれた。

 しかし62年の国鉄分割民営化直前に、それまでの対立路線を転換し、民営化に賛成。その後も、民営化されたJR東日本と十数年にわたって「労使協調路線」をとり続け、経営陣にも多大な影響力を持っていた。

 だが、この松崎氏には別の顔があった。極左セクト「革マル派」最高幹部としてのそれ、である。

 革マル派は昭和38年の結党以来、他のセクトと血で血を洗う内ゲバを展開してきたが、50年ごろから党派性を隠して各界各層に浸透。極めて非公然性、排他性の高い思想集団だ。

 そんな集団の最高幹部が率いたJR東労組、総連に「革マル派系の労働者が相当浸透」(歴代の警察庁警備局長の国会答弁)するのは当然のことだった。

 そして、そんな組合と「労使協調」路線をとっていたJR東日本では「JR東労組ニアラザレバ人ニアラズ」という風潮が生まれ、それは民営化から20年余の歳月を経て、もはやJR東日本の“企業風土”になってしまった

 それを象徴的に現したのが、平成14年に警視庁公安部が摘発した「浦和電車区組合脱退・退職強要事件」だった。JR東労組の組合員だった運転士=当時(27)=が「組合の方針に従わなかった」という理由だけで半年もの間、集団による“いじめ”を受け、組合を脱退させられただけでなく、退職にまで追い込まれた事件だ。

 この間、JR東日本の管理職は見て見ぬふりを続けていたわけだが、公安部はこの事件で、革マル派幹部を含む7人を強要容疑で逮捕。7人はその後、強要罪で起訴され、1審、2審とも全員が有罪判決を受けた。

 現在は最高裁に上告中だが、JR東労組、総連はいまだに「冤罪(えんざい)だ」などと訴え、そのキャンペーンを組合活動の主軸に据えている。このような異常な労働運動を展開するJR東労組、総連の“精神的支柱”となっていたのが松崎氏だった。

 一方、JR東日本は2審の判決を受け、彼らを懲戒解雇処分にするとともに、被害者である運転士に非公式に謝罪。今年1月、事件から8年ぶりに復職させた。この経営側の判断に対してJR東労組は猛反発し、それまで「労使協調路線」をとり続けていた両者に緊張関係が続いている。

 そんな折も折の松崎氏の死去である。これを機にJR東日本は20年余にわたって続けてきた、革マル系労組との「協調」という歪な労務政策を転換できるのか。全国のJR、治安当局関係者がJR東日本経営陣の動向に注目している。


     ◇


 西岡研介氏は神戸新聞社を退社後、噂の真相、週刊文春、週刊現代の専属記者を経て、フリーランスに。松崎氏を題材とした『マングローブ テロリストに乗っ取られたJR東日本の真実』(講談社)で平成20年の講談社ノンフィクション賞を受賞した。


02. 五月晴郎 2010年12月15日 18:01:59: ulZUCBWYQe7Lk : ZMbmXo037I
>>1
記事の執筆者は西岡研介氏の一連の言説を当然知っていて、「若いころ、革マル派に所属したということを執拗に追及した悪しき公安警察が、彼の寿命を奪い去ったのであろう。」と、記事で触れていると思います。

こうした言説が誰によって 流されたのか?こうした言説が、なぜその時、流されたのか?そして、だれが利益を得たか?歴史上、そうした事象の時下山事件以来何があったか?

JR東日本の社長は前原氏に随行して訪米したりしています。


03. 五月晴郎 2010年12月15日 19:00:39: ulZUCBWYQe7Lk : ZMbmXo037I
フォロー元記事にも記事の執筆者は、こう記しています。

「彼を岡崎国家公安委員長は、警察官僚出身の平沢質問に対して「革マル派結成時の幹部の一人」との認識を示している。筆者の感触でしかないが、多分そうだろう。もっとも革マル派なる過激派グループの内情は全く知らないのだが。
彼との交流で、そうした極左的な言動やそぶりを感じることはなかった。若い時の活動歴の一こまに過ぎない。それを公安はあたかも現在も、と喧伝して愚かな右翼ジャーナリストを踊らせているにすぎない。間違いないだろう。」


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